“人は1年で出来ることを過大評価し、10年でできることを過少評価する”
アンソニーロビンズ
“あたり前”を創造するのはかくも時間のかかることか。
でも10年は何かを成すには十分なはず。
2016年、創業から数えて9年目に入ります。
現時点で我々の提供する何かが”あたり前になった”とは言い難い。
他方でSansanをここ数年の歴史の1ページから破いたならば、
今我々のサービスを使っている人達は、YonyonなりSevenなり異なる何かを使っているとも思えない。
つまり我々のチャレンジは何かと相対化されるものではなく、本旨は価値の創造にあり。
その価値が普遍化したときにあたり前が生まれる。
昨年末に総括した通り、2015年の1年間で、それまで7年かけて積み上げてきたものが倍になった。
Sansan、Eight、オペレーション、リソース全ての面で、その本質において倍になったと言える。
ただ、それは振り返ってから確認した事実に過ぎない。
突然、風が吹いたわけでも、ある日ビッグウエーブがきたわけでもない。
ふと気づいたら2倍になっていた。
そして、その伸びに翻弄されたわけでもなく、日々所在をグリップしながら前に進んできた。
その結果として創業7年かけて積み上げたものを直近1年で倍になった。
このことは何を意味するのだろうか。
世界を変える。
そのためには浸透のスピードを倍々であげていかなければならない。
そのレベルにあげていけば、”あたり前”が創造できる。
最近こんな会話をよくする。
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寺田: あなたのオフィスにはコピー機はありますか?
Aさん:はい。
寺田: なぜですか?
Aさん: …….
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もはや答えがない。
それが”あたり前”ということ。そこにあるのがあたり前で疑問がわかない。
布石は打った。
Wux、open、lean、地方、海外、carp、newton、増資、social、premium 、、、
今年はその布石を使って、さらに倍にしていく。
全国展開あり、海外あり、carpあり、leanあり、newtonあり、socialあり。
フィールドは広がった。やってやりたい。
2016年は、そのフィールドで暴れたいと思う。
だから、今年のテーマとして”暴れる”を掲げたい。暴れてやろう。
トレンドでも、たまたまでもなく、自らの手で広げてきたフィールドで思う存分暴れてやろう。
みんな各所で暴れてください。
“1年で出来ること”を過大にすべく、本年に臨みたい。
“暴れる”
やりましょう。
2016年 1月
寺田親弘
※年始会議にて行われた寺田の全社スピーチを、一部修正の上、掲載。