募集職種

一人では想像しえない変革を、
仲間と生み出す

Bill One事業部 VPoP

笠場 愛翔/2020年 新卒入社

Bill One事業部のVPoPとして、インボイス管理サービス「Bill One」の事業開発を担う笠場愛翔。Sansan株式会社として初の決済領域への参入となったBill Oneビジネスカードの立ち上げリーダーを務めた笠場に、挑戦の原動力、壁を突破する鍵、Sansanで働く中で変化した自身のあり方について聞きました。

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世の中の新しい当たり前を作りたい

私には昔から「世の中の新しい当たり前を作りたい」という思いがあります。せっかく生きるのであれば、人が生きられる時間を超えて、200年、300年と続く大きな価値を作りたいと考えています。「出会いからイノベーションを生み出す」「ビジネスインフラになる」というミッション・ビジョンを掲げるSansanなら、自分の目指すものが実現できる。そう考えて、この会社で働くことを決めました。入社後は、名刺アプリ「Eight」の法人向け名刺管理サービス「Eight Team」の営業やマーケティングなどを経験し、2年目の後半にBill One事業部へ異動。インボイス管理サービス「Bill One」は請求書の受領・発行、経費精算など、企業の請求書業務を加速するプロダクトですが、その販促や事業開発といったさまざまな業務に携わってきました。

特に大きな挑戦となったのが、Bill Oneビジネスカードの立ち上げです。Bill Oneビジネスカードは、社員による経費の立替払いをなくし、これまでにない経費精算を実現する法人カードですが、その立ち上げのリーダーを任せていただきました。世の中のすべての企業が導入し、すべてのビジネスパーソンがBill Oneビジネスカードで経費を支払い精算する未来、まさに私が想像する「世の中の新しい当たり前」を作る機会をいただきました。自らの原動力を刺激する非常にやりがいのある仕事でしたが、すべてが順調に進んだわけではありません。むしろ会社として初めての決済領域への挑戦だったこともあり、どうしたらうまくいくか、誰も分からない状況からプロジェクトが始まりました。

本音を打ち明け、仲間と突破する

Bill Oneビジネスカードの立ち上げにあたって、立ちはだかった壁は大きく二つあります。一つは、営業するための型作りです。「こうやって伝えることで、価値を感じていただけるのではないか」という営業の型を私が作り、その型をもとに営業チームがお客さまへ提案していくのですが、一件目の受注が早々に決まって喜んだのも束の間、二件目の受注がなぜか続かなかったのです。どうしたら売れるか模索し続けるものの、正解が分からない。私は物事を自分の責任として捉え、「なんとかしたい。できるはずだ」と抱えてしまうところがありますが、この時ばかりは次の一手が見えず、一緒に動いてくれている営業チームのトップに本音で相談しました。

「どうしたら売れるようになるか分からない。けれど、この事業を立ち上げたいと本当に思っているから、何か知恵を借りられないか」と腹を割って話しました。そうすると、営業チームの方で感じている進行面での難しさや、「インボイス制度や電帳法への対応という視点でアピールしてみては?」という新たな販促アイデアを共有いただけて。実際、その発案を取り入れてから受注が加速度的に伸びていったのです。また、営業チーム側にリーダーとなる人を立てていただくなど、よりよい連携のための試みも効果的でした。

売るための型作りに加えてもう一つ壁となったのは、社内のオペレーション構築です。法人カードのような決済領域は特に、整えるべき業務プロセスが多岐にわたります。法律への理解はもちろん、審査業務や与信の設計、不正決済対策なども必要ですし、経理・法務・情報セキュリティ・業務企画といった社内のコーポレート部門のすべてが関係者になり、議論や調整も複雑化します。既存の業務もある中で「この新規事業を本当にこのスピード感で立ち上げるべきなのか?」とのコメントも多くいただき、実際、頓挫しかけたこともありました。そんな状況でも、私はこの事業がミッション・ビジョン達成に貢献するものだと信じていたのです。社長の寺田にも相談し、会社として取り組む意義のあるプロジェクトだと社内へ伝えていただくなど、社内メンバーの巻き込みにも注力。そういった行動を積み重ねたことと、関係する方々の協力があって、無事にローンチまで辿り着くことができました。

事業開発の最初の一歩

現在は、さまざまな新規事業を立ち上げることに責任を持つ立場で仕事をしています。事業を立ち上げ、すでにある市場を塗り替えるくらいのインパクトを生むために、最初の一歩をどうするか。非常に頭を悩ませる部分なのですが、同時に、すごくワクワクする時間でもあります。事業開発の最初の一歩というのは、お客さま自身も気づいていない課題や理想を先回りして想像し、そこへ導いていくようなイメージです。「働き方がこんなふうに変わったらいいはずだ。なんとかして変えていきたい」という強い意思、リーダーシップを持つことでこそ、社会に大きな変化を生み出していけると考えています。Bill Oneビジネスカードもそうでしたが、熱烈に支持してくださる一人のお客さまが現れると、そこからは一気に世の中へ広まっていくのです。最初のファンをどう作るか。そこが勝負だと感じながら、こんなプロダクトがあったらどうだろう、こんな仕組みがあったら…と日々仮説を組み立てています。

新規事業の立ち上げというと格好良く聞こえるかもしれませんが、先ほどお話ししたBill Oneビジネスカードの事例のように、正解が見えない日々が続いたり、乗り越えるべき壁がいくつもあったり、実際は泥臭い作業の連続です。事業開発にまつわる壁も成功も経験できたおかげで、次の挑戦へ踏み出すハードルが圧倒的に下がりました。あれができたのだから、次はこんな事業もできるのではないかと考えられるようになったことは、自分にとって大きな出来事です。挑戦や成功を雪だるま式に増やしていく、その最初の雪だるまを作れたような感覚があります。

その意思が、イノベーションの起点になる

「インボイスといえば『Bill One』」という認識が当たり前になる世界を目指して、これまで挑戦を繰り返してきました。今後も「Bill One」の価値を高めていきたいのはもちろんですが、会社全体を見渡した時、やってみたいことが他にもたくさんあります。「Bill One」以外の事業開発もそうですし、より広く経営に携わることもそうかもしれません。できることが増えるほど視野が広がり、やりたいことも増えていくと感じています。

当社の経営陣が特にそうですが、自分が達成したいことを言葉にし、実際にもがきながら行動に移すこともできる人たちが集まっているんですよね。意思を示す人たちに囲まれていると、自然と自分も「これがしたい!」と触発されていきます。自分なりの思いや熱量を持って、目標達成のためにもがく。そういう人から学び、ともに働きたいと思っています。

Sansanでの日々を過ごす中で、一つひとつの行動や判断に、より自分の意思を込められるようになったと感じます。なぜこの事業や業務に取り組んでいるのか。そこに自分の意思があれば、挑戦への納得感が違いますし、壁にぶつかっても乗り越えていけると考えています。何より、意思を持って働いているほうが楽しいですよね。また、時には、今の自分一人だけでは達成できない環境に身を置くことも重要です。高い壁に立ち向かっていくからこそ、苦しい瞬間は何度でも訪れます。そこで大事なのは、格好つけずに「自分一人ではできないかもしれない」と素直に仲間へ伝えることと、その事業やプロジェクトに込めた自分の意思を元に「どうしても成し遂げたい」という熱意を示すことです。本気でやりたいと思うことであれば、100点を超えて120点を目指していけますし、仲間も応援してくれるのです。それがリーダーシップの本質だとも捉えています。ともに働く人たちへの信頼と敬意を持って、不安も情熱も本音で伝えてみる。自分一人では想像しえない、本当に世の中を大きく変革しうる新しい当たり前を作る道のりは、そういうところから始まっていくと考えています。

AAchievements

アクションを生み出す原動力と、積み重ねてきた挑戦・成果のサマリーです

  1. 原動力

    「世の中の新しい当たり前を作りたい」

  2. [インターンシップ]グローバル戦略統括部で「Sansan」のインサイドセールス

    • APACでSansanを導入していただくためのアポイント創出に取り組む
  3. [Eight] 法人向け名刺管理サービス「Eight Team」の営業・マーケティング

    • 入社3ヶ月でトップセールスに
    • マーケティング、事業戦略も担当
  4. [Bill One] プロダクトマーケティングマネジャー

    • スモールビジネス向けフリーミアムプランの販促
    • 請求書の発行機能の新規立ち上げ、販促
  5. [Bill One] プロダクトマーケティングマネジャーとして、Bill Oneビジネスカード立ち上げ

    • 立ち上げリーダーを務め、販促の仕組み作りや社内オペレーションの構築を実施
  6. [Bill One] プロダクトマーケティングマネジャーとして、さまざまな事業開発を牽引

    • Bill One Model 4の立ち上げリーダー着任
    • 次なる事業開発に挑戦中
  7. さらなる挑戦を積み重ね、ミッション・ビジョンの実現へ

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