Global

2009年 市場を創る



今年のスローガンは、"市場創造"です。



世の中、かなり冷え込んでいます。景気は悪化する方向なのでしょう。
つまり、本物だけが生き残る環境です。
ただ、こう言う時にこそ革新的な商品・市場・会社が生まれるものです。

2008年のスローガンは「切り拓く」でした。
顧客数を140社まで伸ばし、競争もはじまり、正に初期市場を切り開いた年だったと感じています。
今年は、1年を終えた時に「市場になった」という実感を持てるように頑張っていきたいと思います。

そして、市場創造に向けてキーワードを2つあげます。



1. 価値

まずは価値です。何よりも大事なのは価値です。

不況の時代は、価値ある商品だけが残るといいますが、そのことは情緒的なものでなく、簡単な理屈です。

我々のマーケットは企業が顧客です。景気が下向きの環境において投資余力のある会社とは、どんな企業か。
価値を見極める力がある会社です。

つまり価値を提供できなければ、投資余力のある会社には買ってもらえません。
また、もし、我々の提供する価値が低いにも関わらず買ってくれる会社があったとしても、
その会社は価値を見極める力が無いということにて、徐々に投資余力を失っていくことになります。

つまり価値が全てです。
そして、我々が市場に提供する"価値"を考えた場合、どんな公式であらわせるのか。

要素は3つ。 「モノ(=商品の価値)」、「リーチ(=届く距離)」、「活用度合い(=利用のされ方)」
これらが足し算ではなく掛け算で結ばれた結果が市場に提供する価値の総量になります。

モノの価値がいくら高くても、顧客がいなければ意味がありません。
モノが顧客にリーチしたとしても、使われなければゼロです。よって、3つの要素は相互に依存した掛け算の関係です。

そしてこれ等は、そのまま当社の組織に置き換えられます。
モノは開発部が、リーチはマーケティング部が、活用度合いはサービス部・オペレーション部が担っています。
単独ではなく相互に連携しながら、きちんと仕事をしていくことで価値が最大化されるということです。



2. 質

次に、少し分かり難いかもしれませんが、質をキーワードとしてあげます。

これからは、質の時代です。量の時代が終わり、質の時代に入ったと思います。
量は暴走します。時代とともに乱高下します。量はムードが決めます。

例えば、サブプライムローンは量の暴走です。 明らかに家を持つ余裕のないような人々に対して、
金融工学のマジックで金が貸し付けれて、それが破綻した訳です。
お金が無い人に、お金を貸すということが成り立つわけがありません。
バブルの時代に生き残った企業は、馬鹿なマネーゲームに乗らず、後から見れば当たり前の判断を積み重ねた会社です。

量に騙されず、質を判断することが重要だということです。

また量と質は、結果とプロセスに読み替えても良いかもしれません。
結果は、ある程度時代に左右されますし、脆いものです。ただ、プロセスは強固なものです。

「定量的な結果さえ出せばよし」という企業には、時代の潮目が変わり人が去れば、何も残りません。
一方で、結果につながるプロセスがある企業には生き残る地力があります。

我々の商品は、企業における働き方の質を変えるものです。
時に量で読み替える提案が必要な場合もありますが、大事なのは質であると認識しておきましょう。



2009年、これら2つのキーワードを意識して市場を創っていきたいと思います。

そして、三三という会社の面白さは、まさにこの「市場創造」にあると言えます。
仕事をしていく中で、モノを作る、顧客を作るという機会は多く有ります。
環境に恵まれれば、次元があがって仕事を作るという経験もできるかもしれません。

ただ、市場を創る機会というのは中々あるものではありません。
時代、人、着想など全て揃わないとチャンスは訪れません。

我々はそのチャンスを手にしています。



市場を創り、その中で自分を成長させられる、
これは働く上で、最高のことだと思います。

本年を、会社としても個人としても価値ある1年にすべく、
仕事に情熱と愛情を持って取り組んでいきましょう!!!

今年もよろしくお願いします。

2009年年頭
寺田親弘