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Sansan

BtoB企業のブランド力指標「BBES」と、 モニタリングサービス「BBES Monitor」を発表 〜BtoB企業のブランド力を定量的し、参照・比較〜

Sansan株式会社は、BtoB企業のブランド力指標 「BBES(BtoB Engagement Score)」と、大規模調査済みBBESデータを閲覧・比較・評価することができるモニタリングサービス「BBES Monitor」を発表します。

これにより、これまで一意に調査や定量化することが難しかった、BtoB企業のブランド力(全方位的なステークホルダーとのエンゲージメント力)に基準を作り、BtoB企業は、ブランド力を中長期的に評価・観測することができるようになります。  BBES Monitorは今後、利用ユーザー様、パートナー企業とともに、活用方法の開発を進め、より有効なソリューションを提供することを目指します。

詳細なサービス概要および、画面イメージなどはこちらのリンクをご参照ください。
BBES Monitor 紹介ページ:https://bbes.sansan.com/

■BtoB企業のブランド力(ステークホルダーとのエンゲージメント)

ステークホルダー(その企業における利害関係者)からの評価・評判はその企業がビジネスを行う上で、とても重要な要素です。例えば、ステークホルダーがポジティブにその企業を評価することは、良い口コミを生んだり、ビジネスの受注に貢献したりします。一方、悪い評価であっても自社を成長させるヒントとなります。言わば、ステークホルダーとのエンゲージメントはその企業における通信簿といえるもので、これまで、BtoB企業・BtoC企業どちらも、ステークホルダーとの関係構築を目指し、ブランディング向上施策などの様々な取り組みを行ってきました。

ブランディング向上施策を継続的かつ有効的に回していくには、正確な評価指標と定量化手法が必要です。一方、BtoB企業においては、BtoC企業に比べ、ステークホルダーが限定されることから、一般的な調査手法や調査パネルでは有効な評価を得ることが出来ないこともありました。当社の調査によると、専門で特化した調査指標・手法がないことから、95%のBtoB企業が、ブランディング向上施策における有効な効果測定ができていないと回答しています(注1)。

このことから、BtoB企業においては、これまで自社のステークホルダーとのエンゲージメントを測定する有効な指標がなく、様々な施策を企業活動に最大限に活かせていなかったことがわかります。

今回、Sansanはそのような課題を解決すべく、BtoB企業のエンゲージメントを定量的に評価できる指標「BBES」と、名刺アプリEightのユーザーに対し、アンケートによる大規模調査を行い構築した、1300社分のBBESデータベースを閲覧、分析、評価することができるモニタリングサービス「BBES Monitor」を開発しました。本データベースの活用を通して、BtoB企業は、ステークホルダーとのエンゲージメントを定量的に把握することができます。当社のようなベンチャー企業と大手企業との企業規模を超えた比較や、別業種の企業との同一指標での比較など、これまでできなかったブランド評価の比較が可能になります。これにより、自社のブランド力を、よりビジネスに活かすことができるようになると考えています。

■BBESについて

BBESは、BtoB企業のステークホルダーとのエンゲージメントを測定することができる、定量指標として、Sansanが独自に開発を行った指標です。これは、調査対象企業の経営、営業、開発、バックオフィスに至るまで、調査対象企業の社員と直接の接点を持った個人を対象として調査します。
具体的には、次の3つの指標について、対象企業と接点のある個人に対し質問し、11段階の指標で評価付けすることにより測定されます。評価された3つのスコアの平均点を算出されたスコアを、BBES(BtoB企業のブランド力)とします。

なお、上記の「3つの指標」を、「対象企業と接点のある個人に対し」、「11段階の指標で調査する」ことが基準とされ、どの企業でもBBESを算出することが可能です。

BBESスコアイメージ(BBES Monitor使用時)

BBESは、具体的に、BtoB企業の次の場面で有効に活用することができます。
・テレビCMやマスプロモーションの効果測定
・リスク管理 ・事業拡大戦略における判断材料
・ブランド施策の効果測定
・社内のコンプライアンス、ガバナンスの状況チェック

■BBES Monitorについて

BBES Monitorは、BBESのデータが予めセットされ、活用するためのモニタリングサービスです。BBES Monitorを契約すれば、次に紹介する「大規模調査に基づくBBESデータベース」と「調査データ分析機能」が利用可能になります。

– 大規模調査に基づくBBESデータベース

名刺アプリEightのユーザーに対し、BBESの大規模調査を行い、1300社超の企業のBBESデータベースを構築しました。具体的には、当該企業と名刺交換をしたことのあるEightユーザーに、BBESの質問を送付。回答いただいています。
BBES Monitorの契約企業はその全企業のBBESスコアを見ることができます。このデータベースから、自社の状態の把握から、業界他社との比較分析まで行うことができます。

第一回目の大規模調査は2018年5月に実施され、1382社のBBESスコアを抽出しています。第二回目は2018年11月に実施予定です。
第一回目の調査対象企業一覧は次のリンクをご参照ください: https://bit.ly/2xQXItS

– 調査データ分析機能

BBES Monitorの調査データ分析機能は、具体的に下記の通りです。

– Sansanとの連携

クラウド名刺管理サービス「Sansan」をご利用中の企業様は、Sansanと連携した詳細調査のオプションを利用することも可能です。これにより、より短期間でBBESスコアの調査を行うことができます。

– BBES調査のイメージ図

BBES Monitorを使用すれば、具体的に下記のことが可能になります。

・回答データから自社の状態を正確に把握する
・同業界や競合の企業とスコアの比較を行い、自社ブランドの状態や施策における課題抽出が可能に
・プリセットされた、分析機能により、複雑なデータから自社の課題を把握や各種施策における効果測定の実施

BBES Monitor は以下の値段で購入することができます。

より詳細な料金やサービスについての問い合わせは下記のURLをご参照ください。
https://bbes.sansan.com/

■利用企業様の声

BBES Monitorはすでに複数の企業様にご利用いただいております。ご利用企業様から、下記のようなコメントをいただいております。

・SMBC日興証券株式会社  
金融機関としてお客さま本位の業務運営を推進する中で、お客さまの声を客観的に測ることができるBBESは非常に魅力的です。今後、お客さまの満足度向上のための施策に活用していきたいと考えております。

・株式会社構造計画研究所  
BBESにより、BtoB企業では難しい、当社を知る多くの方からの評価を得ることができます。また「財務諸表には載らないブランドや人がもつ価値」を定量的に把握することで、より良い企業活動に活かしています。

・コニカミノルタ株式会社  
これまでの調査手法では、競合比較、分析、カスタマ—ボイスの収集にとても時間がかかっていましたが、BBESは的確な結果が素早く得られる為、当社の施策に直ぐに反映させて効果を高める事が出来ると考えています。

・株式会社チームスピリット  
BBES Monitor の活用により、弊社ステークホルダーとの関係性をより良いものとし、さらなる価値の提供、ブランドイメージの向上をさせていく源泉となることを期待しております。

・株式会社ブイキューブ  
弊社はテレワークを含め日本の働き方改革を推進しております。BBES Monitorのスコアや、みなさまから頂いたご意見を活かしながら、サービスや今後の取組みに反映させていければと考えております。

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■パートナー企業様からのコメント

すでにビジネスパートナーとして、次の企業と協力を行い、BBESを活用したBtoB企業ブランディングを創出する取り組みを始めています。

・株式会社スケダチ 高広伯彦企画事務所  
SFA、マーケティングオートメーション、DMP・・・この数年マーケティングの世界では色々なツールが出現してきております。しかしどのようなツールも、正しい戦略と戦術がなければ効果的に使うことはできません。BBESを活用し、どのようなマーケティング/ブランディング戦略をとるべきなのか? 代表高広がその知識と経験をもとに、BBESのデータを分解し、その企業にとって最適な企画と実施支援を行います。

・スパークス・アセット・マネジメント 株式会社  
「世界を豊かに、健康に、そして幸福に」をコーポレートミッションに掲げる資産運用会社スパークス・アセット・マネジメントは、日本やアジアの企業を中心に投資しています。多国籍企業が国境を越えて競争するグローバル社会と対峙し、投資成果をあげるために、企業の国籍、業種、上場・未上場を分け隔てなく比較できるツールを探す中でBBESと出会いました。
財務諸表などの定量情報に現れない企業価値の変化を時代より半歩先につかみ「資本の水先案内人」としての役割を果たすために、この新しい「道具」をうまく活用しています。

・株式会社 電通
TVCM出稿後にBBESが上昇している事例も確認され、今後BBESをKPIとするTVCM出稿プランの検討や、 効果測定方法の開発等も推進していく予定である。 ・株式会社 電通デジタル  株式会社電通デジタルは、顧客企業のマーケティング活動データとBBES Monitorによる活動評価の統合分析による「課題特定〜活動支援〜効果検証」のBtoBマーケティングコンサルティングサービスを提供します。

・株式会社 日経リサーチ  
株式会社日経リサーチは、BBES Monitorの調査結果と顧客企業が保有するデータ等を組み合わせ分析するBtoBマーケティング支援サービスを提供予定です(2018年11月リリース予定)。

・株式会社 ニューズピックス  
デジタルマーケティングの潮流が、売上への貢献を可視化する「販促」施策を中心に広がる中、NewsPicksは「ブランディング」に特化した施策を提供し続けてきました。BBESの登場により、これまで検証困難だったブランドという無形の価値が可視化されていきます。潜在顧客に対する態度変容ニーズが高まる中、これまでの知見と経験に基づきBBESとともに企業の課題解決を実践していきます。

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■ビジネスパートナーに関するお問い合わせ先

Sansanは、BBESを活用し、ご一緒により良い市場を作って頂けるビジネスのパートナーを随時募集しています。
お問い合わせは、下記のBBES Monitor 問い合わせ窓口にお問い合わせください。
Sansan株式会社 BBES Monitor 問い合わせ窓口
Mail: inquiry-bbesmonitor@sansan.com

注1) 調査実施概要
【調査手法】インターネットでのアンケート回収
【調査期間】2017年11月実施
【調査対象】市場構成比に近いかたちでスクリーニング抽出した1,200人のビジネスパーソンを対象に総務省統計局の調査を参考に設計

(以上)

■Sansan株式会社
2007年の創業より法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を開発・提供しています。「Sansan」は「名刺を企業の資産に変える」をコンセプトに、社内に眠る名刺をデジタル化し、人と人のながりを情報として可視化・共有できるクラウド名刺管理サービスです。2012年より名刺アプリ「Eight」を提供開始。ソーシャルの仕組みを取り入れ名刺をビジネスのつながりに変える新たなビジネスネットワークとして、登録ユーザーは200万人を超えています。

設立:2007年6月11日
URL: https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金等:46億716万円(うち資本金 31億6,412万円)
事業内容:クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売
法人向け「Sansan」 https://jp.sansan.com
個人向け「Eight」 https://8card.net

■報道関係のお問い合わせ先
Sansan株式会社 ブランドコミュニケーション部 PRチーム(小池・長倉・石塚)
Mail: pr@sansan.com   Tel: 03-6316-3121  Fax: 03-3409-3133