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Sansanの
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誰よりも楽しく! エンジニアとしてEightをもっと成長させたい!

こんにちは。
連日の雨で夏らしい暑さをあまり感じずに9月を迎えることにちょっと寂しさを感じている人事部のびんです。

少し時間が空きましたが、社員インタビューの2回目です。前回の社員インタビューから少しデザインを変えてみました! 今回は2017年4月に新卒として、Sansanに入社した社員へのインタビューです。

2017年4月にEight事業部のエンジニアとして入社した福尾。学生時代から何よりも「楽しむ」ことをモットーにしている彼は好奇心旺盛で、入社後も変わらずに楽しみながらさまざまなことにチャレンジし続けています。

現在は、Eight事業部Development Teamに所属。日々、Eightをより良くすることに頭を悩ませながらも、積極的に行動し続けている彼にSansanに入社した理由と現在の仕事内容や心境を聞きました。

プロフィール

  • 応募ポジション:エンジニア職
  • 学歴:明治大学理工学部機械情報工学科卒業
  • びんのコメント:新卒としてのフレッシュな強みを生かして行動している。勉強熱心で、疑問に思ったことをストレートに周囲に聞き、さまざまなことに手を上げ、そして動く。彼のこうした姿勢は周囲のメンバーにも好影響を与えている。とても頼もしい!

Sansanを知ったきっかけ〜入社まで

名刺のデータ化に対する発想力
働いている人たちに度肝を抜かれました

学生時代や入社時は金髪だった福尾。入社前に対応をしたSansanのエンジニアが金髪だったこともあり、「金髪で働いてもいいのか」と髪の色はそのままで入社。受付や一つ前のプロフィール紹介で使用されている写真には当時の面影が残っています。

学生時代にプログラミングを独学で勉強したって本当?

そうなんです。大学に入る前に一年間、浪人をしていたのですが、浪人期間中に「やりたいことを明確にしてから大学に入ろう」と決めていました。 僕は昔からモノづくりが好きで、幼少時代はブロックで遊んだり、図工の授業が好きだったり、絵画教室に通って絵を描いていたりと、いつも何かを作っているような子どもでした。だから、いろいろと考えた末に、将来はモノづくりに携わりたいと思って、志望する大学と学部を選びました。 建築などにも興味はありましたが、新しいことやコンピューター、その延長でソフトウエアやロボットの開発にも興味を持っていました。そういった興味を踏まえると、情報系や工学系の学部が自分には合っているかなと思い、最終的に明治大学の機械情報工学科へ入学しました。 でも、入ってびっくりしました(笑)。大学の授業では、CADを学んだり、設計などハードウエアに携わるものが中心で、想像以上にハード寄りの内容が多かったんです。そんなこともあって、一年生の後半ぐらいから「自分がやりたかったこととはちょっと違うな・・・」と違和感を感じ始め、その頃から独学でプログラミングを学び始めるようになりました。 当時はプログラミングに関する知識は全くのゼロ。プログラミング言語とマークアップ言語の違いも分かっていませんでしたが、とにかくプログラミングができるようになりたくて、専門書を読みあさりました。

それでも独学で学ぶには、限界があったんじゃない?

確かにありました。最初は大学の友達に「一緒にプログラミングを覚えよう」と声をかけましたが、反応はしてくれても実際に一緒になってやってくれる人はおらず、周りにプログラミングの話題で相談できる人は結局できませんでした。そんな環境だったこともあってか、「自分で道を切り開くしかない」と思い、二年生になった頃から現役のエンジニアの方々に混じってプログラミングの勉強会に参加するようになりました。 勉強会では、独学だけでは分からなかったこと、疑問に思ったことを現役の方々に聞いていました。当時は学生の参加者は珍しく、皆さんにかわいがってもらっていました。そこで築いたコネクションは、独学で勉強していた自分にとって大きな助けになりました。

それにしてもすごい行動力だよね。

勉強会の他にも、プログラミングのレッスンのようなものにも通いました。大学の方も忙しかったですが、気になったイベントには「とりあえず行ってみよう」という気持ちで、有料・無料を問わずに参加していました。 学生時代は、そんな生活をずっと続けていたのですが、僕にとってはそれが「勉強」っていう意識はなくて、趣味の時間を楽しんでいるような感覚でした。読書好きの人が本を読んでいる感覚に近いと思います。だから、つらいと思ったことはなく、どれも楽しい時間でした。授業が終わった後にカフェなどで一人、プログラミングの勉強をしていたころが懐かしいです。

大学三年生になって就職活動を始めたと思うけれど、どんな準備をしていた?

まず就職活動前までに、ある程度のプログラミング技術を身に付けないと、と思って勉強はしていました。自作のアプリなどをリリースもしていたので、それらを武器にして挑むことにしました。

Sansanという会社を知った経緯は?

「Goodfind」の逆求人イベント(学生たちが各自ブースのようなものを設けて、採用企業側が興味をもった学生のところへ行き、学生から研究成果や作成したものを発表・アピールしてもらうイベント)です。そのときにSansanという会社に出会いました。以前から「Eight」は知っていましたが、まさかSansanという企業がそれを作っているとは、この時まで知りませんでした。

Sansanのどんなところに惹かれた?

インパクトが強かったと感じたことが二点ありました。一つ目は名刺のデータ化で人力を使っていたことです。機械学習などのテクノロジーを駆使して名刺をデータ化しているのかと思ったら、精度を上げるためにアナログな「人力」も使っている。対極にあるようなデジタルとアナログを組み合わせるという発想がめちゃくちゃ面白いと思いました。 もう一点は、営業の方とエンジニアの方が一体感や信頼関係を持って働いていると感じたことです。例えば、エンジニアが作ったものを営業担当が必死になって営業し、その姿を見たエンジニアたちは「適当なものを作れない」と、仕事により力を入れるようになるのだと、エンジニアの方から面接の際に聞きました。 一方で別の担当者の方からは、営業担当は「優秀なエンジニアたちが作ったものだから、我々がしっかりその魅力を伝えなければ」と、力を入れて仕事をしているのだと聞きました。それらを聞いて、会社全体が同じベクトルに向いているような、他の企業からは感じられないような、そんな一体感を感じました。 また、エンジニア職志望の学生向けの説明会などでは、企業の方は技術に関する話をされるのが一般的でしたが、Sansanの方々は違いました。他の企業が話さなかった、そんな営業とエンジニアの話をそれぞれが話していたんです。これって、お互いが尊敬し合っているからこそ言える発言ですよね。

何社か内定をもらっていた中で、Sansanを選んだ決め手は何かある?

直感でしたが、迷うことなく決めました。最初の出会いがインパクトあったということもありますが、事業内容も、そこで働く社員の人柄も、トータルで好感を持ちました。 それに(代表の)寺田さんが「新規事業は立ち上げない。そういうことをしたい人は、うちの会社に向いていない。名刺を起点にしたサービス、それだけでやっていく」と事業内容にコミットしていて、すごく肝が座っているなと思いました。 それと、もう一つありました。個人的には、エンジニアには2種類のタイプがいると思っています。技術自体を突き詰めるのが好きな人と、自分が作ったものに対するユーザーの声を聞くのが好きな人。僕は後者です。その点、ユーザーの立場や利便性を意識しているSansanのスタンスには共感を覚えました。もともと生活にあるようなソリューションをつくる仕事、人の生活の役に立つものを作る仕事がしたかったので、僕のモノづくり感のようなものと合致していたと思います。

2017年4月に入社する前にインターンシップを受けていたよね?

大学四年生になったときの6月ごろから週2日ほど、ときには試験や旅行、卒業論文のために休むこともありましたが、細く長く約1年、Eight事業部でインターンを行なっていました。長期のインターンシップ期間中は、バグの修正やちょっとした機能開発の手伝いをしていました。その期間で、会社の環境にはだいぶ慣れることができたと思います。

そういえば、その前に1dayインターンシップもしていたよね(笑)。

どうしても会社の雰囲気が見たくて、そんな制度はないのですが、自ら提案してお願いしました。別に何をするわけでもなく、「ただただ一日、会社に居させてください」と(笑)。

Sansanに入社後に思うこと

寝ても覚めても、どこにいても、 「Eight」のことを考えています

Eightへの愛情を熱く、そしてとても楽しそうに語る福尾。

実際に入社してみてギャップはあった?

インターンとして通っていたときからそうでしたが、自分のイメージとギャップは感じませんでした。強いて言えば、社内がもう少し堅い雰囲気なのかなと思っていました。ゲーム系などのIT企業と違って、「名刺」って堅いイメージがあったので。

いま担当している業務内容は?

Eight事業部Development Teamに所属しています。そこで、スクラム開発という手法を用いてアプリ開発をしています。だいたい二週間に一度のペースでリリース(アップデート)があるのですが、その短期間でプロジェクトを回していくので、バグなどの問題に早期に対処することができます。あらかじめそのタイミングが決まっているので、開発が始まったら投げ出すことができず、正直困難に思うこともあります。でも、それは自分の力が足らないだけのことだと思っています。 それに何かしらのバグや不具合を発生させてしまったら、150万人以上いるEightのユーザーの皆さんにストレスを感じさせてしまいます。そんなことを考えたら、弱音なんて吐いていられません! それに責任あるモノづくりに携われていることは、僕にとって良いプレッシャーであり、日々の楽しさという充実感を感じさせてくれるものでもあります。

他に担当していることはある?

Eightのグローバル化に向けて、国際化対応を目的とした開発にも関わっています。具体的には英語対応ですね。言語や携帯端末の種類によって表示される文字量が変わるだけでなく、国によって端末のシェアも変わってきます。単にコードを書く、開発するというだけでは解決できなくて、国際化ならではの難しさみたいものを感じながら仕事をしています。

どんなときにやりがいを感じている?

正直、毎日感じています。本当に。休日はリラックスして過ごしていますが、平日は毎朝目覚めると、「よっしゃ、今日も『Eight』をよくするぞ」と思ってベッドから起き上がるんです。 電車の中でも、隣の席の人のスマートフォンに青と白のアプリアイコンが見えると、「Eightを使っているんじゃないか」と思って、反応してしまいます。カフェにいるときも、女の子たちの会話に「エイト」って単語が出てくると、つい気になってしまって。でもほとんどの場合、関ジャニ∞(エイト)の話題なのですが(笑)。それくらい「Eight」のことを日々考えていますし、自分の仕事にやりがいを感じています。

自分が関わる分野や業務以外の勉強会に積極的に参加したり、他部署の見学などもしていたりするって聞いたけど、それはどんな思いから?

根底にあるのは、好奇心ですね。営業部門の業務を見させてほしいといったのは、フロントオフィスの方々が実際にどうやって営業をしているのかを知りたかったんです。表の現場を理解しているのとそうでないのとでは、営業の方々とのコミュニケーションの取り方が違ってきますから。 勉強会で言えば、例えばRailsの勉強会ですが、僕はアプリ側なので、業務的にはRailsのことを深く理解する必要はありません。でも、サービスのサーバー側はRailsで構築されています。営業部門もそうですが、サービスの表も裏も知っていれば、自分の業務の何かが変わってくるかな、と思っています。 それに直接的には関わりがなさそうな技術や知識でも、どこかで自分の業務につながってきますし、何かに活用できるかもしれません。それにエンジニアとしての知識を身に付けることだけを目的に勉強会に参加しているわけではありません。何よりも自分の知らないこと、最新技術とか新しいものを知ることって、楽しくてワクワクするんです!

学生のころから好奇心旺盛な福尾だけど、いまの職場環境はどう?

そんな好奇心を満たせる環境もそうですが、満足しています。「Geek Seek(ハードウエアや書籍など、開発や制作作業に必要なツールの購入補助をしてくれる制度)」は特にありがたいですね。それに、分からないことがあっても、周りの先輩方が教えてくれます。独学で、しかも自腹でプログラミングを学んでいた学生時代と比べると雲泥の差です。 はっきり言って、学生の頃よりも今の方が楽しいです。

今後のビジョン

徹底的にEightの価値を高めたい

福尾の就業風景。入社前や入社時は金髪だった福尾も、今では黒髪の好青年に!

目標としているエンジニアはいる?

会社で働いている方々を本当に尊敬しています。先輩たちのようになるのがいまの目標です。そのためにも、まずはそこを目指しています。

将来の夢や目標は?

ユーザーの目線から設計したり、コードを書いたりするようなエンジニアになりたいです。ただ、遠い未来の目標というのは持っていないです。今はスマートフォンのアプリ開発に関わっていますが、もしかしたら近い将来、スマートフォンがなくなっているかもしれません。だからこそ、目の前にある課題に向き合って、いまやるべきことを一つ一つやりきるように努力しています。 自分自身も成長しないとなりませんが、今はEightだけに目を向けてそこに尽力して、サービスを成長させて、その価値を高めていきたいです。そして、もっともっと多くの人がEightを使ってくれたら、本当に嬉しいですね。

インタビュー後記

Eightへの愛情が人一倍強く、それでいてそこだけに固執せずに、社内の他事業部とも積極的に関わりを持ちながら、毎日を楽しんでいる様子がインタビュー時に伝わりました。

彼を見ていると新卒入社の社員ならではが持つメリットのようなものを感じます。自分の成長はもちろん、周囲にもその影響の輪を広げる行動力に感心するばかりです。来年、後輩ができたときには、その経験を伝承しながら新しいメンバーを牽引していけるようになってもらいたいです。

interview & text: 人事部 伊東敏(びん)