企業における障がい者雇用の課題は、法的・社会的要請に応じた障がい者雇用を進めることだけではなく、如何に障がい者社員が持つ能力を発揮し、自社の戦力として活躍するかにあります。社内で無理やり業務を作ってしまうことで障がい者社員にとっても生産性を発揮できない作業、企業にとってもコスト高になるようなことが起こりうるのです。

 

新サービスは「攻めの障がい者雇用で、名刺を企業の資産に」というコンセプトのもと、企業内に障がい者による営業支援センターを構築する仕組みです。
ウイングルは、障がい者の雇用を進めたい企業と雇用機会に恵まれない地方の障がい者をマッチングすると共に、その後の実務構築・運用のマネージメントサービスを提供しています。一方、Sansanでは、名刺のデータ入力という”人的処理”を通じて、顧客管理・営業管理を実現するソリューション「Link Knowledge」を企業向けに展開しています。

 

Link Knowledgeの仕組み Link Knowledgeの仕組み

 

新サービスは両社のサービスを融合したものであり、利用企業は、雇用した障がい者をもって名刺データ入力処理を実施し、顧客データベースを構築・運用することが出来ます。ウイングルは、地方における障がい者の雇用、執務スペース確保、データ入力センターの運用までのトータルマネージメントをサポートし、Sansanは、データ入力からユーザーが利用するハード・ソフトウェアまでを提供します。

 

ウィングルとSansanの業務提携イメージ ウィングルとSansanの業務提携イメージ

 

本サービスは、企業にとっては、法的・社会的要請への対応と営業力の向上を同時に実現するものです。 そして、障がい者にとっては、就労機会を得るだけでなく、企業力を支える実務へ従事することでのモチベーションの向上とスキルアップを図れるものであり、社会的に価値のあるスキームと考えております。

各ステイクホルダーにとっての意味：

• 企業経営にとって ：法的・社会的要請(CSR)への対応
• 営業現場にとって ：営業体制の効率化、営業力向上
• 障がい者にとって ：就労機会の確保、モチベーション向上、スキルアップ

尚、本年9月よりウイングルが運営する仙台・沖縄の障がい者就労以降支援センターにて、本サービスの一部実験運用を行っており成果をあげております。

今後、両社では本サービスを以下の企業を中心に3年間で100社に展開して参ります。

• CSR意識の高い企業
• 障がい者の法定雇用率を充足していない企業
• 障がい者を戦力として活用したい企業
• 営業力向上を望む企業

 

＜参考資料＞

【Link Knowledgeについて】（https://jp.sansan.com/index.html）
名刺SaaS「Link Knowledge」は、名刺をビジネス活動における重要なログと位置づけて、名刺管理はもとより、名刺中心型のCRMを実現する新世代ソリューションです。「WEBアプリケーション」のみならず「スキャナ機器貸与」「名刺データ入力処理」をセットにすることで、ソリューションの実効性/運用性を高めています。お客様がスキャナから送ってくる名刺情報をオペレーターが二重入力することで、100%の精度でデータベース化。日常的な名刺管理を入口に、組織としての情報共有、顧客管理、営業管理を実現します。また、モバイルとも連動しており、人事異動情報、ニュースの配信まで実装しています。

【株式会社ウイングルについて】（http://www.wingle.co.jp）
株式会社ウイングルは、障がい者の雇用を進めたい都市圏の企業と、就労水準を満たせていても雇用機会に恵まれない地方の障がい者のマッチングを行っています。サテライトオフィスの構築支援から、業務サポート、メンタルサポート、キャリアサポートなどトータルにサポートをすることで、障がい者が働きやすい環境を実現しております。

【Sansan株式会社について】（http://www.sansan.com/）
Sansan株式会社は、「Business Knowledge Networking のSansan(さんさん)」を標榜するITベンチャーです。名刺交換の可視化から人脈というナレッジを最大限に活用する企業向けソリューション「Link Knowledge」を提供しています。

 

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