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Sansanの
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自分の強みを知るために「強マッチ」

こんにちは、人事部の中村です。
今回は、Sansanが入社後の社員に対して実施している「強マッチ」研修という取り組みをご紹介します。これは新入社員の早期立ち上がりを支援する研修の一つで、Sansanのカルチャーを反映しているものです。

強みを知って仲間に共有し
すぐに活躍するために

Sansanには、「Sansanのカタチ」という企業理念があり、その中にSansanが大事にしているプロフェッショナリズムを言語化した「Values」があります。
そのValuesの中の一つに、「強みを活かし、成果を出す」というものがあります。
というのも、強みを活かすことは、最もスピーディに成果を出す上で非常に重要なことだと私たちは考えています。
各自がお互いの強みを理解し、それぞれの強みを掛け合わせることで組織として最大のパフォーマンスを出せるものだからです。
今回は、そんなSansanの大事にしている強みに着目した、「強マッチ」という社内制度を紹介したいと思います。

入社後に行われる強マッチ研修

Sansanでは、全社員が入社後に「強マッチ」研修というものを受け、自分の強みを言語化します。研修では、ワークショップ形式で参加者がフィードバックをしあいながら、お互いの強みを洗い出していくような設計です。
研修後には、配属部署で言語化した強みを発表して、メンバー全員が閲覧できる社内システムにも登録をし、お互いの強みが何なのかを分かる状態にしています。また、ストレングスファインダー(※1)やエニアグラム(※2)といった手法を使って、共通言語で強みを語れるようにしています。
例えば組織の中でコンフリクトが起きた時にも、相手の強みや特徴が何なのかを知っていれば、無駄な争いを避け、お互いの強みに着目した役割分担をすることで、協働して成果を出す最短の道筋を出すことができますし、個人のパフォーマンスにおいても、強みに着目をした方が圧倒的に早く成果を出せます。
非連続な成長を続けるために、強みと言うのはSansanにおいて重要なキーワードの一つです。
こうした背景から、入社後に「強マッチ」研修を行うことで、新入社員の早期の立ち上がりをサポートしています。
(※1)米国ギャラップ社の開発した人の資質を言語化する診断テスト。
(※2)人の性格の傾向を九つに分類した性格診断テスト。

制度担当者とメンバーが語る
「強マッチ」について

さて、今回は、そんな強マッチ研修を受けたのちに配属先で活躍をしている社員と、本制度の設計をした担当者のインタビューを実施しました。

プロフィール

三橋 新(写真左)
人事部 Employee Success Group

2009年Sansan入社。趣味はサッカー(フットサル)、キャンプ、傾聴。

稲垣 信二(写真右)
セールスディベロップメント部

2019年Sansan入社。趣味は野球・スキューバダイビング。

まず自分を知ることの重要性

三橋:初めに自己紹介をお願いして良いですか?
稲垣:はい。稲垣と申します。Sansanは今年の4月に入社して、セールスディベロップメント部のSDR1グループという部に所属し、メールと電話を使っての商談機会の創出をしています。
三橋:入社後の立ち上がりが早く、現場でも既に成果を出されている稲垣さんですが、入社後に強マッチ研修を受けてみて、どうでしたか?
稲垣:ストレングスファインダーやエニアグラムというものを、そもそも知らなかったのですが、自身の内面やマインドセットに目を向けて、振り返りをできたのが良かったです。前職では数字やキャリアに対する振り返りしかなったので。
三橋:世間的にも「セルフアウェアネス」と言って、自己認識を深めることが問題解決やパフォーマンスに影響する事が提唱されたりしていますね。ここで稲垣さんのストレングスファインダーを見てみたいと思います。1.共感性 2.調和性 3.原点思考 4.学習意欲 5.親密性ですね。
最初に共感性や調和性が来ているのが面白いですね。これは、相手の言うことに共感する能力が高かったり、対立を避ける特徴がある資質なので、相手の意志を動かす必要のある営業職では珍しかったりもします。このあたりを意識することってありますか?
稲垣:ことを気にしなかったり、率直に言うように心がけたりしています。
三橋:それはかなり良い資質の使い方ですね。自分の傾向を理解して、行動にまで落とせているという状態です。原点思考や学習意欲についてはどうでしょうか?
稲垣:同じ失敗をしない、と言うことは常に心がけてますね。お客さまも多様な種類や要望を持った方がいらっしゃいますが、一度経験をしたことは覚えるように徹底して、自分の中の引き出しを増やしています。
三橋:なるほど。原点思考は、物事の背景を考える傾向の資質なので、業務の背景や知識が少ない時期は立ち上がりのスピードが鈍くなる可能性もあるのですが、学習欲とのバランスが取れてますね。
稲 垣 自分自身は元々「何でもいったんやってしまう」と言うタイプだったので。その反省もあり、原点思考が身についた気がします。今はうまくバランスが取れてると思いますね。
三橋:ありがとうございます。もしこの制度がなかったら、どうなっていたと思いますか?
稲 垣 単純に仕事ができる・できないで切り分けられそうだなと思います。もちろんできるようになるために仕事をするのですが、この制度がなかったら、その人の特徴や背景を知ることも出来ないので、ただ「できない」と言うレッテルを貼られるだけで終わってしまいそうだなと。また協働する時にも、相手の特徴が分かった方がやりやすいかなと思います。
三橋:その通りですね。チームの中でも、それぞれの強みをベースにした役割分担ができるとさらに良い状態のチームを作れると思います。
稲垣:まだなかなかそこまではできていないですが、そうなると良いですね。
三橋:ぜひ継続してチャレンジしてみてください。

編集後記

自らの強みを理解し働くメンバーの声はいかがだったでしょうか。
なお、この研修で言語化する強みは、一つの指針でしかありません。自分の傾向や特徴を理解して、どう成果を出すのかがとても重要です。
研修もあくまで成果を出すためのサポート的な位置付けでしかありませんが、Sansanの全社員が最もパフォーマンスの良い状態を作り、今後も事業成長につなげていきたいと思います。 そんなSansanの社内制度はこちらでも紹介しているので、ぜひご覧ください。

text&photo: mimi