Sansan株式会社は、空調・衛生設備の総合エンジニアリング企業 三建設備工業株式会社(以下、三建設備工業)が、クラウド名刺管理サービス「Sansan」の「反社チェックオプション powered by Refinitiv」を導入したことを発表します。三建設備工業は、従業員1231名に対して、名刺を起点としたコンプライアンスチェックができる本機能を導入します。同社はこの取り組みを通して、全社を挙げてコンプライアンス向上を図ります。
■導入背景
三建設備工業は、設立70年以上の空調・衛生設備のトップエンジニアです。近年では、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)実現のための要素技術開発をも手がけるほか、独自でアジアマーケットへの販路開拓、事業開拓を積極的に行っています。
販路開拓を行うと、新規の取引先との名刺交換の機会が増加します。その中で、課題としてあげられるのが、抜け漏れのないコンプライアンスチェックです。とくに、アジアマーケットでは、取引予定企業のバックグラウンドチェックには多くの工数がかかり、課題となっていました。
三建設備工業は、2017年よりクラウド名刺管理サービス「Sansan」を全社に導入していましたが、今回、コンプライアンスの再強化として、素早くかつ、抜け漏れない一次スクリーニング、また法務部門の業務効率化を実現するために、クラウド名刺管理サービス「Sansan」が2020年3月に機能提供を開始した反社チェックオプションの導入を決定しました。
■Sansanの反社チェックオプションを選んだ理由
Sansanは、国内6000件以上の契約、シェア82.8%の実績を持つ、法人向けクラウド名刺管理サービスです。名刺を専用スキャナまたはスマホアプリで読み込むだけで、99.9%の精度でデータ化。企業内の人脈を管理・共有することが可能になります。また、昨今のコロナウイルス感染拡大をうけ、オンラインで名刺交換ができる「オンライン名刺」機能も提供しています。既に3000社に利用されており、ソーシャルディスタンスを保ちながら事業活動を行う、新しい働き方を支えます。
Sansanは、2020年3月に、Sansanとさまざまなベンダーが連携するプラットフォーム戦略「Sansan Plus」を発表し、名刺を起点に企業の働き方を革新しています。その一つの取り組みである、Sansanの反社チェックオプションは、世界中の反社会的勢力等の情報を日々監視するRefinitiv社(以下、リフィニティブ)のソリューション「World-Check(ワールド・チェック)」との連携により開発・提供しているオプション機能です。ユーザーは名刺をスキャンするだけで、その名刺交換相手の所属企業にコンプライアンスリスクがあるかを確認することができるようになります。
具体的には、今回の導入により、次のことが期待されます。
・コンプライアンスチェック・反社チェックの一次スクリーニングの早期化
通常、コンプライアンスチェック・反社チェックは、営業・フロント部門がおこなう営業活動の後、受注や商取引のタイミングで、コンプライアンス担当者がおこなうことが一般的です。 名刺管理からコンプライアンス・反社チェックをおこなうことにより、名刺交換をしたタイミング、つまりビジネス上での接点ができた早い段階で、相手がリスクのある企業かどうかの一次スクリーニングをおこなえるようになります。
・コンプライアンスチェック・反社チェックの自動化による業務時間の短縮
コンプライアンス担当者がコンプライアンス・反社チェックの審査をするには、ウェブサイトやメディアの掲載情報といったデータを元に、チェック業務を行うのが主流です。 名刺をスキャンするだけで、リフィニティブ社のデータベースと名寄せし、コンプライアンス・反社チェックが行えることにより、コンプライアンス担当者の業務負荷を軽減することができます。
・属人的なコンプライアンスチェック・反社チェックからの脱却
コンプライアンス担当者は、営業・フロント部門などの社内メンバーからリクエストがあった企業をチェックすることが一般的です。しかしそのような方法では、チェックに回される企業が現場の営業担当者の属人的な判断にまかされることにつながり、チェックがなされる企業にばらつきが出てしまいます。
今回、三建設備工業全社員の名刺がSansanにより自動的に一次スクリーニングされることにより、すべての企業との接点をチェックすることができ、属人化のリスクを減らすことができます。
・海外の反社会的勢力等の情報にも対応。アジア展開を加速
三建設備工業は現在、マーケットを広げるべくアジア市場に進出を行っています。取引予定の企業が反社会的勢力ではないか、各国の言語で調査を行うには手間と時間がかかってしまいます。反社チェックオプションで連携しているリフィニティブ社のWorld-Checkは、国内外の反社会的勢力等の情報をカバーしているので、海外の取引先チェックも手間をかけずに対応が可能となります。これによりコンプライアンス強化とすばやいアジア展開を両立します。
今後もSansanは、「出会いからイノベーションを生み出す」という当社のミッション実現へ向けて、進化を続けてまいります。
■三建設備工業株式会社について
会社名:三建設備工業株式会社
代表取締役社長:松井栄一
創業:1946年3月
事業内容:管工事業・建築工事業・電気工事業 他
従業員数:1231名(2020年4月1日)
URL:https://skk.jp/
(以上)
■Sansanについて
名刺管理から、働き方を変える「Sansan」
Sansanは、法人向けクラウド名刺管理サービスです。名刺をスキャナーやスマートフォンアプリで読み取るだけで、独自のオペレーションシステムによって名刺情報を正確にデータ化します。高度なAI技術により、企業内の人脈を管理・共有することが可能になるほか、社内の連携を促進する機能や顧客データを統合・リッチ化する機能を備え、ビジネスのはじまりを後押しする「ビジネスプラットフォーム」です。
■Sansan株式会社 会社概要
設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:62億36百万円(2020年5月31日時点)
事業内容:クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売
■報道関係のお問い合わせ先
Sansan株式会社 ブランドコミュニケーション部 PRグループ(小池)
Mail: pr@sansan.com