
「世界を変えた」と言われる存在を目指して、新たな価値を生み出し続ける
取締役/執行役員/COO
富岡 圭
インボイス管理サービス「Bill One」のリニューアルセールスとして、2022年に入社した境祐香。当時は、「Bill One」から派生したSansan初のフィンテック事業「Bill Oneビジネスカード」立ち上げの時期でした。変化が大きい環境の中で、サービスリリース前の契約獲得200件という成果を引き寄せたその過程と、今後の展望をインタビューしました。
前職では求人広告の法人営業職として8年間勤務しました。新型コロナウイルス感染症の流行によって採用活動を縮小する企業が増え、営業として提供できる価値も限られた中、常に新しい価値を提供し続けられる会社に転職したいと考えるようになりました。
Sansanには前職の同僚が先に転職していました。常に高い目標を掲げ、継続して挑戦するカルチャーを持つ会社であること、社員はポジティブでモチベーションが高いことを同僚から聞いていて、とても興味を持ちました。また、子どもを持つ社員が多く、子育てをしながらでも生産性高く働くことができる社内制度が整備されていることも好印象の理由の一つでした。
一方で、入社時には覚悟を決めたポイントもありました。前職では見込み顧客の開拓からクロージングまでを一貫して一人で担う営業スタイルだったのに対し、Sansanでは「The Model型※」を採用しているため、担当領域に集中できる分、1日の商談数が増えることが想像されたのです。この違いを、自らの営業スキルを伸ばすチャンスとして生かそうと決意し、入社を決めました。
入社後は、インボイス管理サービス「Bill One」のリニューアルセールスとしてSMB(中小企業)領域の既存顧客を担当することになりました。加えて、当時リリースに向けて準備を進めていた「Bill Oneビジネスカード」のセールスも担当することに。基本となる「Bill One」の理解に加え、ユーザーである経理業務の知識、「Bill Oneビジネスカード」への理解が求められる中、複数のインプットと顧客対応といったマルチタスクを乗り越えるために、意識していたことが二つありました。
まずは「ホウレンソウ」(報告、連絡、相談)を徹底することです。基本的なことではありますが、これを行うことで業務の進め方や、やるべきことの優先順位がクリアになりました。その上で「自分にできることは何か」を考えられたので、ゴールに向けて最短距離で走ることができたと感じます。
また、意識的にアウトプットを行いました。まずは学んだことを試してみようという気持ちで、自ら先輩社員に商談のロールプレイングを依頼。フィードバックをもらうことで、自分に合った提案のスタイルを作っていきました。
リニューアルセールスは「攻め」と「守り」の営業活動を行います。契約拡大に向けた「攻め」。顧客満足度を維持し、サービスの解約を防止する「守り」。どちらもお客さまのことを深く理解していなければ成り立ちません。顧客解像度を上げ潜在的な課題を探るために、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの各担当と連携し意見交換を行っています。
フロント部門にとどまらず、機能の開発を担う部門とも連携しています。リニューアルセールスはすでにサービスを導入しているお客さまから、どのような点でサービスが役立っているのか、改善してほしいと感じている点はどこかを深く聞けるポジションです。自らを起点として、お客さまの声をプロダクト開発に生かす循環を作れているのはうれしいですね。部門の壁を越えて「全員で勝ちに行く文化」があることがSansanの強みだと思います。
この強みは、「Bill Oneビジネスカード」の立ち上げ時にも発揮されたと感じています。社内SNSに「Bill Oneビジネスカード」について話し合う場所が作られ、「より良いサービスを顧客へ届けたい」という想いの元、部門を越えた活発な議論が行われました。各部門の視点を取り入れて提案のポイントを整理し商談に臨んだことで、リリース前に200件の契約を獲得できました。
今でも新たなサービスのリリースが頻繁にあり、日々さまざまなことがスピーディーに進んでいきます。Sansanに入社して約1年間で、3年間分の経験を得たと言えるほどです。
直近は、SMB領域から「GRS領域(中小企業と大企業の中間)」へと担当が変わり、新しいチャレンジが始まりました。しばらくは営業として経験を積み、さらに大きな成果を上げていきたいと考えています。一方で他部門との連携を通して、営業職以外にも魅力を感じています。いずれSansanの社内異動制度「Jump!」を使って、経験したことのない職種へも挑戦してみたいです。活躍できるフィールドの選択肢が広いこともSansanの良さだと感じています。
Sansanは、変化することが日常です。気づけば私もチャレンジすること、変化することが当たり前になり、たとえうまくいかないことがあっても早期に軌道修正ができるようになりました。今後も失敗を恐れずに、環境や自分の変化を楽しめる人と一緒に挑戦を続けていきたいです。
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