当社は、本日、株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ社」)から、同社が保有するUnipos株式会社(以下、「Unipos社」)のA種優先株式を当社が取得できる権利(以下、「コールオプション」)を行使し、Unipos社のA種優先株式を追加取得することを決定しました。また、その後、当社が保有するUnipos社の普通株式及び上記追加取得分を含めたA種優先株式の全てについて、株式会社リンクアンドモチベーション(以下、「LMI社」)に株式譲渡し、Unipos社との資本業務提携を解消することを決定しました。
本株式譲渡に伴い、当社は、2025年5月期(2024年6月1日~2025年5月31日)において、特別損失を計上する見込みとなりましたので、下記の通り、併せてお知らせします。
なお、これら一連の行為は、2025年6月27日開催予定のUnipos社の定時株主総会において、LMI社によるUnipos社の完全子会社化に向けた株式交換契約に係る議案が承認されること、並びに同定時株主総会及び同日開催予定のUnipos優先株式に係る種類株主総会において、Unipos優先株式の内容変更に係る定款の一部変更が承認されることを前提条件としています。詳細については、2025年5月22日付でUnipos社及びLMI社が公表した「株式会社リンクアンドモチベーションによるUnipos株式会社の完全子会社化に向けた株式交換契約の締結に関するお知らせ」をご参照ください。
記
2021年5月19日に公表した「Fringe81株式会社との資本業務提携契約の締結並びに第三者割当増資の引受による優先株式の取得(追加出資)に関するお知らせ」(以下、「2021年5月19日の公表内容」、Fringe81株式会社は、2021年10月1日にUnipos株式会社に社名変更)に記載の通り、当社はUnipos社のA種優先株式に関して、DBJ社との間で株主間契約を締結しています。この度、LMI社へUnipos社株式の譲渡を企図するに当たり、諸条件を経済合理性の観点から勘案した結果、本株主間契約に基づき、当社がこの時点でコールオプションを行使し、DBJ社が保有するUnipos社のA種優先株式の全てを追加取得した上で、その後、当社が保有するUnipos社の普通株式及びA種優先株式の全てについて、LMI社に譲渡することとしました。
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※所有割合は、2025年3月31日時点における発行済株式数(自己株式を除く)に対する所有議決権の割合を記載しています。
2021年5月19日の公表内容の通り、当社は、Unipos社と資本業務提携契約を締結し、同社サービスの「Unipos」が一定規模に成長した場合には、当社が将来的にUnipos社を連結子会社化することを視野に入れた上で、当社サービス「Sansan」と「Unipos」の連携を通じた相互サービスの価値向上や営業活動の連携、当社のEight事業で展開する広告サービスとの連携等について、さまざまな検討を進めてきました。しかしながら、この度、両社におけるサービス開発の優先度の相違や事業構造、展開サービスの変化等によって、当初想定した業務提携の内容を実行し、シナジーを創出していくことは困難であるとの双方合意の結論に至りました。
かかる状況を受け、保有資産の効率化を図る目的で、当社が保有するUnipos社の普通株式及びA種優先株式の全てに関して、LMI社と株式譲渡契約を締結しました。また、これら結論を踏まえ、Unipos社との資本業務提携を解消することを決定しました。
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上記の投資有価証券の譲渡に伴う損失は、2025年5月期第4四半期決算において、特別損失に計上する見込みです。
なお、これら一連の行為は、2025年6月27日開催予定のUnipos社の定時株主総会において、LMI社によるUnipos社の完全子会社化に向けた株式交換契約に係る議案が承認されること、並びに同定時株主総会及び同日開催予定のUnipos優先株式に係る種類株主総会において、Unipos優先株式の内容変更に係る定款の一部変更が承認されることを前提条件としており、上記開示内容に変更が生じた場合には、速やかにお知らせします。
以上