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「Slush Tokyo 2018」に行ってきました(前編)

お元気ですか? ICE企画室長のHanakoです。

北欧最大級のスタートアップイベントである「Slush」。

その日本版「Slush Tokyo 2018」が3月28日〜3月29日の2日間にわたり、開催されました。

Slushといえば、音楽ライブのような熱気あふれる会場のデザイン。そして、世界的に注目を集めている国内外のスピーカーによるキーノートやトークセッション……。その傍らで、スタートアップの若き起業家と投資家、社会人や学生などが出会い、新たな化学反応を起こすことを目的とした世界最大級のスタートアップイベントです。

そんなかなりユニークなイベントに参加してきましたので、イラストも交えて振り返ってみたいと思います。

世界最先端の情報を手に入れるため、Slush Tokyo 2018へ

今回はSansanのクリエイティブ集団「ICE」で希望者を募り、デザイナーやディレクター陣で「Slush Tokyo 2018」に参加しました。クリエイティブ職が丸2日間、時間を空けることは大変ですが、最良のアウトプットのためには新しい世界のインプットが大事。そんなことを日々感じていることもあって、今回の企画を立てました。

参加したメンバーは、ブランディング、マーケティング、プロダクトと、さまざまな部門で異なる業務を担当するデザイナーとディレクター。それぞれの視点で見たものをまとめていきますので、どうか最後までお付き合いください。

テクノロジーとアートが共存する、非日常空間

会場は、東京ビックサイト。ビジネスの先端を走るスタートアップ集団が持つテクノロジーと、醸し出すアートの世界感が共存している空間は特徴的で、一歩足を踏み入れた瞬間に未知の世界に出会った時の興奮が迫ってきます。

Slushのアイデンティティーを感じさせる「Art x Technology」の世界感や「枠にはまらない」個性的な雰囲気の来場者たちによって醸成される、この独特な雰囲気は、まさに非日常。

新しい価値観との出会いに、ワクワクが止まりませんでした。

「AI」「ブロックチェーン」など旬なワードも

運営スタッフは世界各国より社会人、学生など、総勢600名のボランティアが集結し、普段なかなかお目にかかれないとがった方々が大勢いました。

スタッフの中には、バーコードみたいなタトゥーの方も。こんな細かいところですらも、未来を感じます。この特別な空間では、もしかしたら何を見ても、そういう目で見ることができてしまうのかもしれません。

オープニングでは、DJによるアップテンポな曲と、ダイナミックな映像が流れました。

この瞬間からアドレナリンが急上昇! 大きな1つの空間の中で、区切られることなく、あちこち同時進行でイベントが行われていたため、会場はいろんな音や熱気に包まれていました。

筆者も当然ノリノリです。

心はステージ上で、DJが作り出す世界にダイブしている状態。世界最先端の大きな波に一緒に乗っているグルーヴ感を味わうことができました(通常、ビジネスイベントでこんなノリノリになることはありません)。

キーノートや、ピッチコンテスト、ディスカッションが同時進行で進められていました。全体的な印象としては、「仮想通貨」「ブロックチェーン」「AI」など、旬なワードが飛び交っていたように思います。

ちなみに講演は全て英語で行われていました。

留学経験のある筆者も全神経を集中して挑んだのですが、英語力だけではカバーできない知識的な限界を感じました。ある程度は雰囲気で内容が伝わってくることもありましたが、次回はもっと予習してからイベントに参加したいと思いました!

Centralize to Decentralize(集中から分散へ)

ちなみに、今回のSlushで、印象的なワードを一つ挙げるとすれば、「Decentralize」。日本語だと「分散」です。今までのcentralize(一点集中型)されていた世界からdecentralizeへ移行していっている、と。そういう時代の流れなのですね。

「これからは小さな力を持った集合体が力を合わせていく、Decentralizeが主流になることで、イノベーションが加速する社会になる」。

そんなことが、仮想通貨やブロックチェーンというキーワードとともに発信されていました。

テクノロジーによって進化し続けてきた私たちの生活ですが、ブロックチェーンの技術を活用した新サービスがもたらされたら、さらに社会や産業構造の変革が進んでいき、世の中の価値観が変わっていくのだろうなと思います。

その先陣を切っているのは、新しく生まれているアントレプレナー(起業家)たちであり、またそういう人たちを引き寄せるのがSlushの素晴らしいところと感じました。

後半は、会場の各ブースの状況をレポートしたいと思います!

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【レポート】「Slush Tokyo 2018」に行ってきました(後編)

text&illustration: Hanako