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Sansanのデータ統括組織「DSOC」がデータビジュアライゼーション「FORMEINFORME」を公開
〜コロナ禍におけるビジネスの出会いの変化を可視化〜

Sansan株式会社は、同社のデータ統括組織「DSOC」が、コロナ禍におけるビジネスの出会いの変化を可視化したデータビジュアライゼーション「FORMEINFORME(読み:フォルメアンフォルメ)」を、ウェブサイト上で公開しました。

■データビジュアライゼーション「FORMEINFORME」について
当社はこれまで、DSOCと外部識者がコラボレーションする共同研究プラットフォーム「Sansan Data Discovery」において、株式会社Qosmoとデータビジュアライゼーションの制作に取り組んできました。名刺交換により生まれるつながりを、ビジュアライゼーションで表現した作品として、「Dawn of Innovation」(2019年)、「The Essence of Serendipity」(2020年)を発表しており(※1)、今回の「FORMEINFORME」は3作品目となります。

新型コロナウイルス感染症の拡大を契機にビジネス環境は変化し、ビジネスにおける出会いもまた変化を余儀なくされています。こうした状況下で、ビジネスの出会いの象徴ともいえる名刺交換の方法に、紙の名刺だけではなく、オンライン上で名刺情報の交換ができる新しい名刺の形として「オンライン名刺」も加わり、対面、非対面での新たな出会いが生まれています。オンライン名刺では、自分の名刺情報から生成したURLを相手に送ったり、オンライン会議のバーチャル背景上に表示されるオンライン名刺のQRコードをスキャンしてもらったりすることで名刺交換が可能です。本作品では、2020年5月からの紙とオンライン名刺のそれぞれの名刺交換における傾向を見ることで、新しい生活様式、そしてニューノーマルな働き方がもたらしたビジネスの出会いの変化を明らかにしています。

本ビジュアライゼーションを公開しているウェブサイトでは、作品のストーリーとともに、名刺交換のデータを軸に可視化したビジュアルを紹介しています。特に、紙の名刺とオンライン名刺、双方の各都道府県の名刺交換のデータをビジュアルで表現したページでは、日本全国の出会いを直感的なデザインに落とし込んでおり、コロナ禍におけるビジネスの出会いがどう生まれていたのかをご覧いただけます。

なお今後、とどまることのないビジネス環境の変化に伴い、ビジネスにおける出会いも変化をしていくことから、本ビジュアライゼーションは今後も動向を踏まえたアップデートを予定しています。新しいサービスであるオンライン名刺がどう普及していくのか、それに伴いビジネスの出会いがどう変化していくのかを、今後も本ビジュアライゼーションを通じて明らかにし、発信してまいります。

コロナ禍における出会いの変化について
データビジュアライゼーション「FORMEINFORME」を構成するデータは、名刺アプリ「Eight」における2020年5月からの1年間分を用いており、コロナ禍における紙の名刺と、オンライン名刺の利用実態を調査したものです(※2)。調査の結果から、以下の傾向が読み取れました。

・オンライン名刺交換の利用者数は右肩上がりに増えているものの、名刺交換回数のトレンドには波がある

新型コロナウイルス感染症の陽性者数が増加した局面では、紙の名刺交換回数が緩やかに減少する一方、オンライン名刺交換は活発になっていました。これは、新型コロナウイルス感染症の拡大により新しい働き方が社会的に求められたことで、オンライン名刺という新サービスの普及が後押しされた結果と推察しています。

・オンライン名刺が最も利用されている業界は、IT業界であり、コンサルティング業界、人材業界がそれに続く

IT業界がオンライン名刺をはじめとする新しいデジタルツールを活用していることに加え、IT業界とのつながりが強いコンサルティング業界、人材業界においても、利用されている傾向が見られました。ここから、人と人のつながりが、オンライン名刺という新サービスを浸透させていることが分かります。

・オンラインの出会いの方が対面の出会いより、同じ属性を持つビジネスパーソン同士の出会いが生まれやすい

人と人との出会いの数は、同じ属性を持つ人同士の方が多いことが知られていますが、オンライン名刺交換においても、同じ勤務地(都道府県/市区町村間)、役職、業界の人同士で名刺交換する割合が高いことが分かりました。

■データビジュアライゼーション「FORMEINFORME」概要
ウェブサイト:https://datavisualization.sansan-dsoc.com/#/formeinforme
制作スタッフ:
プロジェクトリーダー/データ分析 西田貴紀(Sansan株式会社 DSOC)
クリエイティブディレクター 山脇直人(Sansan株式会社 DSOC)
バックエンドエンジニア 神林祐一(Sansan株式会社 DSOC)
テクニカルディレクター 徳井直生(株式会社Qosmo)
ビジュアライゼーション 堂園翔矢(株式会社Qosmo)
デザイナー 伊勢尚生(株式会社Qosmo)

DSOCでは今後も、「出会いのデータベースを読み解き、未来を描く」という取り組みを、クリエイティブを通して伝えてまいります。

※1:過去2作品は以下URLよりアクセスしてご覧いただけます。
Dawn of Innovation
https://datavisualization.sansan-dsoc.com/#/dawn-of-innovation
The Essence of Serendipity
https://datavisualization.sansan-dsoc.com/#/the-essence-of-serendipity
※2:本ビジュアライゼーションの制作・分析に当たっては、名刺アプリ「Eight」のデータについて個人を匿名化し、Eightの利用規約で許諾を得ている範囲で使用しています。本データビジュアライゼーション上では、個人名や特定の会社名は表示されません。

*QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

(以上)

■株式会社 Qosmoについて
2009年設立。創作の過程にアルゴリズムを介在させることで、新しい気づきや視点をもたらす表現を実践する。社名 – コズモ – は「宇宙の秩序」と「純真な花」、両極端の意味を持つ単語「コスモス」に由来する。Computational Creativity and Beyondをモットーに、AIを用いた作品制作、アルゴリズミックデザインなどを手がける。

■DSOCについて
DSOCは、Sansan株式会社のデータ統括組織です。データドリブンによって企業の事業成長をリードすることを目的として、「データ化」「データ活用」という2つの役割を担っています。独自開発のAIを活用したデータ化技術により膨大な「出会い」を正確にデータベース化し、それを分析・活用することで、企業の情報、人物の情報、人と人のつながりの情報など、ビジネスシーンで活用できる「価値ある情報」を生み出します。そして、その成果はサービスを通じて新しい価値として提供しています。多様なバックグラウンドや専門領域を持つ研究者やデータサイエンティストなどのR&Dメンバーを擁するDSOCは、サービスを支えるとともに企業の事業成長を牽引します。
https://sansan-dsoc.com

■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、ビジネスにおける出会いを後押ししています。主なサービスとして、クラウド名刺管理サービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、クラウド請求書受領サービス「Bill One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:63億12百万円(2021年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービス(クラウド名刺管理サービス等)の企画・開発・販売
Sansan https://jp.sansan.com
Eight https://8card.net
Bill One https://jp.sansan.com/bill-one

■報道関係のお問い合わせ
Sansan株式会社 ブランドコミュニケーション部 PRグループ
Mail: pr@sansan.com

コーポレートおよび各プロダクトに関する主な素材データは、下記よりダウンロードしていただけます。
https://jp.corp-sansan.com/inquiry/presskit