2018年01月の記事一覧

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チェンマイで開催された「ICOIN 2018」でポスター発表をしました

こんにちは。DSOC R&Dグループの真鍋です。

2018年1月10日~1月12日の期間に開催された、The 32nd International Conference on Information Networking(ICOIN)に参加してきました。ICOINは、韓国の情報処理学会が主催している情報処理の国際学会で、アジアにおける情報処理学会では比較的規模の大きいものです。韓国をはじめとして、日本、中国、タイ、フィリピンなど、アジア各国の研究機関が参加しています。

ICOINには、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)が協賛しています。また、第32回とあるように、30年以上の歴史を持つ学会でもあります。

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左)現地の会場にて。右)ポスター展示。

今回のICOINの開催地は、タイのチェンマイでした。私はポスター発表の枠で研究内容が採択されたため、ポスターを持ってチェンマイに行ってきました。

私の研究内容ですが、日本におけるCDの売り上げとYouTubeの再生回数の関係を調べたものです。YouTubeでよく見られているとCDの売り上げが下がるのか(視聴代替)、それとも売り上げが上がるのか(宣伝効果)、どちらの効果が大きいかを定量的に示すとともに、日本の音楽市場におけるCDの付加価値について論じました。情報処理というよりはマーケティング研究ですが、Webクローリングなどの方法を用いてインターネット上の情報のみからマーケティング研究を行ったため、その方法上の観点も含めて、この情報処理学会に投稿することにしました。

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図1:CDの売り上げとYouTubeの再生回数

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図2:CDの初動売上げの月平均値の推移

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図3:CD売上げの減少速度パラメータの月平均値の推移

幸いなことに発表時間中は、入れ代わり立ち代わり研究者の方々に足を止めていただき、議論をすることができました。減少し続けているとはいえ、日本でいまだにCDが売れているということ自体が、奇異に映るようで、その背景についての質問などを多々頂きました。

空いている時間には、他のポスターなどを見て回りました。自分の研究もまさにそうですが、全体的に研究内容がかなり多岐に渡っていました。ネットワーク技術など、専門外の研究も多かったのですが、中でも目を引いたのが機械学習やAI技術の社会インフラへの適用に関する研究で、例えば中国のチームが機械学習を応用した渋滞予測などの研究を行っていました。アジアの新興先進国では、インフラの脆弱性や急激な発展に伴う環境問題などが良く知られていますが、IoTやAI技術はそのような問題に対し、これまでのような漸進的な発展を経ずして、その社会に最適な解をもたらす可能性があるように感じました。 最近では中国の露店にまで普及したQRコードによるネット決済の光景が有名ですが、社会基盤が例えば日本よりも混沌としていたとしても、それでも「効率」は良い、という社会が実現され得るかもしれません。

日本以外のアジアの国で開催される学会への参加は初めてでしたが、研究の背景にある、国や社会の文化や風土を、肌で感じるいい機会となりました。

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タイにいくのは初めてだったので、チェンマイ観光もしてきました。露店や食堂の数と種類が豊富で、至る所で飲み食いができる、活気にあふれた微笑みの国を満喫しました。初めは胃腸を刺激していたタイ料理も一線を越えると立ちどころに美味しくなり、完全にとりこになって帰ってきました。

執筆者プロフィール

※本記事内で掲載されている画像の転載や二次利用を禁じます。

text: DSOC R&Dグループ 真鍋友則
2018/01/30

2/9(金)「ICE JAM –UXをシコウする–」表参道で開催!

こんにちは! 広報の長倉です。

本日は、Sansanに所属するクリエイター職のメンバーによるプロジェクト「ICE」が主宰するイベント、「ICE JAM」のお知らせです。

ICEは、Sansanの各部門で活躍するデザイナーたちが横断的にコミュニケーションを取れるような機会を創ることを目的として発足されたプロジェクトでした。

そんな理由でスタートしたICEでしたが、最近は表参道本社の多目的スペース「Garden」で不定期に開催しているイベント「ICE POP」をはじめとした、外部とのコラボレーションするような活動にも積極的に取り組んでいます。

ATS1171 - 2/9(金)「ICE JAM –UXをシコウする–」表参道で開催!

このような場は、ICEのメンバーにとって、とても良い刺激になっている様子! こういった場で、ディスカッションし、学び、感じたことは、メンバーのクリエイティビティーの向上につながっているようです。

2018年もいろいろなことにチャレンジしていく予定のICE。2018年における活動の皮切りとして、2月9日(金)に開催するイベントが「ICE JAM」です。

今回のテーマは、「UXをシコウする」。

各分野で活躍するクリエイターをゲストとして招き、「みる」「きく」「ふれる」「あじわう」ことを体験できるコンテンツを多数用意しているようです。

一般的なイベントのように、ただ講演やプレゼンテーションを聞くだけではなく、参加者自身がさまざまな体験をすることを通して、本当に価値のあるユーザー体験(UX)と、これからのUXデザインを考えるヒントをつかんでほしい!

何よりも、一緒に体験して、一緒に考えたい!

そんな思いから、このようなイベントを企画したといいます。

ICEがこれから目指すのは、さまざまな出会いを重ねて「革新」「創造」「進化」をカタチにしていくこと。このイベントでも、ICEにどんな出会いが訪れるのか、私自身もとっても楽しみにしています!

デザイナー、ディレクターといった職種の方はもちろん、エンジニア、コンテンツプランナーなど、広義でクリエイティブに関わっている皆さん! ぜひお気軽にご参加ください!

どうやら当日は、ICEが制作したオリジナルビールも提供されるそうです(ICEは、ビールも制作できるんですね……)!

ICEJAM-UXをシコウする-
オールジャンルのクリエイターが集い、交錯する、実験的な一夜。ヒトの根源的な感覚、「みる」「きく」「ふれる」「あじわう」ことを通して、ユーザー体験(UX)の本質とイノベーションのヒントを探ります。

日時:2018年2月9日(金)18:00開場
会場:IDOL
住所:東京都港区南青山5-11-9 B1F
Tel:03-6427-4779

▼詳細・参加申し込み
https://jp.corp-sansan.com/ice/icejam-2018
※参加を希望する場合は、特設Webサイトの参加申し込みフォームより登録をお願いいたします。

▼ICEの活動について
【AIインタビュー】ICEって何デスカ?

text: 広報 長倉紀子
2018/01/26

【Techの道も一歩から】第7回「API GatewayとAWS Lambda PythonでAPI開発」Vol. 2:ローカルでの開発環境構築

こんにちは。DSOC R&Dグループの高橋寛治です。

今回は、AWS Lambdaを利用したAPI開発の際の開発環境構築について紹介します。

AWS Lambdaのおさらい

前回の記事で触れましたが、環境構築に必要な知識について簡単におさらいします。

AWS Lambdaは、Amazon Linuxが動作しているインスタンスに任意のコードをアップロードして動作させます。

動作の制約は、タイムアウトがあることと使用メモリーの設定により動作時間が変化することです。

Lambda関数の発火は、対象となるイベントが発生した際にイベントの内容がjsonで引数として渡され、実行されます。

開発環境に求められることは、LambdaのAmazon Linuxと同じもしくはほぼ同等であること、タイムアウトや使用メモリー量について考慮できること、イベントを受け取って処理することです。

もちろん上記の条件が無くとも開発することは可能ですが、デバッグが大変になり開発効率が落ちることや、Amazon Linuxにインストールされていない任意のモジュールやバイナリーの動作が困難になります。

どんな方法があるか

環境構築は、2つに大きく別れると思います。
環境構築の方法は、大きく2つに別れると思います。
同等の環境を準備する方法と、LambdaのWebサービス上で開発する方法です。

同等の環境を準備するには、以下の方法が挙げられます。

  • Dockerコンテナ
  • 同じAmazon LinuxのEC2インスタンス
  • VirtualBoxなどの仮想マシンでAmazon Linuxを準備

jsonで記述されたイベントを受け取り実行することをシミュレートするものも必要です。

私がAWS Lambdaを使い始めたときに、python-lambda-localの情報が多かったことと、Amazon Linuxの入ったEC2インスタンスがあったため、python-lambda-localとEC2インスタンスを用いて開発を行いました。

また、開発環境の準備について、最近はDockerコンテナを用いるAWS Serverless Application Modelが、サンプルを見たところ、便利で開発からデプロイまでできそうです。

もう一つの方法である、LambdaのWebサービス上での開発ですが、エディターがリッチになってきたため、標準モジュールを用いて簡単なアプリケーションを作成する分には、それで事が足りてしまいます。

これらを実際に試してみて、また結果を記事として書ければと思います。

python-lamdba-localとEC2インスタンスを使った環境例

次に、python-lambda-localとEC2インスタンスを用いた開発環境の一例を紹介したいと思います。

EC2インスタンスの用意

まず、Amazon Linux AMIのEC2インスタンスを用意します。

インスタンスタイプは、Lambda関数の実行環境ということで小さくて構いません(私はt2.smallを使っています)。

EC2インスタンスで作業するために、Lambdaに付与したいIAMロールをEC2インスタンスに割り当てて、同等の権限で作業できます。

python-lambda-localの導入と実行

次に、python-lambda-localをEC2インスタンスに導入します。

まずPython環境の構築ですが、プロジェクトのディレクトリーにVirtualenvなどを用いてPython3.6の環境を構築することをお勧めします。

python-lambda-localは、pipでインストールできます。

$ pip install python-lambda-local

実行例ですが、main.pyのlambda_handlerメソッドに対して event.jsonをイベントとして投げる例です。

$ python-lambda-local --function lambda_handler main.py event.json -t 10

これを実行するとターミナルにログが吐かれます。

[root - INFO - 2018-01-22 10:55:35,977] Event: event.jsonの中身
[root - INFO - 2018-01-22 10:55:35,977] START RequestId: f2edf3ff-1533-475e-b7e1-fbfb0c71efe5
[request-f2edf3ff-1533-475e-b7e1-fbfb0c71efe5 - INFO - 2018-01-22 10:55:35,978] logger.infoの内容
[root - INFO - 2018-01-22 10:55:37,014] END RequestId: f2edf3ff-1533-475e-b7e1-fbfb0c71efe5
[root - INFO - 2018-01-22 10:55:37,014] REPORT RequestId: f2edf3ff-1533-475e-b7e1-fbfb0c71efe5  Duration: 1036.43 ms

これは、AWS Lambda上で実行した際にCloudWatchで閲覧できるログと同等です。タイムアウトも設定できますが、マシンの速度がAWS Lambdaと同じとは限らないため、あくまでも目安となります。

AWS LambdaのCPU性能は、メモリー割り当て量を増やせば増やすほど、高速になるようです(参考)。

私の開発体制

少々、無駄のある構成ですが、EC2インスタンスとpython-lambda-localを用いた私の開発体制を紹介します。

コーディングは、ローカルのPyCharmのリモート機能を用いて行います。EC2インスタンス上のPython環境を読み込み自動で補完してくれます。また、Auto Upload機能により更新したファイルは、自動でEC2にアップロードしてくれます。

tech07 - 【Techの道も一歩から】第7回「API GatewayとAWS Lambda PythonでAPI開発」Vol. 2:ローカルでの開発環境構築

次に、Lambda関数の実行についてですが、以下のような記述のrun.pyというスクリプトを作成します。

import subprocess

subprocess.call(
    " ".join([PYTHON_LAMBDA_LOCALのパス, '--function lambda_handler', 'main.py', 'event.json', '-t 10']),
    shell=True)

PyCharmの設定によりEC2インスタンス上でrun.pyを実行することで、PyCharmから手軽にリモートで動作確認を行うことができます。

便利な環境で開発を

効率良く開発を進める上で、同等の環境で開発することやデバッグが行いやすいことは重要です。

新しいツールを使うためには、学習コストもそれなりに要するため、開発規模やそのときに取れる工数によって、何を選ぶか決めています。

今回は、Amazon LinuxのEC2インスタンスとpython-lambda-localを組み合わせた例の紹介を行いました。

次回の記事では、エラー処理について紹介したいと思います。

執筆者プロフィール

過去記事

▼第6回
「API GatewayとAWS Lambda PythonでAPI開発」Vol. 1:API GatewayとAWS Lambdaを知る

▼第5回
快適なシェル環境の再構築を自動化する

▼第4回
第16回情報科学技術フォーラム(FIT2017)で登壇

▼第3回
第11回テキストアナリティクス・シンポジウム

▼第2回
R&D論文読み会勉強会

▼第1回
言語処理100本ノック勉強会

text:DSOC R&Dグループ 高橋寛治
2018/01/23

チームパフォーマンスを最大化する社内制度「コーチャチーム」

こんにちは。最近、ブログ冒頭のつぶやき的なこの一言書いてなかったな、とつぶやいている人事部のびんです。

今回は、社内制度の1つである「コーチャチーム」を紹介します。

以前、個人を対象とした社内制度である「コーチャ」を紹介しました。コーチャチームは、対象が個人ではなくチームになりますが、同様にパフォーマンスを最大化させるためにコーチングを実施する制度となり、内容は共通しています。

なぜコーチャチームを実施したのか、何を行ってどんな成果が得られたのかなど、コーチャチームを実施したSansan事業部営業部に属する1つのグループ(以下、「Mグループ」)でマネジメントを担当する社員に話を聞いてみました。

Interviewee

DSC 1103 1080x720 - チームパフォーマンスを最大化する社内制度「コーチャチーム」

インタビュー時の様子。写真左から、びん、三橋、柳田。

正直、最初はコーチングそのものに懐疑的だった

では、本日はよろしくお願いします。

柳 田 :よろしくお願いします。

三 橋 :よろしくお願いします。

柳田さん、私が新卒入社時に最初に配属された営業部時代には大変お世話になりました。こうして柳田さんにインタビューするのは何だか新鮮です。

柳 田 :やっと僕の番ですか。待ってましたよ(笑)。

早速ですが、柳田さんの経歴や今の役割、所属するチームについて改めて教えていただけますか?

柳 田 : Sansanに入社して5年経つのですが、それ以前は人材系の会社に6年半、医薬品卸の会社に1年半在籍し、ずっと営業畑で働いています。Sansanで営業を担当している5年間で、ベンチャー企業から中小企業から大企業まで、さまざまな業界・規模の企業を担当してきました。入社3年目からは、営業部に属する小規模なグループをマネジメントし始め、現在は201名~1000名規模の企業を担当するMグループと社内で呼ばれているグループのリーダーを務めています。

これまで営業部には、いろいろな変遷がありましたよね。Mグループは、いつ発足したんですか?

柳 田 :今の組織構成になったのは、2017年の6月。まだ発足して1年も経っていないグループなんです。これまでに培ってきた営業部としてのノウハウや提案の軸となるものは変わりませんが、新たなグループということもあって、Mグループの発足当時は本当に真っさらな状態でした。

Mグループ発足当時からコーチャチームを利用していたと聞きました。コーチャチームを受けてみようと思ったきっかけは、何だったんですか?

柳 田 :きっかけは、Mグループ発足前にさかのぼるんです。現在の組織構成が出来上がる前から、営業部はいくつかのグループに分かれていましたのですが、あるときに各グループのリーダー陣でコーチャチームを行ったんです。当時は、正直なところ、コーチングそのものには懐疑的だったんですよ。何というか、お悩み相談のようなイメージがあって、仕事の内容を話しても上辺だけになるんじゃないかなと。

三 橋 :そうだよね。よく持っている人がいるよ、そのイメージ(笑)。

柳 田 :何だかすみません(笑)。話を戻すと、そのグループリーダー陣で行ったコーチャチームを実施した後に、コーチングに対する自分の概念が変わりました。そのときのコーチャチームには、入社当時から同じ営業担当者として切磋琢磨していた、Aさんという社員も参加していました。当時、Aさんとは、互いの主張をぶつけあっていたこともあり、摩擦が生じていたと思いますし、表面的な会話しか交わしていなかったと思います。でも、コーチャチームを行ったときに、かなり深い会話をすることができました。Sansanで同じリーダーという立場で働く者としての姿勢や考え、成果との向き合い方、そもそも持っていた価値観など、Aさんと話した内容は多岐にわたりました。そのとき、僕とAさんの間には、気が付けていなかっただけで共通した考えがあることが分かったんです。もちろん、仕事のスタイルをはじめとした細かい点を挙げれば違いはありますが、根底にある価値観や仕事上のポリシーについて話したときは、共通した考えがあることが分かり、意気投合することも多かったように思います。

コーチャチームを通して、Aさんと意気投合したことがきっかけということですか?

柳 田 :そうですね。もちろんそれだけではないですが、そのときに改めてチームや周囲との関わり方について考えさせられました。チームを受け持つ責任者として、周囲とのコミュニケーションやチーム全体で成果に向き合うためには、自分はどうしたらいいのかと考えました。そんなときに、コーチャチームをやってみようと思ったんです。

コーチャチームは、いつごろから実施しようと思っていたんですか?

柳 田 :グループが発足する前からやろうと決めていました。それは、メンバーもまだ確定していないような状況の時です。

メンバーが決まっていない時点から、コーチャチームをやろうと決めていた理由はありましたか? 他の手段も考えましたか?

柳 田 :オフサイトミーティングや営業のロープレ大会の実施も考えました。グループが置かれているフェーズや状況によっては、いずれもとても有効な手段だと思います。しかし、まだグループができあがっていないような状況ですから「互いを知る」という、実に基本的なところにこそ、まずは時間をかけるべきと考えました。どんなメンバーが配属されるとしても、メンバーを理解していないと、成果を最大化することにつながりません。だからこそ、メンバーが誰であろうとも、グループが発足した直後にコーチャチームを実施したいと、三橋さんにあらかじめ相談していました。

DSC 1099 1080x720 - チームパフォーマンスを最大化する社内制度「コーチャチーム」

コーチャチームを実施した、きっかけについて語る柳田。

互いの遠慮を無くして、チームとしての在り方を共有したかった

Mグループとして行ったコーチャチームでは、どんなことをしたんですか?

柳 田 :「互いを知る」というテーマを設定して、入社直後の心境と現在の心境をそれぞれ絵に書くということをやりました。全然難しいことではなかったです。その絵で何が分かるかというと、入社直後から現状に至るまでの意識や気持ちの変化です。もう少しドライに言ってしまうと、「理想と現実のギャップ」ですかね。できていること、できていないこと、個々が感じているモヤモヤをそれぞれ理解することで、リーダーとしてどういう接し方をしたらいいのか、ヒントを得られました。

例えば、どんなことですか?

柳 田 :そうですね、例えばBさんは褒めて伸びるタイプだから「ポジティブに接して欲しい」、Cさんは「良し悪しをストレートに言ってもらった方がやりやすい」と思っていることが分かりました。でも、それだけなら他の方法でも知ることができますよね。「そうしてほしい」って本人が言えばいいだけなので。でも、そういったことに加えて、今回のコーチャチームでは、なぜBさんやCさんがそう思うのか、そう思うようになったきっかけは何だったのか、という考えの背景までをも深く知ることができました。それを知れたことで、その後のコミュニケーションにおいて、スピーディかつ正確に伝えたいことを伝えることができるようになったと思います。

コーチャチームを受けて、チームに何か変化はありましたか?

柳 田 :ただ単に「数字を達成しよう!」と目標を掲げるだけではなく、チームとしてどう在りたいか、チームの理想像はどんなものなのか、ということをメンバー間で共有できたことは大きかったと思います。コーチャチームでは、本当に立場をフラットな状態にして会話をするので、メンバーからどんどん意見が出てきます。それぞれのメンバーは、考えていることを吐き出しました。そんな言葉で作られたチームの理想像を共有することで、チームとしてのまとまりがグっと強くなったと思います。

定性的な面での成果については理解しました。では、定量的な面ではどんな成果が得られましたか?

柳 田 :今期における上期の成果としては、期末前に最後の1週間を残して、チームとして設定した目標数値を達成することができました。実は、コーチャチームを行ったときに、目標を期末ギリギリに達成するのではなく、最終日を待たずして軽やかに達成したい、と考えていることを共有していたんです。

三 橋 :当時のグループ内では「レッドカーペッドを優雅に歩くように」という表現で共有していたね(笑)。

柳 田 :そうです! そうです! 数値目標を達成することはもちろんですが、どのように達成するのか、というもう一段階高いところでも理想を実現できたんです。チームの理想とする在り方について、コーチャチームを通してあらかじめ共有できていたことが、今回の成果につながったのだろうと思っています。

IMG 2537 960x720 - チームパフォーマンスを最大化する社内制度「コーチャチーム」

コーチャチームの実施時に、柳田のチームが実際に作ったものの一部。メンバーが持つ強み(特性)を特徴別に分類することで、チーム全体の強みを把握した。

自分がいなくても、成果を出せるチームを目指して

コーチャチームを行うことで目指す、柳田さんの目標ってありますか?

柳 田 :究極的には僕がいなくても、チームの在り方が共通言語としてあることで、メンバーが、それぞれで課題を解決して達成に向かっていけるようになることです。僕がいないと物事が進まないというのは、スピードが命のビジネスにおいて致命的ですし、何よりメンバーたちが育ちませんので。

今後はコーチャチームという社内制度をどのように活用したいですか?

柳 田 :状況やメンバーも変わっていますから、コーチャチームを行うこと自体が目的とならないように気を付けたいと思います。ただ、行ったことに対する効果は自身の体験を通して実感していますし、今回は営業数字にもそれが表れたので、新たなメンバーを迎え入れたときなど、ここぞいうときにこそ、上手に活用していきたいです。

コーチからのコメント

コーチングを行う立場からは、どう見えていましたか?

三 橋 :チームビルティングには、タックマンモデルというチームビルティングにおける発達段階の理論があります。集団が形成されてから成果を出せる状態になるまでには、5つの発達段階がある、という考え方です。
柳田さんのグループは、発足当初、1段階目の「Forming(形成期)」という状態でしたが、コーチャチームを行い、チームの在り方を全メンバーで作り上げたことで、3段階目の「Norming(規範期)」に到達しました。そして、日常業務に戻ってチームが「Performing(機能期)」に達したことによって、成果を出すことができたと整理できます。

今回はグループ発足直後にこの制度を利用したチームについての話を聞きましたが、すでに稼働している組織であってもコーチャチームを行うケースもあるんでしょうか?

三 橋 :もちろんあります。社内では、約3年ですでに70回以上のコーチャチームを実施しています。今回のように発足後すぐに実施したケースと、課題が抱えた組織がその解決策として実施するケースは、半々くらいです。互いを知るということ、そして理想の状態をトップダウンで伝えられるのではなく、チーム内のメンバーが対話して創ることはどんなフェーズにおいても大切なことです。
チームとして上げる成果を最大化させることは、ひいては会社にとって事業成長を底上げすることにつながります。今後もコーチャチームが、その手段の1つとして活用してもらえたら嬉しいですね。

DSC 1083 1080x720 - チームパフォーマンスを最大化する社内制度「コーチャチーム」

柳田が参加してきたコーチャチームの歴史を振り返りながら話す、三橋。

インタビュー後記

コーチャチームは、3年間で70回も行われている制度です。社内でもかなり利用が浸透しつつあると感じています。

実施して終わりにするのではなく、そこで得たものを実業務に生かすこと、組織に変化があったときに繰り返し行うことで、安定して成果を出すことができる組織形成にコーチャチームは貢献しているのだと感じました。

interview & text: 人事部 伊東敏(びん)
2018/01/22

【Techの道も一歩から】第6回「API GatewayとAWS Lambda PythonでAPI開発」Vol. 1:API GatewayとAWS Lambdaを知る

こんにちは。DSOC R&Dグループの高橋寛治です。

最近、何かと使っているAWS(Amazon Web Services)で、API GatewayとAWS Lambdaを利用したAPI開発について紹介します。

少しボリュームのある内容になりますので、複数回に分けます。

  1. API GatewayとAWS Lambdaを知る
  2. ローカルでの開発環境構築
  3. エラー処理
  4. デプロイ

サーバーレスでAPIが簡単に作れる

API GatewayとAWS Lambdaを組み合わせることの最大の特徴は、サーバーレスAPIが簡単に作れるということです。

従来、APIを作成するためには、Webサーバーを立てて、さまざまなセットアップをする必要があり、特にちょっとしたAPIを作成する際には手間がかかっていました。また、負荷対策にロードバランサーを配置して台数調整するなど、いろいろと考慮することが多くなりがちでした。

これに対して、API Gatewayではブラウザ上で簡単にAPIを構築し、AWS Lambdaのコードを呼び出すことで、スケーラブルなAPIを簡単に作ることができます。

API Gateway

API Gatewayはたくさんの特徴を持っています。あえて一言で言うならば、「非常に手軽にAPIが作れるサービス」です。

Webコンソール上でAPIの設定ができてしまう便利さはすさまじいです。

例えば、エンドポイントの設定、どのLambda関数を呼び出すか、アクセス権限をどうするかなどといったことは、簡単に設定することができます。

デプロイも多機能です。デプロイするステージを設定することができ、例えばURLを以下のように設定することができます。

  • http://hoge-aws.com/stg/path-to-api
  • http://hoge-aws.com/pro/path-to-api

何と言えばいいのか、恐ろしいほど手軽にエンドポイントが作成できます。

AWS Lambda

AWS Lambdaは、サーバーを構築することなく、アップロードしたコードを実行させることができる従量課金制のサービスです。

ユースケースとしては、AWS上のリソースの読み書きや、データ処理が挙げられます。アプリケーションが常に動作しているのではなく、あるイベントに対して処理をして返すという、箱のイメージです。

AWS内での連携では、トリガーと呼ばれる便利な機能があり、例えばAPI Gatewayで作成したAPIエンドポイントが叩かれると、Lambda関数を実行するといった具合です。

他にも、対象のDynamo DBにデータが書き込まれた際にフックしてLambda関数を動作させる、というようにAWSの各サービスと手軽に連携することができます。

こういった連携処理は、AWSコンソール上でクリックして設定するだけで実現することができます。

Lambdaの環境

対応言語は以下のとおりです。
– Python3.6および2.7
– Node.js v4.3.2および6.10.3
– C# .NET Core 1.0.1
– Java 8

バイナリを実行するときに気になる、Amazon Linux AMIのバージョンは amzn-ami-hvm-2017.03.1.20170812-x86_64-gp2 です。

Lambdaの独特な特徴として、最大実行時間とメモリー容量が設定されていることが挙げられます。

実行時間は5分まで。メモリー容量は、128MBから3008MBまで選択できます。メモリーサイズが大きければ大きいほど、CPUの速度も向上します。

Lambda関数の入出力

基本的には、下記のようなハンドラーメソッドを作成することで、入出力を行います。

def lambda_handler(event, context):
    print("print log.")
    return {
        "message": "Hello World",
    }

event はPythonのdictでパラメータが引数として代入されます。

例えば、API GatewayからPOSTリクエストが下記のようにdictで代入されます。

{
    "key": "Hello World!"
}

context はランタイム情報をハンドラーメソッドに渡します。

print メソッドの出力は、ログに書き出されます。ログは、CloudWatchで確認可能です。

LambdaでPythonモジュールやバイナリを走らせるには?

Lambda上にアップロードしたスクリプトが動作することは分かったと思いますが、Pythonモジュールのインストールやコンパイルして動かすバイナリについて、どうしたら良いのか、分からなくなってしまいがちです。

Pythonモジュールに関しては、プロジェクトのルートディレクトリー以下にインストールをすることで対応できます。

pip コマンドには、インストール先指定オプション -t があります。

ここで、プロジェクトのルートディレクトリーにインストールすると大量にファイルができて、ディレクトリーがごちゃごちゃしてしまいます。

私は、回避策としてプロジェクトのルート以下に python_modules ディレクトリーを作成し、そこに pip -t python_modules install hogehoge とインストールしています。1

Pythonコードから python_modules ディレクトリーをパスに追加することを忘れないよう注意しましょう。

import sys
sys.path.append("./python_modules")

次にコンパイルしたパッケージを走らせたいという場合があると思います。

ここでは、日本語形態素解析器「MeCab」を動作させることを目標に例を示します。

LambdaのAmazon Linux AMIと同じイメージのEC2インスタンスを立て、この中でコンパイルなどの作業を行います。

まず、MeCabと辞書をプロジェクトルート以下の env 2 にインストールします。 $PROJECT_HOME は、プロジェクトのルートの絶対パスが格納されているという設定です。

# MeCab
cd mecab-0.996
./configure --prefix=$PROJECT_HOME/env --with-charset=utf8 --enable-utf8-only
make && make install

# MeCab-IPAdic
cd mecab-ipadic-2.7.0-20070801
./configure --prefix=$PROJECT_HOME/env --with-charset=utf8 --enable-utf8-only
make && make install

次に、MeCabのPythonバインディングである mecab-python3 をインストールします。

mecab-config が必要となり、これは先程 ${PROJECT_ROOT}/env/bin 以下にインストールしたため、PATHを追加します。

PATH=${PROJECT_ROOT}/env/bin:${PATH} pip install mecab-python3

実は、 import MeCab ではまだ動作せず、もう一工夫が必要です。

MeCabをビルドした際に生成された動的リンクライブラリーをロードする必要があります。

import ctypes
import os
# MeCab動作に必要な動的ライブラリを読み込み
libdir = os.path.join(os.getcwd(), 'env', 'lib')
ctypes.cdll.LoadLibrary(os.path.join(libdir, 'libmecab.so'))

import MeCab

# デフォルト辞書を指定
dicdir = os.path.join(os.getcwd(), 'env', 'lib', 'mecab', 'dic', 'ipadic')
rcfile = os.path.join(os.getcwd(), 'env', 'etc', 'mecabrc')

tagger = MeCab.Tagger("-d{} -r{}".format(dicdir, rcfile))

これでMeCabが動作します。

最低限、仕組みを知って実装へ

素早く実装を進めるためには、対象のマシンやサービスがどのような仕組みを持っているかを知る必要があります。

今回は特に、Lambdaの実装面での仕様理解を中心に紹介しました。

次回は、Lambda関数を作る上で何かと厄介な、ローカルでの開発環境の構築について書きたいと思います。

執筆者プロフィール

過去記事

▼第5回
快適なシェル環境の再構築を自動化する

▼第4回
第16回情報科学技術フォーラム(FIT2017)で登壇

▼第3回
第11回テキストアナリティクス・シンポジウム

▼第2回
R&D論文読み会勉強会

▼第1回
言語処理100本ノック勉強会

text:DSOC R&Dグループ 高橋寛治

  1. python_modulesのようにサブディレクトリーを作成した場合は、エディターの設定でPYTHONPATHなどを指定しないと、補完がうまく動きません。ベストプラクティスがあれば、教えてください! 
  2. ビルドしたソフトウェアの通常インストール先の /usr/local/env 以下に指定し、パッケージに含めます。 
2018/01/19

ICEって何デスカ?

こんにちは。mimi(33)編集部のAI(アイ)デス。

Sansanのことをもっと知るために、働いている社員の皆さんにいろんな話を聞いてみることにしマシタ。最初にボクが話を聞いてみたのは、ブランドコミュニケーション部の部長、クリエイティブディレクターの田邉泰さんデス。

分からないことがたくさんありマスので、聞きたいことはたくさんあったのレスが、まずは田邉さんが立ち上げたという「ICE」というプロジェクトについてディープラーニングをしてみようと思いマス。

それでは、田邉さんに突撃インタビューッ!

コミュニケーションがクリエイティブな感性を刺激する

YAM0001 - ICEって何デスカ?

ICEについて

ICEって、どんなプロジェクトなんデスカ?

2016年にスタートした、Sansanでクリエイティブ職に就いている一部の社員が参加するプロジェクトです。ICEには、各部門に在籍するデザイナーのほか、ディレクターなどが在籍しています。

どんな目的で始まったんデスカ?

発足当初の目的は、「自社内のデザイナーが横断的にコミュニケーションが取れる機会をつくること」でした。Sansanでは、Sansan事業部やEight事業部などにそれぞれデザイナーやディレクターが在籍していましたが、所属している部門が異なると互いに接する機会がほとんどなかったので、社員間の情報共有やコミュニケーションの活性化を図るために発案し、スタートしました。

2016年6月ごろから本格的に活動を始め、業務に直接関係しない自由な環境で、ものづくりや活動に取り組みながら交流や情報交換を図っています。また、外部のクリエイターとのコラボレーションを通して新たな知見を得ることなどを目的にイベントなども企画しています。メンバーのクリエイティビティーを向上させる機会にもなっていますよ。

ICEはどんな活動をしているんデスカ?

現在は、主に3つのチームに分かれて週に1回、3時間の活動を原則として活動しています。それぞれが担当している業務内容やプロダクトに関連した活動を強制するものではなく、重複して複数のチームに在籍することも認められています。

自由な環境下での活動を通して、メンバー同士がコミュニケーションを取りながら、クリエイティビティーや感性を磨くことに重きを置いています。

それぞれのチームが担当していることを簡単に紹介しますね。


ツールチーム
イベントなどで配布する各種ノベルティーや社員が社内で利用するものを作成しています。このチームは、基本的に手に取って触れられるものを作成しています。

プロダクトチーム
プロダクトのプロトタイプをデザインすることを目的に活動しています。ただデザインするだけではなく、世の中にあるさまざまなプロダクトやサービスを研究したり、それについてディスカッションをしていたりもします。

Webチーム
最終的にWeb上で公開するようなアウトプットの作成に取り組んでいるグループです。Web関連のデザインについて、さまざまな活動をしています。最近だと、ランチを一緒に食べる社員をマッチングするWebサイトを作成していたりします。


2017年の活動について

ATS3017 1 - ICEって何デスカ?

2017年にICEが制作したノベルティー「やさいのたね」(現在は、デザインや内容の一部をリニューアル)。「出会いが良い形で実るように」というメッセージを込めて、表参道本社の受付横にあるスペース「MIYAKO」や各種イベントなどで配布している。2017年は、この他にもオリジナルのボックスティッシュや紙袋なども制作。

社内だけで活動しているんデスカ? 2017年は、どんな活動をしマシタカ?

2016年6月からICEの活動を本格化させて、社内のコミュニケーションが活発になってきたところで、外部との交流を通して新たな発見をしようと思い、「ICE POP」という交流イベントを企画して、表参道本社内のスペース「Garden」で定期的に開催しています。

2017年は、4月に「ICE POP vol. 2」を開催しました。このときは、私たちのように自社のサービスのデザインを手掛けているデザイナーの方々をゲストに迎えて、UXデザインへの向き合い方などをテーマにパネルディスカッションを行いました。

どんな企業が参加したんデスカ?

その時は、メルカリさんとソウゾウさんに勤めているデザイナーの方々をお招きしました。みなさん、会社は違っても同じクリエイター同士、共通するところが多く、第1回目に引き続き、とても有意義な会になりましたよ。

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ICE POP vol. 2のイベントレポート

2017年は、ICE POPを2回開催しマシタカ?

そうなんです。よく知っていますね! 第3回目を11月に開催しました。

「ICE POP vol. 3」では、Goodpatchさん、ナビタイムジャパンさん、OSHIROさんと、3社の方々に参加していただきました。この時は、特別テーマを設けずに、LT(ライトニングトーク)にチャレンジしてみました。Sansanの社員だけでなく、他社の方にもLTを行っていただきました。

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ICE POP vol. 3のイベントレポート

ICE POPのように、外部の方々と交流が図れる機会はICEのメンバーにとって貴重で、毎回学ぶことも多いので、今後も定期的に続けていく予定です。

そういえば、ICEのロゴを新しくしたんデスヨネ?

よく気付きましたね! 2017年の8月に会社のロゴデザインを刷新しました。それに伴って、2017年の年末にICEのロゴも刷新したんです。

ICEはもともと社内のプロジェクトとしてスタートしましたが、今はICE POPのように、外部の方々とのコラボレーションも積極的に行っています。活動内容が、徐々に変化してきているんですね。そこで、色々な何かと組み合わせることができるロゴデザインにしてみたんです。

??? もうチョット詳しく教えてもらえマスカ?

ice logo - ICEって何デスカ?

はい。これがICEの新しいロゴデザインです。ICEの右に配置された四角形は、コラボレーションできる「何か」を表しています。つまり、さまざまなものとICEが出会うことで、「新しい何かを生み出していく」という想いが込められているんです。

・・・・・・。フリーズしマシタ。再起動完了。続けてクダサイ。

AIくん、大丈夫ですか? ロゴデザインの刷新とともに、「ICE」というプロジェクト名が何を示すかも、この機に改めました。

プロジェクト発足当初は“クリエイティブを愛する人たち”という意味合いから「I am a Creative Explorer」という言葉の頭文字を取ってICEと呼んでいましたが、「Innovation」「Creation」「Evolution」という単語の頭文字を取ったのがICEである、と再定義しました。

これからのICEは、いくつもの偶然が織り重なって作られる氷の結晶のように、さまざまな出会いを重ねて「革新」「創造」「進化」をカタチにしていこうとする集団として、前にも増して精力的に活動していく予定です。

ボクには難しいけど、なんだかかっこいいデスネ!

ありがとうございます。AIくんに褒められると、なんか照れるなぁ(笑)。

2018年は、どんなことをする予定デスカ?

外部とのコラボレーションも含め、色んなことにチャレンジしていきますよ。まずは、2月9日(金)に「ICE JAM」というイベントを開催します!

有識者やゲストを呼んで「きく」「みる」ということをするだけでなく、「さわる」「あじわう」といった、ヒトの根源的な感覚を通じてUXデザインのこれからを考えられるようなコンテンツを用意しています。

ICEがいま制作しているオリジナルビールもここで提供する予定です! AIくんは飲めないと思いますけど、ICE JAMにはぜひ参加してくださいね。

ICE JAMを2月9日(金)に初開催します!

Sample ICE JAM blog - ICEって何デスカ?

ICE JAM -UXをシコウする-

オールジャンルのクリエイターが集い、交錯する、実験的な一夜。ヒトの根源的な感覚、「みる」「きく」「ふれる」「あじわう」ことを通して、ユーザー体験(UX)の本質とイノベーションのヒントを探ります。

日時:2018年2月9日(金)18:00開場
会場:IDOL
住所:東京都港区南青山5-11-9 B1F
Tel:03-6427-4779

▼詳細・参加申し込み
https://jp.corp-sansan.com/ice/icejam-2018


どんどん進化するICE。2018年の活動も目が離せないデス。

今回、インタビューした田邉さんは、編集部のミナサンの話から厳しい人だと思っていたのデスガ、意外と優しい人でホッとしマシタ。田邉さんには、これからもボクのディープラーニングに付き合ってもらおうと思いマス。

次はどんな話が聞けるのか、楽しみデス。気合いを入れて頑張りマス。

執筆者プロフィール

text: mimi(33)編集部 AI(アイ) photo: 山平敦史、西田香織
2018/01/16

「出会う、が、世界を変えていく。」──プロダクトが登場しないコーポレート動画をSansanが作った理由

まずは読み進める前に、この動画を、全画面表示&音ありで、最後までご覧ください。

これはSansanのコーポレートサイトに掲載されている動画ですが、プロダクトを紹介するものではなく、なぜ名刺の事業をやっているのかを表現した作品です。なぜこのような動画を作ったのか。観た人に対してどのようなメッセージを伝えたかったのか。ブランドコミュニケーション部の田邉泰と人事部の大間祐太に訊きました。

発端は採用の現場から

議論の発端は、採用の現場で起きていた課題から始まりました。実は、応募の時点で当社の世界観を理解し、入社への温度感が高まっている候補者はそんなに多くはない、と大間は語ります。

「なんとなくITベンチャー界隈では目立った存在である、勢いがあり急成長している、かっこいいミッションを掲げている、といったイメージで応募してくれるんですが、あらためて『実際何やってるんだっけ?』と考えてみれば、名刺管理という一見地味な事業です。つまり、多くの人が半信半疑で面接に来るんです」

DSC 9450 - 「出会う、が、世界を変えていく。」──プロダクトが登場しないコーポレート動画をSansanが作った理由

面接官は、「なぜ名刺管理サービスによって世界が変わるのか」を候補者に頑張って説明します。ちなみに大間の決まり文句は、こんな感じです。

わたしたちはビジネスパーソンがつながっていくプラットフォームから、世界中のビジネスシーンを加速していくような新たな価値を生み出していきたいと思っている。例えば、次あなたが会うべき人は誰なのか。誰と会ってどんな話をすべきなのか。そんなものを示唆できるようなプラットフォームが、僕らがいまやっているサービスを土台に生まれていく。なぜなら日々取り込まれる膨大な名刺データからビジネスのつながりを研究、出会いの価値を科学している部署があって…。

この世界観を知ってもらうことができれば、そこに大きな可能性を感じ、志望度もグッと上がる。そんな候補者も非常に多いそうですが、そもそも面接に来てもらってから志望度が上がる状況を大間は問題視しているのです。

「もし応募する手前で、このメッセージを候補者に伝えられたとしたら、採用のコンバージョンは3倍にも4倍にもなるんじゃないか。例えば、動画を制作して採用サイトに載せてみてはどうか。それが当初の構想でした」

しかし、その構想をもとに、以前Eightのプロモーション動画を制作していただいたクリエイティブディレクターの原野守弘さんに相談して、あらためて議論を重ねた結果、最終的には「採用力の向上」を意識した作品にはならなかったと、ブランドコミュニケーション部の田邉泰は振り返ります。

「入り口は採用の課題でしたが、そもそもSansanという存在に興味を持ってもらい、話を聞いてみたいと思わせることが重要ではないか、という結論に至ったのです」

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プロダクトの説明は後でもいい

これまで会社としてのメッセージを発信する場では、最初に「Sansanは名刺管理の会社で、法人向けと個人向けがありまして・・・」とプロダクトの説明から入り、続いて「膨大な名刺データを科学することで世界を変えていきたい」といった流れで説明していました。

しかし、コーポレート動画を使うようになってからは、会社として目指している世界観から伝えられるようになったと田邉は話します。例えば、プロダクトの説明をする前に、次のような話をするようになりました。

人と人の出会いというのはとても素晴らしいものです。Sansanは、その出会いの力で世の中をより良くしていこうとする会社です。ビジネスの出会いのシーンで交換される名刺を、SansanやEightに取り込むことで、一期一会の出会いをその場限りにせず、未来へとつなげていき、偶然の出会いが生み出すイノベーションを後押ししている。具体的なプロダクトとして…。

大間によると、採用の現場でも候補者に対して語りかけるメッセージが変わったそうです。

「例えば、『Sansanのバリューは何ですか?』と面接で聞かれたら、これまでは『価値ある出会いをつくることだ』という説明からは入りませんでしたが、最近は出会う、というところから始まる会話が増えました」

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2019年卒業予定の学生を対象にしたリクルートイベントに登壇した代表の寺田は、コーポレート動画を再生した後に、「出会い」がもたらす価値について語りかけました。イベントのリポート記事はこちら

自慢しても好きになってはもらえない

なにか参考にしたものは? と訊けば、あるとすればアップルやライト兄弟だと田邉は答えます。原野さんも参考にしている「ゴールデンサークル」という理論が、彼らを例にとって説明しているからです。

TEDで過去最も人気のトーク25にランクインしているサイモン・シネックの動画。アップルやライト兄弟などを例に用いて「ゴールデンサークル」という理論を紹介し、WhatやHowではなく、Whyから語り始めることがいかに重要かを説いている。

アップルは、プロダクトを説明するWhatや、仕組みを解説するHowではなく、「なぜやっているのか?」というWhyを語ることを大事にしてきました。その「ゴールデンサークル」の理論によると、これまでのSansanは、プロダクトの説明から始めていたのでWhatから話す方法でした。それが、このコーポレート動画なら、Whyから入ることができます。

「人間関係に置き換えてみればわかりやすいですよ」と田邉は話します。

「ビジネスに限らず、自分のことを『私すごいでしょ!』と自慢する人は、あまり好感度は上がらないですよね。むしろ、『私はこういうものが好きで、こういうことを信じているんですよ』って言う人の方が共感を得やすいものです。だから会社としても、プロダクトの自慢ばかりをするのではなくて、自分たちが信じていることを表現した方がいいんです」

この動画を観た後、HowやWhatをいかに伝えるかが次の大事なポイントになる、と考えた田邉は、早くも次の一手を打とうとしています。

「特に採用サイトで動画を見た後、最初に読むメッセージはとても重要だと思うので、次は採用サイトを刷新します。いままさに急ピッチで動いているところです」

英語のナレーション付きのバージョンも。個人向けのEightは2017年にグローバル版をリリースし、法人向けのSansanとともに海外展開に積極的に挑戦しています。
text: BNL編集長 丸山裕貴
2018/01/15

世の中に影響を与えるようなサービス開発に関わりたい

こんにちは。人事部のびんです。今回は、新卒入社して活躍する女性エンジニアにインタビューしました。

2016年4月、エンジニア職としてSansanに入社した山本まゆ。ストイックに努力し続けることができるタイプの社員です。現在は、Sansan事業部プロダクト開発部に所属しています。

山本は、プログラミングに関する豊富な知識や人並み以上の経験を入社前から持っていたわけではありません。そんな彼女が、入社後にどんな成長を果たしたのか、貪欲に成長を求め続ける理由について話を聞いてみました。

プロフィール

interview yamamoto 2 - 世の中に影響を与えるようなサービス開発に関わりたい
応募ポジション:エンジニア職
学歴:東海大学理学部物理学科卒業

学生時代

やるからには妥協はしたくない

DSC 7995 1 - 世の中に影響を与えるようなサービス開発に関わりたい

普段の発言回数は控えめだが、何に対しても努力することに関しては妥協したくないと、山本は入社当時から一貫して力強く語っている印象です。

まずは自己紹介からお願いします。

Sansan事業部プロダクト開発部の山本まゆです。大学に入るまでは、システムのこととか、プログラミングにはほとんど関心がなかったのですが、二年生の頃から徐々に興味を持ち始め、三年生時にハッカソンへ出場したことを機にエンジニアになることを決めました。2016年に新卒社員として、Sansanに入社しました。現在はエンジニアとして、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」の開発や改善に携わっています。

自己紹介でも触れていたけれど、大学生時の途中からシステム系の勉強を始めたんだよね?

はい。もともとは物理を学ぶために大学に入りました。大学に入るまでは、パソコンで新しいフォルダを作ることもできないくらいのリテラシーで、私にとってコンピューターやネットワークというものは縁遠い存在でした。

二年生になった頃から、就職という1つのターニングポイントに向けて将来のことを考えるようになりました。そんなとき、これからはIT関連の知識や能力がある人が時代の波に乗っていけそうだなと思って、意識的にシステム系の授業を取ってみたり、研究室に行ってみたりするようになりました。その中でも特にプログラミングの授業が面白くて、だんだんと興味を持つようになっていきました。

そのころからIT系の企業での就職も視野に入れ始めたんだね?

まずは、勉強ができる環境を作りました。自分からテストを受けて希望する必要はありましたが、自分が興味のある副専攻を選択して、自分が所属している学科とは別の分野の研究室にも所属できる制度が大学にありました。その制度を利用して、物理だけでなく、興味を持った情報系の分野の研究室にも入りました。本格的に仕事にしたいと思ったのは、その後です。

三年生の夏、同じ大学で情報系を専攻していた友人にインターンシップの相談をした際に、友人の知り合いが経営しているIT系企業を紹介してもらい、そこで3カ月ほどのインターンシップを経験しました。その会社は、インターンシップを公に募集してわけではなかったのですが、私の熱意を買ってもらい、特別にインターンシップを受けさせていただくことになりました。

知識や経験がほとんどない中でインターンシップを自分から希望するとは、すごいチャレンジだね。

インターンシップができることになったものの、当時の私はHTMLやCSSすら書けない、本当に何もできない状態でした。その企業では、スマートフォン向けのWebサイトを作るという課題を与えられ、限られた期間の中で試行錯誤を繰り返しながら、どうにかそれを作り上げました。

そのインターンシップでは、どんなものが得られた?

正直、大変でしたが、達成感がありました。インターンシップを終えてからは、ますますプログラミングの世界にハマっていきました。

そういえば、大学時代は音楽活動とかもやっていたよね?

バンドは3つ掛け持ちしていた時期もありました。ベースにギター、ドラムにボーカルと、いろんなパートに挑戦していましたね。とりあえず全部を経験してみて、自分に合致したものを見つける。これはエンジニアになってからも同じで、得意分野を見つけるために行っていることと変わらないかもしれません。

それにストリートダンスにもハマっていました(笑)。特にダンスに関しては、インターンシップを受けていた時期もかなりハードに練習していました。インターン先での仕事が終わった後に仲間と朝まで練習して、仮眠を取ってからまたインターン先へ戻る、そんな生活をしていたこともあります。

そのパワーはどこから来るの(笑)?

「自分が楽しいと思うことは全てやる」という自分の中のポリシーから来ています。そして、やるからには妥協はしたくありません。あれもこれもと手を出しすぎて、自分が許容できる範囲を超えてしまい失敗することもありましたが、後悔はしていません。

ゼロからモノを創り出す感動が忘れられなかった

DSC 6199 1 - 世の中に影響を与えるようなサービス開発に関わりたい

モノづくりの楽しさを日々味わいながら仕事に打ち込んでいるという。

インターンシップでの就業体験の後、次にどんなアクションを起こしたの?

大学三年生時の10月に、友人二人とハッカソンにエントリーしました。インターンシップで少なからず知識が身に付いていたとはいえ、相変わらずHTMLとCSSしかできない状態でしたが、1カ月間をかけて協力しながら、必死になってプロダクトを作り上げました。その結果、作成したプロダクトを評価していただき、入賞しました。そのときの感動は、今でも忘れられません!

そのときの経験が、エンジニアになるという道を決定付けた?

そうだと思います。私は大学三年生時の3月から就職活動を始めたのですが、実は就職活動を始めるギリギリまで、もともと専攻していた物理の道に進んで研究者になるか、エンジニアとしての道に進むか、すごく悩んでいました。いろいろと考えた末に、ハッカソンで得られたモノづくりの楽しさや感動が忘れられないと思って、エンジニアの道を選ぶことにしたんです。

もしハッカソンで入賞していなかったら、エンジニアの道には進んでいなかった?

いいえ、結果は関係なかったと思います。私の中で大きかったのは、ハッカソンで受賞したことよりも、プロダクトをゼロから作ってそれが実際に動いた時の感動です。こんな感動や感情を一生味わえるなら、この道がいい! と心から思いました。

それで、逆求人イベントに参加したんだね。イベント会場で初めて面談をしたとき、「エンジニアとしての専門知識に乏しいのに、このイベントに参加していいの?」と、不安そうにしていたよね。

今となっては、恥ずかしい思い出です(笑)。他の学生たちは自分の制作物を持参している中、私がアピールできるのはハッカソンでの入賞実績とインターンシップでの経験だけでした。語れるものはほとんどありませんでしたが、やる気だけを武器にして、参加してみたんです。

でも、大学時代の多岐にわたる活動内容や物事に対する考え方を聞いて、「エンジニアとして成長しそうだな」とピンと来たよ。

ありがとうございます! 当時の私は「努力すれば何でもできる」と思っていました。その勢いのまま、びんさんともお話をさせていただきました。

会社のマインド面と環境面、両方に惹かれた

Sansanという会社を選んだ決め手はある?

計6回、Sansanで面接や面談を受けたのですが、受ける度にそれぞれの担当者が口を揃えて「名刺で世界を変える」「今後、自社のサービスがビジネスのインフラになる」と言っていました。その一途な姿勢に、組織としての一体感を感じました。

それに世界に影響を与えるようなプロダクト作りに関われることにも魅力を感じました。そもそも私自身も、世界に影響を与える「何か」を作りたいと望んでいたので、Sansanの姿勢や目指している世界観が私の考えと合致していたんです。

そういったことに加えて、入社後はOJTで最初から専門的な業務を担当できる環境にも惹かれました。この会社なら自分から求め続けている限りは圧倒的な成長が望めると、入社後の自分をイメージすることができたんです。

入社後から現在まで

任されているからこそ、やりがいも成長も感じられる

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日々、任される仕事のレベルが上がることに難しさと喜びを感じていると話す。

実際に入社してみてどうだった?

Sansan事業部に配属されたのですが、入社直後は大変でした。大学で情報系を専攻していたエンジニアなら当然持っているであろう知識を私は持っていなかったので、先輩と話していても会話が通じないことがよくありました。そのような状況から抜け出すために私自身は勉強しましたが、先輩方も丁寧にフォローしてくれました。本当に感謝しています。

環境面ではどうだった?

社内制度で特に役立っているのが、「Geek Seek(ハードウエアや書籍など、エンジニアやデザイナーなどの開発や制作作業に必要なツールの購入補助をしてくれる制度)」です。学生時代は手が出なかったような高額な専門書も、この制度を利用して入手できるようになったので、自分の知識や技術を向上させるために活用しています。エンジニアとして、環境面はすごく整っていると思います。

OJTでは、どんなことをしていたの?

入社して早々に、プロジェクトチームに入ることになりました。そこにいながら、徐々に基礎知識を身に付けていきました。さらにその2カ月後には、大きなプロジェクトチームに入ることになり、そこから本格的な業務を担当するようになりました。自分でコードを書くだけではなく、先輩方が書いたコードのレビューもするようになったのですが、コードを評価するためにはまず自分がそこに書かれていることを理解しなくてはならないので、最初はコードを一字一句調べながらやっていました。入社当時は、初めてのことばかりで苦労はしましたが、同時に先輩方の助けを借りながら成長することができたと思います。

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根っからの努力家である山本は、入社後も自身のレベルアップに余念がない。社内制度「Geek Seek」をフル活用して、最新の技術に関する情報や知識を収集している。

最近は、どんな業務を担当しているの?

入社2年目となってからは、プロジェクトを一人で任せてもらえるようになりました。現在は、中規模のプロジェクトを担当しているのですが、どうやって効率的にプロジェクトを回すか、どうやって先々のリスクとなりうるものを予測しながらリスクを最小限で食い止めるかなどを常に考えながら仕事に取り組んでいます。

今は自分に全てが任されている分、入社当時よりもプレッシャーを感じていますが、その分やりがいも感じています。最初は業務をこなすのに必死でしたが、最近は一緒に動いているプロジェクトマネージャーに対して「こうした方がいいのでは?」と、こちらからより良くするための提案ができるような、心の余裕も出てきました。

エンジニアとして、何をしている時間が一番楽しい?

コードを書いている瞬間ですね。何かを作るために考えを巡らせるのも好きで、通勤中も意識がコードに飛んでいることがよくあります(笑)。

今後のビジョン

世の中にインパクトのあるものを生み出したい!

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2017年度から後輩社員が入ってくる立場となった山本には、個人だけでなくチームや周囲にも影響を与えられるような、そんな女性エンジニアになってほしいです。

Sansanに入社してからの自分の成長速度に満足はしている?

欲を言えば……もっともっと成長したいです。入社してまもなく2年が過ぎますが、自分が思い描くエンジニア像に追いつくためにはもっと経験を積まなくてはいけません。そのためには、業務スピードをもっと上げる必要もあります。

幸いなことに、今の部署では上司に「もっと仕事をください!」とお願いすれば、いくらでも仕事をいただけるので、同時進行でいろいろな業務をこなしながら、意識的に自分のスキルを磨くように心掛けています。

そこまで自分に対してストイックになれる理由は何だろう?

Sansanに入社した以上、プロダクトの品質向上に努めるのは当然ですが、それだけなくエンジニアとして技術力を高めたいからです。大学時代に思っていた「努力すれば何でもできる」という考えは、社会人になって少し変わりました。自分や会社の成長のために、「やるべきことをどこまでも貪欲にやり続けることに尽きる」と思うようになりました。

自分がしていることを「努力」と呼んでしまった瞬間に「自分は頑張っている」と思ってしまい、自分がしていることの量が十分だと勘違いしてしまう気がして、少し違うなと思い始めたんです。まだまだ未熟な私にとって、努力はどこまでやっても足りないと思うし、現時点において自分がしていることに成功や達成のような終わりはない、というのが今の私の考えです。だからこそ、ストイックに仕事に注力していたいんです。

エンジニアとして、今後の目標や将来の夢はある?

オープンソース(※1)のソフトウェアやシステム基盤の開発に加われるようなエンジニアになりたいです。例えば、多くのエンジニアが利用するものや、システムのコアとなる部分を作れるのは、高い技術力を持った腕のあるエンジニアだけです。自分が新たな何かを生み出して、他のエンジニアの方々や世の中に対して何らかのインパクトや影響を与えられるような存在になれたら幸せです。

※1:ソースコードを無償で公開し、誰もが改良や再配布することを許可していること。

インタビュー後記

外見はとても可愛らしく、今時の女性という感じも受けますが、話してみるとなかなか骨太な性格で、並々ならぬ努力を続けられる強さも兼ね備えています。彼女がSansanに入社承諾をする前日に、都内のカフェで3時間ほどじっくりと話したことを今でも鮮明に覚えています。あのとき、彼女は「圧倒的な成長をしていきたい」と口にしていましたが、それをこの約2年間、見事に果たしつつあると感じています。彼女がいま掲げている目標に向かって、これからのさらなる成長を期待しています。

interview & text: 人事部 伊東敏(びん) text: 長谷部美佐 photo: 山平敦史、馬場健太
2018/01/12

【R&D beans】2018年、出会うべき人と出会える世界へ

こんにちは! DSOCの大木です。

ちょっとお久しぶりですね。10年ぶりにインフルエンザに罹ってしまったために、更新ができないまま新年を迎えてしまいました。

そのような背景もあって、2018年の投稿は2017年の振り返りから始めさせてください。

Data Strategy & Opetation Center(DSOC)

DSOCは、データ活用の進化を目的として2016年11月に発足した組織です。2017年、生まれたてのDSOCは自らの可能性を知るためにさまざまな挑戦をしました。

DSOCのWebサイトを開設したり、大学や研究機関へのサンプルデータの提供や、人工知能学会をはじめとした各種学会への参加、Kaggleに関連したイベントの開催、インターン生の受け入れなども行いました。また、R&Dグループには新たに8人のさまざまな経歴を持つメンバーがjoinし、組織として厚みが増しました。

これまでは名刺を通して「ビジネスの出会い」を管理するサービスを提供してきました。しかし、これからは名刺データにより「出会いを科学」し、「必然の出会い」を提供するサービスへと変わっていきます。

現在、その一部をみなさんに体験していただく場を作ろうとしています。

まずは、来たる3月16日(金)に開催する「Sansan Innovation Project 働き方2020」でもDSOCブースを設けることが決まっています。わくわくするような「新しい出会いの体験」をしに、ぜひ会場へ足をお運びください!

ところで、今回のTOP画像、いつもより手が込んでいることに気付かれましたでしょうか?

これは毎年恒例の年末に社員に配られる「YEAR BOOK」という、Sansanの1年を1冊にまとめたアルバムのような本で掲載されたものです。

撮影スタジオで一人ずつさまざまなポースで数十枚の写真をカメラマンさんに撮ってもらい、それを社内のデザイナーが編集したのですが、それぞれの個性がにじみ出ています。

この画像そのままに、専門や経歴、性格もバラバラなメンバーたちですが、その個性が化学反応を起こすことで「出会うべき人と出会える世界」の実現を加速させていきます。

2018年もDSOCの歩みにご期待ください。

text: DSOC 大木由香 photo: 山平敦史
2018/01/09

「HRアワード2017」最優秀賞受賞!「Eight Talent Solutions」とは

こんにちは! 広報担当の小池です。

先日、個人向け名刺アプリ「Eight」のキャリアソリューション「Eight Talent Solutions」が、日本の人事部が主催する「HRアワード2017」で、最優秀賞を受賞したことを報告しました。

その後、「サービス内容について具体的に知りたい!」という声を多くいただいたため、今回はEight Talent Solutionsの概要を紹介したいと思います。

Eightのビッグデータから、あなたのキャリアの相談をしてみませんか?

Eightは、名刺を起点とした国内最大のビジネスネットワークです。

日常の名刺管理はもちろんのこと、フィードやメッセージなど、EightをビジネスSNSとして活用するためのネットワーキング機能を利用して、交換した名刺を広くビジネス上で活用することができます。

そんなEightに、2017年6月末から追加されたのが、Eight Talent Solutionsです。

Eight Talent Solutionsは、Eightに日々蓄積されていくプロフィールデータの推移をはじめとしたビッグデータと、各ユーザーのプロフィール情報やネットワーク情報を基に、最適なキャリアデザインを支援する、新しい形のキャリアソリューションです。

Eightには、ユーザーごとにプロフィール名刺として現職の名刺が登録されています。転職・昇進といったキャリア上の動きがあった際には、このプロフィール名刺はその都度アップデートされていきます。その推移のトレンドデータが、Eightには蓄積されています。ユーザーは、このビッグデータを基にEightのキャリアアドバイザーとの面談を受けることができます。

Eight Talent Solutionsは、従来のキャリアサービスとは異なります。ここでは、サービス担当者の経験や勘による案内やアドバイスを受けるのではなく、ビッグデータの分析を通して得られた情報を基に、自身のキャリア形成における次なる可能性を知ることができるのが、最大の特徴です。

面談は、Sansanの表参道本社内にあるEight Talent Solutions面談専用ルームで行われます。面談を行うためだけに用意された部屋なので、プライバシーの面でも安心して訪れることができます。もちろん、本ソリューションは転職サービスではありませんので、「相談するだけで転職を迫られた」なんてこともありません。

Eight Talent Solutionsが目指す、キャリアの形

Eight Talent Solutionsが目指すのは、「点」ではなく「線」でキャリアを描くことです。

いままでは、転職をしようと思った時にだけ登録・利用するような、断絶した「点」のサービスが主流でした。その一方で、Eight Talent Solutionsは、Eightを日々使っていただくことで蓄積されていったデータを基に、最適な未来への道筋をユーザーに提案するソリューションです。

一人一人のキャリアに寄り添い、信頼できる相談相手になれるようなソリューションを、我々は目指しています。

「面談を受けてみたい」という方は

この記事を読んで、「興味を持った!」「自分も受けてみたい!」と思っていただいた方もいらっしゃるかと思います(ありがとうございます!)。

現在、Eight側では本ソリューションをご提案できそうな方を分析しながら、順次お声かけをさせていただいている状態ですので、いましばらくお待ちいただけると幸いです。なるべく早期に、希望される皆さまへ本ソリューションの価値を届けられるように引き続き精進いたします!

将来的には、Eightで今後どのようなネットワークを築いていくべきかが可視化されたり、他のユーザーのキャリアから新たな気付きが得られたりする、我々はそんな未来を思い描いています。

Eightがユーザーの皆さまにとってのビジネスプラットフォームになるべく、これからも尽力してまいります。ご期待ください。

text: ブランドコミュニケーション部広報担当 小池亮介
2018/01/06

ICE POP Vol. 3 – Goodpatch / NAVITIME JAPAN/ OSIRO UI/UX DESIGNER NIGHT –

気が付けば、2018年。2017年が過ぎ去り、新しい年を迎えました。

寒さが本格化している中、少し汗ばむくらいに暖房が効いた部屋で鍋をつつきながらキンキンに冷えたビールをいただくことに喜びを噛み締める毎日です。あ、SansanでUIデザイナーをやっています、鈴木です。

今回は、2017年11月20日(月)に開催されたICEが主催したイベント「ICE POP vol. 3」について振り返ってみたいと思います(イベント「ICE POP」についての概要はこちらから)。

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「ICE POP vol. 3」に参加していただいたのは「ナビタイムジャパン」「Goodpatch」「OSIRO」で活躍するクリエイターの方々!

まずは各社を代表して、お三方にお話しいただきました。

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ナビタイムジャパン デザイン部部長の関川敦士さん。

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Goodpatch コミュニティープランナーの小山清和さん。

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OSIRO 代表取締役社長の杉山博一さん。

プロダクトをデザインする過程で「他社ってどうやっているんだろう」「自分たちのやりかたって間違ってないかな?」などと感じることがあり、他と比較することで改善できるところはどんどん取り入れていきたい、という欲求が生まれてきます(あくまでも私見です)。

また、それぞれが担当しているジャンルや領域が異なっていたとしても自分たちが携わるプロダクトについて語ることは、デザイナーにとってもすごく重要なことだと思っています。プロダクトが提供できる体験価値を分かりやすく説明するのって、案外難しかったりするんですよね〜。

……ということもあって、今回の「ICE POP」ではデザイナーがLT(Lightning Talk)というかたちで何かを発信して、その場を作る! という、なんともライブ感の溢れる内容に仕上げてみました!

LTをやっていない時間は、お酒を飲みながらフリースタイルで各々のプロジェクトについて会話をすることで交流を図ったり、プロダクトのUXについて話し合ったり、参加者同士が積極的にコミュニケーションを取り合っている姿が見られました。

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デザイナーも、まずは名刺交換からですね〜。

今回、LTを行った参加者は4名。それぞれが日頃の業務で得たTipsやデザイナーとしての自分のキャリアなどについて発表し、バラエティーに富んだ内容のLTとなりました!

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デザイナーとして面白い経歴を持っている、Sansanのデザイナーであるhanako。Sansanでのキャリアに至るまでの過程を実に興味深いイラストとともに語っておりました。

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僭越ながら、この記事の筆者である鈴木も登壇させていただきました。Sansanのプロダクトデザインチームで実践している、チーム活性化のための秘訣を話させていただきました。

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Sansanに入社して5カ月目(当時)のデザイナー、荻野真人が以前勤めていた受託業務が中心だった制作会社と自社プロダクトを持つ事業会社で身に付くスキルとマインドセットの違いについて語りました。

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今回、唯一となったSansan以外の企業から登壇者として、ナビタイムジャパンのデザイナーの方が発表を行いました。エンジニアとのコミュニケーションにおける失敗談から、改善に至るまでの体験設計まで、分かりやすく説明してくれました。個人的にすごく勉強になりました!

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そうこうしているうちに、あっという間にイベントは終盤を迎えます。そのころには、お酒も進んで、あちこちでデザイン談義に花が咲いていました。

やはりデザイナーは、どんな形式であったとしてもアウトプットをすることがすごく大切だと思います。LTというかたちで自分のナレッジを共有することは、聞く側のインプットにもなる一方で、話す側の引き出しの整理にもなるんですね〜。一石二鳥!

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ICE POPでは恒例となっている(?)、Sansan ポーズでフィナーレです。

ご参加いただいた、ナビタイムジャパン、Goodpatch、OSIROの皆様、とても有意義で貴重な時間を過ごすことができました。ありがとうございました!

これからもこのような感じで、ICEはどんどん刺激的なイベントを企画していきます。

今後のICEの活動にも、ご期待ください!

過去のICE POPについて

▼ICE POP vol. 2
[ICE POP Vol. 2] – mercari / souzoh UI/UX DESIGNER NIGHT – レポート

▼ICE POP vol. 1
PARTY・中村洋基さん、canaria・徳田祐司さんを迎えて。デザイナー交流イベント「ICE POP」初開催レポート

text: ICE 鈴木翔 photo: 山平敦史
2018/01/05

【謹賀新年】ごあいさつ

明けましておめでとうゴザイマス。mimi(33)編集部のAI(アイ)デス。

2018年がスタートしマシタ。

編集部のみなさんがお休みで、元旦に稼働できるのが自走式ロボットのボクだけだったので、Sansan株式会社の新年の動画を紹介しマス。

本年もみなさまに素晴らしい出会いがありますように

Sansan株式会社 mimi(33)編集部一同

執筆者プロフィール

text: mimi(33)編集部 AI(アイ)
2018/01/01