重要課題(マテリアリティ)
と目標・実績

当社は、2022年6月の取締役会において、環境・社会・ガバナンスの面で当社グループが優先的に取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を特定し、2023年には各課題について、2030年5月期における定量的な目標を設定しました。本業を通じて、これらの課題解決に取り組むことで、国連で採択されたSDGs(持続的な開発目標)達成への寄与、ひいては持続可能な社会の構築へ貢献していきます。

重要課題(マテリアリティ)の
特定プロセス

  • 重要課題の
    特定プロセス ①

    重要課題候補の選定

    SASB(Sustainability Accounting Standards Board)のガイドラインやSDGs(持続的な開発目標)におけるゴール・ターゲットを参照したほか、当社取締役や機関投資家との対話・議論等を通じて、当社グループに関連性が高い重要課題候補を選定しました。

  • 重要課題の
    特定プロセス ②

    課題の重要性評価

    プロセス①で選定した各課題について、「持続可能社会を実現する上での社会(ステークホルダー)にとっての重要性」と、「当社グループがビジョンの達成や事業成長を実現する上での重要性」の2軸の観点で、当社の全取締役が個別に評価を行いました。

  • 重要課題の
    特定プロセス ③

    取締役会での議論・決定

    プロセス②での評価結果について、取締役会で議論・審議を行い、5つの分野に整理される10の重要課題を特定しました。

重要課題(マテリアリティ)

  • 重要分野(1)

    セキュリティと利便性の両立

    利便性を確保した上で、全従業員を対象としたデータプライバシーの保護や情報セキュリティ対策を講じ、安全性の高いサービス提供を安定的に行います。

    重要課題

    1. 1. 安全かつ安定的なインフラサービスの提供
    2. 2. データプライバシーの保護と情報セキュリティの徹底

    評価指標及び2030年5月期目標 (1)

    • 重大なインシデント発生件数:0件
    • 個人情報保護士取得率:80%以上の維持

    2024年5月期実績 (1)

    • 重大なインシデント発生件数:0件
    • 個人情報保護士取得率:86.7%
  • 重要分野(2)

    革新的なDXサービスで働き方を変革

    ビジネスインフラになるべく、当社の強みであるデータ化技術を活用し、社会・経済の生産性を大きく向上させる革新的なDXサービスの開発・提供に取り組みます。

    重要課題

    1. 3. 生産性向上に寄与するDXサービスの推進
    2. 4. 革新的なビジネスインフラの創造

    評価指標及び2030年5月期目標 (1)

    • 当社サービスでのアナログ情報のデジタル化件数:5億件
    • 当社サービス利用者数:2,000万人

    2024年5月期実績 (1)

    • 当社サービスでのアナログ情報のデジタル化件数:2.4億件 (2)
    • 当社サービス利用者数:789万人 (2)
  • 重要分野(3)

    人材の多様性を尊重し、
    イノベーションを生み出す

    出会いの力でビジネスの課題解決につながるイノベーションを生み出すため、多様性に富んだ全ての人材が活躍できる機会の創出や環境の整備を推進します。

    重要課題

    1. 5. 人材の採用・育成・活躍推進
    2. 6. ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進

    評価指標及び2030年5月期目標 (1)

    • リファラル採用比率:35%
    • 「Unipos」(3) 投稿率:80%
    • 女性管理職比率:30%以上
    • 女性従業員比率:45%以上

    2024年5月期実績 (1)

    • リファラル採用比率:10.3%
    • 「Unipos」(3) 投稿率:58.1%
    • 女性管理職比率:17.8%
    • 女性従業員比率:36.7%
  • 重要分野(4)

    急速な事業成長を支える
    強固な経営基盤の確立

    コーポレートガバナンスの強化やコンプライアンスの徹底により、事業成長を支える経営基盤の強化を推進します。

    重要課題

    1. 7. コーポレートガバナンスの強化
    2. 8. コンプライアンスの徹底

    評価指標及び2030年5月期目標 (1)

    • 女性取締役比率:30%以上
    • 重大なコンプライアンス違反件数:0件
    • コンプライアンス関連の研修受講率:100%

    2024年5月期実績 (1)

    • 女性取締役比率:22.2%
    • 重大なコンプライアンス違反件数:0件
    • コンプライアンス関連の研修受講率:100%
  • 重要分野(5)

    事業活動を通じた自然環境の保全

    DXの推進やペーパーレス化の支援、環境に配慮したサービスの導入等、事業活動を通じて気候変動問題への対応に取り組むことで、自然環境の保全を推進します。

    重要課題

    1. 9. 気候変動問題への対応
    2. 10. 自然資源の効率的活用

    評価指標及び2030年5月期目標 (1)

    • スコープ1+2 (4):カーボンニュートラル
    • 当社サービスにおけるペーパーレス機能の利用件数:1.2億件

    2024年5月期実績 (1)

    • スコープ1+2 (4):999t-CO2
    • 当社サービスにおけるペーパーレス機能の利用件数:0.1億件 (2)
  1. (1) 当社単体の実績・目標を記載しています。
  2. (2)「Sansan」「Bill One」「Contract One」「Eight」における該当実績を集計しています。
  3. (3) Unipos株式会社が提供するピアボーナス®を軸とする全従業員参加型のプラットフォームサービスです。
  4. (4) スコープ1は、当社が所有するオフィスや設備において直接排出されたGHG排出量を集計しています。スコープ2は、各オフィスにて購入した電力や熱エネルギー等の使用を通じて間接的に排出されたGHG排出量を集計しています。

マテリアリティマップ