mimi

Sansanの
人・組織・カルチャーを
伝えるメディア

開発環境をより良く。社内制度「Geek Seek」Part 2

こんにちは。息子の影響もあり、「ひつじのショーン」が最近のマイブームな人事部のびんです。

今回は、エンジニアやデザイナーなど専門的な技術・知識を必要とする社員を支援する制度「Geek Seek」を紹介したいと思います! ……といっても、Geek Seekの紹介は2回目となり、1回目の記事はこちらで読むことができます。

前回の記事では、制度の概要とちょっとした利用例の紹介のみにとどまったので、今回はもう少しリアルな利用者の声をお伝えしたいと思います。

利用者の代表として、エンジニア、デザイナーとそれぞれ1名ずつにGeek Seekについてインタビューしました。

Geek Seekの利用について早速伺いたいと思いますが、まずは簡単に自己紹介してもらえますか。

高橋:Sansan事業部プロダクト開発部とビジネス開発部を兼務しています、エンジニアの高橋洸です。

友近:Eight事業部でプロダクトのデザインを担当しています、友近玲也です。

高橋さん、Geek Seekを利用してどんなものを購入しましたか?

高橋:書籍を何冊かと、有料のソフトウエアを購入しました。書籍は、主にKindle版で購入しているので、本で購入した書籍の数は少ないですが、他の社員と比較して利用頻度は高い方になるかなと思います。ソフトウエアは、開発に使うエディターやタスク管理のためのものを買いました。それらは、日々業務で使用しています。

高橋がGeek Seekで購入した書籍の一部と購読に使用しているKindle。全体のうち8割ほどは、Kindleで購入して読んでいるとのこと。

(Geek Seekの利用状況を確認して)結構、買っていますね。エンジニアの方は、どういう時に書籍を買うんですか?

高橋:僕の場合は中長期的な視点で、考え方を学びたい時ですかね。技術的にすぐに知りたいと思うものは、正直ネットで調べちゃったほうが早いので。

他の利用シーンはありますか?

高橋:私の場合、2017年の10月からビジネス開発部という部署を新しく兼務したこともあって、技術本に限らずにもう少しビジネスよりのインプットを増やすためにも活用しています。ビジネス開発部では、新サービスの開発を少人数で行っていて、職種に関係なく議論を交わしています。そういったときに、ビジネスサイドの方(総合職)の会話レベルについていくのになかなか苦労したので、技術系以外の本もGeek Seekを利用して購入しました。その中でも『イノベーションと企業家精神(著:P. F. ドラッカー)』という本があって、これは良かったですね。エンジニアとして仕事をしてきたこともあり、正直なところビジネス的な観点からの知見はまだまだ足らないので、それを補ってくれています。

ソフトウエアも購入しているとのことですが、どのような利用を想定して購入しましたか?

高橋:業務効率を上げるあげるために尽きます。ソフトウエア開発を行うに当たって、コード管理を楽にするためのツールはたくさんあります。有料のものは機能も充実しているので使いたいと思うのですが、そんなときにGeek Seekがあると、試してみようと使ってみることに前向きになれますね。そのおかげで、いろいろなものを試しながら業務効率化はかなり進んだと思います。

高橋は上司からも「かなりの読書家」と評価されている。向上心を後押しする制度として、Geek Seekの存在は貴重だと語ります。

デザイナーの友近さんはどうですか? どんなものを購入されました?

友近:僕は、書籍も購入しましたが、デザイナーが利用するハードウエアの1つであるペンタブやモバイル端末もGeek Seekで購入しました。

書籍についての利用目的は、エンジニアと近いですか?

友近:そうですね……。近いところもありますが、ちょっと違うところもありますね。デザイナーの場合、デザインの参考となるような絵を探すことがあります。エンジニアの場合だとネットで探してしまうという話でしたが、それについてはネットで探すよりも、書籍の方が分かりやすくまとまっているので、書籍から探すことの方が多いです。

モバイル端末ですが、会社支給のテスト端末でいいのでは? とも思ったのですが、具体的にどんな使い方をしていますか?

友近:スマホを日常的に使いながら、そこからユーザ体験を確かめたいと考えているようなデザイナーやエンジニアは多いです。部分的な確認であれば、確かにテスト端末でもいいのですが、他のサービスを試してみて自社サービスへのヒントが見つかることもありますので、さまざまな端末を日常的に持っていたいですね。例えば、iPhoneの最新機種を試したいとか、私用携帯はiOSなのでAndroidの動きを見てみたい、というような目的にも活用できます。

ペンタブって、デザイナーの方にとっては、メジャーなツールなんですか?

友近:そうみたいですね。最近、触れてないですけど(笑)。同僚は、結構使っているみたいです。これでプロダクトサイトや各種ランディングページに掲載されるイラストを書いたりしていますね。

Sansanでは、複数名デザイナーがペンタブを業務で利用している。
デザイナーとして、Geek Seekという制度に価値を感じていると話す、友近。

今回は、実際にGeek Seekを利用している社員のリアルな声を聞いてみました。

今回の記事で挙がった、Geek Seekの利用対象は、書籍、ソフトウエア、ハードウエア、モバイル端末でしたが、その他にも同制度では勉強会や技術カンファレンスなどへの参加費用も補助しています。

これからも、社内のエンジニアやデザイナーには、日々のインプットや業務効率化を後押しする制度として、引き続きGeek Seekを上手に活用してもらいたいと思っています。

text: 人事部 伊東敏(びん) photo: 馬場健太