2020年5月のローンチ以来、新たな市場を開拓し続けているインボイス管理サービス「Bill One」。その開発を支えるエンジニアのひとりが山邊直也です。成長できる環境を求めてSansanへと入社した山邊は、強い志を武器にゼロイチのフェーズを乗り越えてきました。「Bill One」にかける思いと、彼の見据える未来について聞きました。
プロフィール
山邊 直也
技術本部 Bill One Engineeringグループ
2019年夏にSansan株式会社でインターンを経験し、翌年2月に高専を4年次で中退し、Sansanへ入社。入社後はローンチ前であったBill Oneの開発に従事。 現在もBill OneのWebエンジニアとして体験向上や機能拡張に向き合っている。
最速・最短で成長できる環境を求めていた
私はどうせ身を置くならば、自分が最速・最短で成長できる環境がいいと思っています。もともと私が高専に入った理由は、ロボットの開発をしたかったから。しかし学生生活を送る過程で、自分の興味は徐々にWebサービスの開発へと移っていきました。ならば学校に居続けるよりも、Sansanで実務を通してWebのことを学ぶほうが、自分のためになると考えました。
まだ世に出ていない「Bill One」の開発に携わるというのは、本当の意味でゼロイチのフェーズを経験できるということ。エンジニアとして貴重な成長の機会であり、このチャンスを逃したら次はいつ巡ってくるかわかりません。また、インターンシップで一緒に働いた「Bill One」の開発チームに、すごく魅力的なメンバーが揃っていました。この環境に加わることは、自分の人生にとって間違いなくプラスになると思いました。
「Sansan」「Eight」に次ぐ第三の柱へ
経験した業務の中で印象に残っているのは、電子帳簿保存法の対応をしたときのことです。これは国税関係の帳簿書類を電子データで保存する際の決まりごとを定めた法律。請求書をデジタルデータとして管理するには、電子帳簿保存法で定められた各種要件を満たす必要があります。
「Bill One」の開発において、この対応を周囲のサポートを受けながら私が主担当で進めていました。プロジェクトを進めるにあたり、まずは電子帳簿保存法の詳細について学ばなければなりません。さらに法律の条件を満たすには、外部サービスを利用してタイムスタンプを発行し、電子データが特定時刻に存在していたことや、その時刻以降に改ざんが行われていないことを証明する必要があります。どの外部サービスを使用すべきかの調査からシステムの要件定義・設計・実装・テストに至るまで、非常に広域な業務を担当しました。
約3か月のプロジェクト期間、くじけそうになった時期もありましたが、そんなときに支えてくれ、相談に乗ってくれたのがチームメンバーたちでした。「Bill One」の開発メンバーの一人として、難易度の高いタスクをやり切ったことで、自分自身のエンジニアとしての成長を実感しました。
現在、「Bill One」はサービスとして著しく成長しているフェーズにあります。売上も契約数も右肩上がりに伸びている状態です。法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」に次ぐ、3本目の柱になれると思っています。
請求書管理という領域は、まだまだ世の中にアナログな業務が残っています。「Bill One」の力でその状況を変えていくことで、いつか「請求書は『Bill One』でいいですか?」というやりとりが当たり前の世界にしていきたい。人々のビジネスのあり方そのものを、「Bill One」で変えていけたら嬉しいです。
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