自然環境の保全

基本的な考え方

当社グループでは、事業活動が自然生態系に与える影響を正しく把握し、適切な配慮や対策を行うことで、自然環境の保全に取り組むことが重要であると捉えています。このような考え方の下、収益の一部を植樹活動に充て、森林保全を通じた水資源や生物多様性の保全に努めていきます。また、当社グループが提供する主要サービスは、アナログ情報をデジタル化することで環境負荷の低減を実現するという共通の特徴を有していることから、事業活動を通じたDXの推進やペーパーレス化の支援等によって自然環境の保全に貢献していきます。

主な取り組み

提供サービスを通じたペーパーレス化支援

当社グループの主要サービスは、名刺や請求書、契約書といった書類をデジタル化するという共通点を持っており、企業のDXを支援するものです。紙媒体を介さずにクラウド上でビジネスデータをやりとりすることで、ペーパーレス化を実現し、自然環境の保全に寄与しています。なお、2030年5月期における目標として、当社サービスにおけるペーパーレス機能の利用件数1.2億件を目指しています。

植樹活動「Scan for Trees」

「Scan for Trees」は、当社グループが提供するサービス「Sansan」「Bill One」「Contract One」でデータ化した書類の枚数に応じて、植樹が必要な地域に木を植えるプロジェクトです。

名刺や請求書、契約書で使われる紙は多くのケースにおいて元は木からできています。等本プロジェクトは当社グループのサービス利用を通じた森や水等の自然環境を豊かにする取り組みであり、これまで、2011年の東日本大震災で被害を受けた岩手県宮古市や宮城県大崎市、2016年の熊本地震で被害を受けた熊本県上益城郡山都町にて植樹を行い、2016年6月のプロジェクト開始以来、植樹実績は10,000本を超えています。現在では、データ化された紙の書類だけではなく、「デジタル名刺」やPDF形式の請求書といったデジタルで取り込んだ書類も枚数として換算しており、リモートワーク等によってオンライン化が進む今日においても、森林の回復や被災地復興の後押しをしています。