Sansan株式会社が6月に発表したオンライン名刺の利用開始企業は3,000社を突破し、各業界でのアフターコロナにおける新しい働き方の下支えをしています。特に営業・マーケティング分野では、対面型の営業手法や展示会の自粛などがあり、多くの企業が営業スタイルの変革に迫られています。
そんな中、三菱倉庫株式会社、三井住友信託銀行株式会社では、「オンライン名刺」の利用を開始し、オンラインでのつながりもデータとして蓄積・活用することで、アフターコロナの新しい営業スタイル実現に大きく貢献しています。
■オンライン名刺利用拡大 背景
新型コロナウイルス感染症の影響は依然として続いているものの、5月25日に「緊急事態宣言」が解除され、経済活動は徐々に動き始めています。帝国データバンクの調査※1では、今後の自社の業績への影響について、マイナスの影響を見込む企業は1割台に減少、先行きに対する不透明感はやや和らいでいる状況です。一方で、感染の第2波・第3波の発生への懸念もあり、自社が企業活動を再開する際に優先して取り組む施策は、「従業員の健康管理の継続」が 64.3%でトップとなっています。また、当社の調査※2では、「オンライン商談・オンラインミーティングを新型コロナウイルス終息後でも続けたいと思う」と答えたビジネスパーソンが62%にのぼりました。
これらの結果からも、リモートワーク導入をはじめとした働き方改革や、イベントやセミナーのオンライン開催といったデジタル化は今後さらに加速し、オンライン上での顧客接点戦略の立案・実行が、今後の企業成長の鍵となっていることがうかがえます。
■オンライン名刺で実現する「新しい営業スタイル」
オンラインの活用によるメリットは、「場所を選ばず商談・打ち合わせができる」「訪問先への移動時間・コストが削減できる」などが挙げられます。今後営業活動で成果を出し事業成長に繋げるためには、オフラインだけだはなく、オンライン上接点をもった顧客も漏れなく管理していくことが重要になります。
・正確な顧客情報のデータの取得・蓄積
オンラインでは、紙の名刺交換が不可能なため、対面以外の同席者の情報の詳細が分からず、同席者に対してフォローできない、また顧客接点の情報蓄積・更新ができず、その後適切なアプローチができないといった課題がありました。オンライン名刺を活用することで、複数名が参加している商談でも、所属部署や肩書き情報を漏れなく顧客データとして登録することが可能です。また、Sansan上で管理されることで、人事異動などの顧客の変化を把握や、企業情報の収集が効率化され、営業の質・スピードの向上が期待されます。
・企業の資産としての社員の人脈活用の幅が拡大
これまで紙の名刺を保有していなかった、もしくは活用の機会が少なかった、管理部門やインサイドセールス部門の人材も、費用負担なくオンライン名刺のURLの発行が可能です。これにより、これまで可視化されていなかった社内の人脈が把握でき、部門間での情報共有が活性化、ビジネスチャンスの創出にもつながります。
・WEBマーケティングの質の向上
オンライン名刺を活用したイベントやセミナーの開催により、名刺情報に基づいた正確な顧客データが増加し、保有顧客データの精度が向上します。そのため、正確なセグメントに基づいたWEBマーケティング施策の実行が可能になります。
■オンライン名刺活用企業よりコメント
今回、6月16日のサービス提供開始当初より、オンライン名刺を営業現場で利用している企業より活用状況と今後の期待についてコメントを頂戴しました。
三菱倉庫株式会社
業務部 業務チームマネジャー代理 清水 康史様
「当社は、コロナ禍においても物流サービスを止めることなく提供して参りました。そんな中、オンライン名刺機能をサービス提供開始当初より利用開始したことは、当社の営業スタイルを変えるひとつのきっかけになったと考えています。
アフターコロナのビジネスシーンにおいて、事業を加速させるためには、Face to Faceとデジタルを連携させた新たな営業スタイルを確立することが必要だと考えています。オンライン名刺はそのためのツールとして全社で活用しており、今後もオンオフ統合した接点の強化により、お客様のニーズを正確に把握し、高品質な物流サービスの提供につなげたいと思います。」
三井住友信託銀行株式会社
法人企画部 業務グループ
業務プロセス・デジタル化推進チーム長 塚本 篤史様
「当社は、コロナショックへの対応として、銀行機能の発揮による円滑な資金供給とともに、年金、証券代行、不動産、資産運用・資産管理などの社会インフラを担う専業信託銀行として安定的なサービス継続に取り組んでおります。コロナ禍でも、お客様との接点を維持できるよう従来から取組んできたWeb会議ツールを使った非対面での面談を加速させています。オンラインでの面談が増加する状況下でも、対面と変わらず名刺交換が行えるオンライン名刺の機能は、貴重な名刺交換の機会を損なうことがないためリリース当初から利用しています。今後もオンライン名刺を活用しオンライン上でもリアルな面談と変わらずお客様との接点を大切にしたいと考えています。」
■オンライン名刺の機能概要
・オンライン商談相手に顔写真付きのオンライン名刺を送付
自分の名刺のリンクを生成し、相手に送付。複数人への送付も可能になります。Sansanユーザーは、Sansan画面上から「オンライン名刺」のリンクを発行することができ、対面相手に送付できるようになります。自分の氏名やメールアドレス、社名や肩書だけではなく、Sansanに自身のプロフィール写真を登録していれば、その写真データも併せて送付できます。
・どなたでも名刺情報の受け取りと送り返しが可能
オンライン名刺の受領相手は、Sansanユーザーか否かに限定されません。どなたでも受け取った名刺情報の登録と、自身の名刺情報の送り返しが可能です。非ユーザーの場合、Sansanのオンライン名刺情報を、Vcard形式もしくは名刺の画像として登録、自身の名刺情報は、紙の名刺を撮影したデータを送り返すだけで、交換が完了となります。なお、SansanユーザーはSansanへのインポートおよび送り返しの操作をよりシンプルにご活用いただけます。
・オンラインにおけるさまざまなビジネスシーンで、シームレスにオンライン名刺を活用
個人向け名刺アプリ「Eight」との機能連携は8月中を予定しています。また他社で提供している、オンライン営業や商談、イベント、展示会などの各種システムとの連携も今後予定しており、ビジネスシーンでの活用の幅が広がります。
【機能紹介】オンライン名刺交換、はじまる。https://youtu.be/SMytyoEeioQ
【機能の流れ】※3
※1:帝国データバンク「新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査(2020年6月)」
※2:【働き方の新しいスタイルと、withコロナの名刺交換に関する調査】より
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国(日本国内)
調査対象:会社員、自営業、経営者・役員、公務員、20代〜50代の男女(1000サンプル)
調査期間:2020年6日9日〜6月15日
調査企画:Sansan株式会社
※3:オンライン名刺のURL発行はSansanユーザーのみ可能です。
(以上)
■Sansanについて
名刺管理から、働き方を変える「Sansan」
Sansanは、法人向けクラウド名刺管理サービスです。名刺をスキャナーやスマートフォンアプリで読み取るだけで、独自のオペレーションシステムによって名刺情報を正確にデータ化します。高度なAI技術により、企業内の人脈を管理・共有することが可能になるほか、社内の連携を促進する機能や顧客データを統合・リッチ化する機能を備え、ビジネスのはじまりを後押しする「ビジネスプラットフォーム」です。
■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」および個人向け名刺アプリ「Eight」を開発・提供しています。名刺管理を起点としたビジネスプラットフォームとして活用できるサービスを国内外で提供しています。
設立:2007年6月11日
URL: https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:62億36百万円(2020年5月31日時点)
事業内容:クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売
法人向け「Sansan」 https://jp.sansan.com 個人向け「Eight」 https://8card.net
■報道関係のお問い合わせ先
Sansan株式会社 ブランドコミュニケーション部 PRグループ(南口・小池)
Mail: pr@sansan.com