
投資家にも伝わる「濃い」カルチャーを武器に海外も見据え、さらなる成長を目指す
取締役/執行役員/CFO
橋本 宗之
Sansanコーポレートブランディング室で働く、入社3年目となる武藤あり彩。新卒で入社した組織・人事コンサルティングの会社を経て、Sansanへ。広報パーソンとして日々成長を続ける彼女にSansan広報の魅力を聞きました。
新卒で組織・人事コンサルティングの会社に入社し、社内外広報を約6年担当していました。その会社はジョブローテーションがあるので、いつかは他部署へ異動する必要がありました。自分のなかでは「このまま広報の仕事を続けたい」という思いも強く、転職を決意し2021年5月にSansanに入社しました。現在私が所属するコーポレートブランディング室は「企業広報グループ」と「プロダクト広報グループ」に分かれており、私は「プロダクト広報グループ」でマネジャーとして勤務しています。
前職では専任としてグループ会社10社の社外広報を一人で担い、プレスリリースの執筆や取材獲得を一手に引き受けていました。所属するグループの価値や可能性を社外に伝えられる楽しさは感じていた一方で、専任は一人ということもあり、すべてのグループ会社に光を当てきることは難しく、もどかしさを感じる瞬間もありました。
Sansanではプロダクトごとに広報担当がいるので、事業方針を踏まえた上で事業責任者やプロダクトマーケティングマネジャーとディスカッションしながら打ち出し方を考えることができ、一つひとつのプロダクトにより深く関わることができます。また、事業部との距離も近く、プレスリリースを発表した時や記事が掲載された時は、事業部の皆さんも一緒に喜んでくれますし、ちょっとした相談にも乗っていただくことが多く、広報活動がしやすいなと感じます。
私が入社後最初に広報を任されたのは、あらゆる請求書をオンラインで受け取り、企業全体の請求書業務を加速するインボイス管理サービス「Bill One」というプロダクトでした。
記者発表会を行ったり、取材提案をしたりと記事にしていただく機会は増やすことができましたが、もっと知っていただくためにSNSでの認知を獲得したいと思うようになりました。
そこで企画したのがBill Oneオリジナルビール「ビールワン」をプレゼントする「月次決算お疲れ様キャンペーン」です。Bill Oneは経理担当者向けのプロダクトですが、さまざまな企業の経理担当者にヒアリングをしていく中で「経理の方は正確に業務を遂行することが当たり前になっていて、他の職種と比較して労われる機会が少ないのでは」と感じるようになりました。それならBill Oneが代表して、毎月頑張ってくださる経理の方への感謝の気持ちを伝えたいと思ったんです。
プロダクト名を活かしたノベルティー制作は初めての試みでしたが、事業部だけではなく、クリエイティブを担う部署も巻き込みながら、味やラベル、送付用の外箱などゼロから決めていきました。さまざまな方に協力いただき「ビールワン」が無事完成。キャンペーンを実施しました。正直どんな反応になるのかドキドキしていましたが、SNS上での反響が大きく、実施前と比べて口コミ数を6倍にすることができました。このキャンペーンをきっかけにBill Oneを知っていただいた方もいて、それが何より嬉しかったです。
広報というとプレスリリースの執筆やメディア掲載がメインの仕事だと思われる方も多いと思いますが、それ以外のさまざまなコミュニケーション施策にもチャレンジできることはSansan広報の魅力の一つだと思います。
Sansanの社員は成果を出すために、地道に小さなことからコツコツと種を蒔いて花を咲かせていくことに労力を惜しまない「努力家」タイプが多く、仕事に熱い想いを持っている社員が多いと思います。入社前にIT・SaaS企業に対して抱いていたイメージとは良い意味で違いましたね。
そしてSansanでは、あらゆる物事がスピーディーに進んでいくと感じています。前職ではプレスリリースの執筆は月2本程度でしたが現在は月4〜5本になり、記者発表会も2年に1回くらいだったのが3カ月に1回のペースになり、アウトプット絶対量が増えました。スピード感をもって対応していくために、ゴールを明確にして最短距離で達成するためにどうすべきかを意識するようになりました。例えば、プレスリリース執筆なら、どんな見出しでメディアに掲載されたいかを明確にします。そのうえでストーリーを組み立てていくことで、アウトプットのスピードやクオリティーが高まりました。
Sansanには「変化を恐れず、挑戦していく」というバリューがあり、変化することに前向きです。成果を出すために変わろうとしている仲間の姿勢に刺激を受けながら、自分自身の変化や成長に向き合えることはとてもありがたく、楽しいなと感じます。
Sansanと言うと名刺管理の会社と思われることが多いですが、今では事業も多角化し名刺管理以上の可能性を秘めた会社になっています。まだ世の中に伝えきれていない価値も多く将来の可能性は無限大。だからこそ広報としてやれることがまだまだ沢山あると感じています。
事業の価値を向上するために、積極的にイノベーティブなアイディアを採用するのがSansan広報の魅力だと思っているので、Sansanという会社やプロダクトに興味があり、こうしたいというアイディアがある方とぜひ一緒に働きたいですね。コーポレートコミュニケーションの手法は日々広がっているので、企業や事業成長のために今何を伝えるべきなのかを考えながら、さまざまな施策を生み出し、コミュニケーションによって企業や事業成長を後押ししていきたいです。
また個人としては、インターナルブランディングにも関与していきたいと思っています。Sansanでは採用を強化しており、毎年さまざまなバックグランドを持つ方が入社してきます。前職の経験から、企業や事業を成長させていくためには強い組織が必要だと感じているので、コミュニケーション施策によって組織を強くしていくことにも挑戦したいです。
Sansanとの出会いや入社を決めたきっかけ、入社前のキャリアなど、多様なメンバーの声はこちらから読むことができます。