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入社前から、誰よりも早く挑戦を始める。Sansan内定者インターンで得た学び

Sansanの内定者インターンは、「挑戦の初速を上げたい」学生に向けた実践の場です。

今回のインタビューでは、自己の成長目標を明確に掲げ、大学生限定のプログラミングスクール/コミュニティ運営に携わりながら、内定者インターンをやり遂げた2024年新卒入社の栗林東也に話を聞きました。

一つの活動に専念するのではなく、あえて複数の挑戦を同時に走らせた理由。人事領域での採用マーケティング実務、そして入社後に取引管理サービス「Contract One」のエンタープライズ領域で挑戦を続ける現在地まで。「多面的に仕掛ける」強みをどう実務に活かし、挑戦的な環境で最速の成長を掴んだ、そのプロセスを追います。

 

PROFILE

栗林 東也Touya Kuribayashi
Contract One Unit セールスEPグループ

2024年、早稲田大学商学部を卒業。大学4年の4月からSansanの内定者インターンを開始し、人事領域でエンジニア・研究開発職向けのリクルーティングを担当。施策の設計から運用までを担う。入社後は取引管理サービス「Contract One」の営業として配属。学生時代は、大学生限定のプログラミングスクール兼コミュニティの運営にも携わった。


「成長機会の最大化」を選択

内定者インターンを始めようと思った背景を教えてください。

大学では二年間、プログラミングスクールのメンターとして学生の成長支援に携わっていました。ただ、その活動を続けながらも、どこかで「自分も次のステージに挑戦したい」という思いが強くなっていました。

そんな時に出会ったのが、Sansanの内定者インターンでした。

入社前の時間を自己の目標実現に向けて最大限に活用するため、入社初日から即戦力として成果を出すための基盤を最速で確立するという二点を目的に、内定者インターンに挑戦しました。

プログラミングスクールとSansanの内定者インターンを並走することを選んだのですね。

はい。どちらかを手放すのではなく、成長機会を最大化するために、両立を選びました。授業やコミュニティ運営、Sansanでの実務を並行してみると、配分を工夫すれば十分に回せると感じたからです。

もともと複数の取り組みを組み合わせて効果を高めるのが得意で、プログラミングの指導設計などで培った「課題を整理して、最適な手順を組み立てる力」は、実務で成果を上げるための重要な基礎力だと確信していました。

その強みを最大限に生かし、両方をやり切ることが結果的に成長の初速を飛躍的に最大化すると考えました。

改善と分析と実行を日々実践

インターンではどのような業務を担当しましたか。

配属は人事本部で、主にエンジニアや研究開発職を志望する学生に向けて、採用の入口をつくる業務を担当していました。スカウト媒体やSNSを通じて学生にアプローチし、興味を持ってくれた方をインターンや選考フローへ案内し、最終的に事業部へつなぐ。いわば、Sansanを知ってもらう最初の接点を生み出す役割です。

その業務の中で、やりがいを感じたのはどんな点でしたか。

自分の工夫が、実際に学生の反応や行動の変化として返ってくる瞬間にやりがいを感じました。スカウトメッセージを通じて「話を聞いてみたい」と返信をもらえたときは、純粋に嬉しかったですね。

そのためにも、「ターゲットの心を動かし、具体的なアクションにつなげるにはどうすべきか」を考え抜きました。メッセージ一つでもテンプレートを使わず、相手のプロフィールや投稿内容を丁寧に読み込み、「あなただけに話しかけています」という温度感を大切にしていました。

ほんの少し表現を変えるだけで相手の反応が変わる。その違いを実感できたことが、仕事の面白さにつながっていました。

業務の目標はどのように設定していたのでしょうか。

最終的なゴールは、スカウト経由での入社承諾者数を最大化すること。その数から逆算し、KPIとして「夏のインターン経由で何人に応募してもらうか」「日々何件スカウトを送るか」といった細かな定量指標を設計しました。前年のデータを参考にしながらも、実際に運用してみるとツールの反応率や母集団の質には差があることに気づき、媒体ごとの成果を徹底的に分析し、アプローチの配分を最適化していきました。

結果として、どんな成果が得られましたか。

承諾者数は目標に届かなかったものの、データ分析と仮説検証を通じて「次にどうすればもっと良くできるか」を明確に言語化できたことが、一番の成果でした。

特にエンジニア職の学生は意思決定が早く、4月に動き出した自分にとっては、すでに接点を持つのが遅かった層もいました。だからこそ、「より早い段階で学生とつながることの重要性」を強く実感しました。これは、成長の初速を自らつくる上で、次の世代に引き継ぎたい一番の学びです。

プログラミングスクールの活動と、Sansanの内定者インターンを同時に進めるのは大変ではなかったですか。

もちろん、大変な時期もありました。でも、やってみると「意外といけるかも」と思えたんです。同時にいくつかのことを進めるときは、まず全体を見て「どこから手をつけるか」「何が今のネックか」を整理するようにしていました。

たとえばプログラミングなら、コードを動かしてエラーが出た部分を一つずつ直しながら、少しずつ完成に近づけていく。営業や採用のような業務も、目標達成に向けた構造は似ていると感じていました。最初は失敗も多かったですが、先輩に「ここだけ押さえておけば大丈夫」とポイントを教えてもらいながら、試行錯誤を重ねるうちに流れをつかめるようになりました。

こうした進め方は、いま振り返ると、複数のプロジェクトを同時に動かし、全体成果を最大化するうえでの自分なりの強みになっていると思います。

インターンを通して、Sansanのカルチャーはどのように感じましたか。

会社全体が、同じ方向を向いていると感じました。

ミーティングでも自然にSansanのバリューズが出てきて、「会社としてどうあるべきか」を軸に議論が進んでいきます。そうした結果にとことん向き合う姿勢があるからこそ、議論のスピードも速く、迷いも少ない印象です。

学生の頃に思い描いていた理想的なチームが、Sansanの中で形になっているように感じました。人事に限らず、他部署の先輩方も同じように会社を良くしたいという思いを持っていて、自然と「この組織なら信じてついていける」と思える場面が多かったです。年次に関係なく、努力や結果が正当に評価される環境だと実感しました。

挑戦の舞台は大企業向け営業へ

入社後の配属から現在までを教えてください。

入社後はまず、育成プログラム「TOPGUN」で営業の基礎を徹底的に学びました。これは、インターンで培った「仮説を立てて数字を作る思考」を、さらに強化する期間となりました。その後、取引管理サービス「Contract One」の営業として、中小企業を対象とするチームに配属されました。短期間で圧倒的な成果を求められるスピード感のある環境で、営業の基礎体力をしっかり鍛えられたと思います。在籍中は9カ月連続で目標を達成し、その成果が評価され、チームリーダーとしてメンバーの育成にも携わりました。

その後、成果を出したことによる次の挑戦として、組織の方針とタイミングが重なり、大企業向けの営業チームへ異動しました。現在は、従業員数1,000名以上の企業を対象に、より複雑で難易度の高い提案活動を行っています。

中小企業と大企業向け、それぞれの営業の違いはどんな点にありますか。

一番の違いは、意思決定の流れとスピード感ですね。中小企業では経営層の方と直接話すことも多く、その場で結論が出るケースもあります。一方で、大企業は関係者が多く、ステップを踏んで進める分、スピードよりも関係者への丁寧なコミュニケーションが求められます。

最初はその違いに戸惑うこともありましたが、相手の組織構造を理解して、どこでボールが止まりやすいのか、誰がキーパーソンなのかを意識するようになってからは、やるべきことが論理的に見えるようになってきました。

インターン時代に「相手が今どんな状況にあるのか」「どんな言葉が響くのか」を考え抜いた経験が、ここでも活きています。まだ試行錯誤の部分も多いですが、一つひとつの商談から学ぶことが多く、提案が実を結んだときの達成感は大きいです。営業としての幅が少しずつ広がっている実感がありますね。

インターンの経験は、入社後にどう生きていますか。

一番大きいのは、「この会社で頑張る意味がある」と心から思えていることです。インターンの段階で、自分の価値観と会社の方向性が重なっている実感を得られたので、配属や役割が変わっても迷わず動けています。

実務面では、行動のスピード感が特に生きています。インターンのときは、数字を出すために自分で仮説を立てて、すぐに動いて、結果を見てまた修正して……というサイクルを何度も繰り返していました。そのまずやってみる感覚が、入社後の営業現場でも自然と出ている気がします。

複数の挑戦を同時に進めても
本気で向き合える環境がある

内定者インターンに興味はあるけれど、迷っている読者へメッセージをお願いします。

もし少しでも「挑戦してみたい」と思ったなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。結果の良し悪しに関係なく、挑戦の過程でしか得られない学びがあります。Sansanの内定者インターンは、複数の挑戦を同時に走らせながら、自分の可能性を最大化できる環境です。

挑戦の初速を掴みたい人にこそ、体験してほしいです。

 


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text&photo: mimi