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膨大な量のデータを平然と処理する。Sansanのインフラのすごさが、そこに表れている。

紙の名刺や請求書、契約書などのデータ化のための仕組みづくりとシステム開発を担う技術本部 Digitization部。この部署においてインフラエンジニアとして活躍するのが赤羽智幸です。Sansan株式会社の事業のコアを支える、インフラ構築の醍醐味とは。

プロフィール

赤羽 智幸
技術本部 Digitization部 Infrastructureグループ

2019年にSansan株式会社へ入社。現在はDigitization部にて、データ化に関するシステムの基盤構築やインフラ構築に携わる。既存システムのモダナイズや新規システムのシステム設計・構築などに取り組んでいる。前職ではインフラエンジニアとして、携帯キャリアのネットワーク設計・構築や、プライベートクラウドのインフラ設計・構築・自動化などを経験。


「Contract One Entry」の
基盤構築を通じてエンジニアとして成長

前職ではSIerに勤めており「納品したらプロジェクトが終わり」という働き方をしていました。ひとつのシステムと継続的に向き合うことが難しく、歯痒い気持ちを覚えていました。そこで、自社サービスを開発・運用している企業に転職しようと考えたのです。
Sansan株式会社に魅力を感じた理由としては、まず扱うデータ量の膨大さが挙げられます。一日あたり数万件以上もの名刺のデータ化処理を、トラブルも出さずに平然と行っている。その点にSansanのインフラのすごさが表れています。また、Sansanは良い意味で“企業の色”が明確な印象を受け、この会社ならば楽しんで働けそうだと感じました。
Sansanには、インフラエンジニアがプロジェクトの初期段階からアプリケーションエンジニアやビジネスサイドとコミュニケーションをとって、最善のインフラを作っていく文化があります。そして、Sansanはエンジニアのチャレンジを推奨しています。
この特徴がよく表れている事例が、契約書のデータ化を担う「Contract One Entry」の基盤構築です。私はこのプロジェクトに初期から携わっています。インフラ構築にあたって、複数のステークホルダーと情報連携をしつつ、最適なアーキテクチャを模索してきました。
契約書のデータ化の工程を管理するために、Digitization部で初めてAWS Step Functionsを導入しました。また、このプロジェクトでは、インフラ構築だけではなく一部のアプリケーション開発にも携わることができたのです。こうした数多くのチャレンジをしたことで、大きな達成感を得られ、エンジニアとしても成長できました。

事業に貢献する
インフラエンジニアでありたい

Sansanの業務を通じて身についた視点やスキルはいくつもあります。まず、コストの重要性を意識するようになったことです。Digitization部は“アナログ→デジタルの変換処理”を担っています。扱うデータ量が膨大だからこそ、1データあたりの変換にかかるコストを少しでも抑えることが、事業全体のコスト削減に直結します。
また、システムのスケーラビリティや可用性、信頼性を相当に重視するようになりました。例えば、先ほど述べた「Contract One Entry」の基盤構築の際にも「変換対象のデータ量が今後さらに増えたとしても、さばき切れるインフラアーキテクチャになっていること」を、かなりの時間をかけて検証しました。
Sansanは現在、数多くの新規事業を立ち上げています。そして、どのような事業を開始する場合でも、アナログ→デジタルのデータ化処理を、サービスのコアの機能として据えています。その機能こそ、Sansanが長年かけて築いてきたノウハウが結実したものであり、明確な競合優位性になる部分だからです。
言い換えれば「新規事業が立ち上がる=新しいデータ化処理基盤が必要になる」ということでもあり、そこには常にインフラエンジニアが活躍できる機会があります。今後も、サービスにとって最適なインフラを構築し、インフラエンジニアとして事業に貢献していきたいです。

Sansanのエンジニア情報サイト「Sansan Engineering」

Sansan Engineering」ではSansanエンジニアが実現しようとしているMission、信念といった軸とも言えるメッセージから、それを実現するためのプロダクト、技術、チーム、そしてエンジニアたちの熱い想い、技術スタック、働く環境といった具体的な内容まで幅広くご紹介しています。Sansanのエンジニアに興味をもった方は、ぜひチェックしてください。

text&photo: mimi