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入社後のホンネ[技術本部 Digitization部 データ化グループ 瀧口 賢治]

2023/04/
入社から少し時間が経ったメンバーに、現在のSansanライフについてホンネを聞き出す当連載企画。名刺や請求書と比較して難易度が高い契約書のデータ化に向き合う瀧口は、いま具体的にどのようなことにチャレンジしているのでしょうか。

「いつまでもチャレンジャーである」ことを大切に

Sansan入社から現在までの業務内容をおしえてください

2023年5月1日にSansanに中途入社し、技術本部 Digitization部 データ化グループで契約DXサービス「Contract One」というプロダクトの開発に携わっています。

具体的には、ユーザーが手間なく契約書を管理できるようにするため、契約書に記載された会社名、契約締結日、金額などの重要な情報を効率的に抽出・データ化することに向き合っています。このデータ化の処理は、契約書解析エンジンによる自動処理と、人間による手動処理の両方で実現されています。

研究開発部(R&D)が契約書解析エンジンの開発を担当し、私はその人間による手動処理部分のアプリケーションの開発に取り組み、データ化のQCD(品質、コスト、納期)を改善するということに日々向き合っています。

今、業務ではどんなことにチャレンジしていますか?

オペレーターによる手動処理を契約書解析エンジンに寄せ、自動化を進めることで納期の短縮化とコスト削減に取り組んでいます。

契約書解析エンジンはデータが集まるほど精度が向上しますが、契約書のフォーマットは多種多様で、名刺や請求書に比べると自動化が難しいです。契約書は人間が読んでもわかりにくいですよね(笑)。

お客さまが継続的に利用することで、そのお客さまが用いる契約書のフォーマットのデータが蓄積され、データ化精度が向上します。

しかし、契約書が最も取り込まれるのはContract Oneのサービス利用初期で、そのタイミングでは過去データがなく、自動化精度が低いため、多くの作業がオペレーターによる手動入力になってしまいます。

そこで、当社研究開発部と連携して、最初に流入した契約書をフォーマット別にグループ化し、そのグループの代表的な契約書がデータ化された後、再度契約書解析エンジンにかけることで、自動化精度を向上させるアプローチを試みています。

このような地味な取り組みに見えるかもしれませんが、ビジネスインパクトとしては大きな影響を持つチャレンジだと捉えています。

直近、解決しようとしている業務課題と、それを乗り越えるためのアプローチを教えてください。

直近の業務課題として、契約書の自動データ化精度の向上に取り組んでいます。

現状では、オペレーターによる手動入力を後押しする目的でGPT-4の活用を考えています。

契約書の自動データ化は非常に難易度が高い課題ですが、以下2つのアプローチを試みることで、解決に繋げたいと思っています。

1つは弊社の契約書解析エンジンとGPT-4のそれぞれの得意・不得意な点を理解し、適切に活用することで、最大限の効果を引き出すこと。 そしてオペレーターが契約書入力システム内でGPT-4を活用し、入力補助として利用すること。

この2つの取り組みにより、先述のQCD全てを向上させていくことを目指しています。

所属しているチームらしいカルチャーだと感じるエピソードを教えてください。

私のチームでは、手を挙げればどんな仕事にもチャレンジできるカルチャーが根付いていると感じます。例えば、チームの22卒メンバーが、GPTの利活用を目的とした、全社横断のプロジェクトをリードしています。

私自身、エンジニア採用に興味を持っていたため、中途採用のチームに参加する機会を得ることができました。そして、今では採用チームの目標に責任を持つリーダーを任せていただいています。

外から見ると、当社は大企業に見えるかもしれませんが、実際には意外とベンチャー気質が残っており、「いつまでもチャレンジャーである」ことを大切にしていると感じています。


カジュアル面談を実施しています

Sansan技術本部では中途・新卒採用向けにカジュアル面談を実施しています。Sansan技術本部での働き方、仕事の魅力について、現役エンジニアの視点からお話します。「実際に働く人の話を直接聞きたい」「どんな人が働いているのかを事前に知っておきたい」とお考えの方は、ぜひエントリーをご検討ください。

 

 

text&photo: mimi