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急拡大する組織のIT課題を攻めの姿勢で解決する。DevOpsエンジニアから転身したコーポレートエンジニアの挑戦

自分のスキルとは畑違いのように見える領域で、活躍の幅が広がる。Sansan株式会社では、こうした転職の形が多々見られます。今回はその一つの例として、コーポレートシステム部(以下、CorpS)の青松聖弥にスポットを当てました。最初はコーポレートエンジニアには興味がなかった青松ですが、意外にも前職で積み上げたスキルが全て活かされる環境だったと言います。

聞き手は、自身も青松と似た経緯で入社したコーポレートシステム部部長、三浦俊介です。CorpSならではの役割や現在取り組んでいる課題についても詳しく聞きました。

PROFILE

青松 聖弥 Shoya Aomatsu
技術本部 コーポレートシステム部 Corporate ITグループ

新卒でSIerに入社し、主に自動車関連の研究開発プロジェクトで「ETL処理の開発・運用」「APIの実装およびAPIサーバの構築」「CI/CDの構築」などを担当。その他プロジェクト含め、計4年間でDevOpsエンジニア、データエンジニア、バックエンドエンジニアなどを経験したのち、フリーランスへ転身。その後約2年間業務委託としてSansan株式会社に携わり、2023年5月に正社員として入社。

三浦 俊介 Shunsuke Miura
技術本部 コーポレートシステム部 部長

音楽大学を卒業後、印刷物、WEB制作のプロデューサー、ディレクターとして従事した後に、EC事業会社に転職。電子書籍のUXディレクター、PMとして新規サービス開発やサービスグロースを担当。その後、金融領域(クレジットカード、仮想通貨)において、UX部長、社長室長、システム企画などを経験。2022年1月より現職。


常に挑戦できる環境に身を置く

三浦:最初に青松さんの経歴から聞かせてください。もともとインフラ系のエンジニアではなかった青松さんが、なぜSansan株式会社のCorpSにジョインしようと思ったのでしょうか。

青松:最初は、新卒で地元の大分県にあるSIer企業に入社し、そこでさまざまなプロジェクトに携わりました。自身の成長につながったと感じるのは、2年ほど携わった自動車メーカーの研究開発プロジェクトです。

検証車両からデータを集めて分析・可視化するというプロジェクトで、ETL処理(※1)の開発・運用やCI/CD(※2)の構築、APIサーバの構築を含めたAPI開発などを担当していました。その環境がAWSで、新しいサービスの導入に前向きなプロジェクトだったため、そこで幅広くAWSサービスを経験できました。

※1  「Extract (抽出)」「Transform (変換)」「Load (書き出し)」の略語。データを扱いやすいフォーマットに変換して、書き出す一連のプロセス
※2 ソフトウェアの変更を常にテストして自動で本番環境にリリース可能な状態にしておく、ソフトウェア開発の手法

三浦:そこからなぜSansanに?

青松:入社して3年ほど経った頃に、新しい場所で新しいことに挑戦したいと考え、東京の企業に入ろうと転職活動を始めました。実はこのときSansanを受けようとは考えていませんでした。

三浦:そのときは、エンジニアとしてどんな挑戦をしたいと考えていましたか? 自動車以外のことをやりたいという業種の話だったり、担当する業務の幅を広げたり、あるいは扱っている言語を増やしたり、自身の技術力向上だったり、さまざまな動機があったと思いますが、何を最優先に考えていましたか。

青松:一番は技術力の向上です。

私は常に新しいことに挑戦したいという気持ちがあります。しかし、先ほど話した研究開発のプロジェクトは、2年経験したことで学べることも少なくなっていました。また、当時働いていたSIerでは基本的にレガシーな技術を使う案件が多かったので、環境に行き詰まりを感じていました。

一方で世の中はスピーディに変化していきます。このままの環境にいると、取り残されてしまうのではないかという不安を感じ、20代のうちに新しい挑戦ができる環境に身を置きたいと考えていました。ただ、転職を検討しているタイミングで新型コロナウイルス感染症が流行し始めたため、フリーランスに転身して地元で活動することにしました。

三浦:その時代にSansanとの関わりができたのですね。

青松:はい。現在所属しているCorpSから、社内の業務改善を業務委託として請け負っていました。その後、2023年の5月に同部署のDevOpsエンジニアとして採用が決まりました。


関連がなかったはずの経験が
CorpSの世界観と合致

三浦:前職での経験が情報システム部門(以下、情シス)のエンジニアの業務にも応用することができたのですね。データ基盤の設計や構築、アプリ開発とインフラを組み合わせてプログラミングもするというSansanの世界観にもマッチしています。

インフラとアプリ開発、そして多様なSaaSを組み合わせてサービス化して社内のエンジニアに使ってもらったり、社内プロダクトのような形でサービスを作る。これらの業務は、青松さんの経験と一見遠いように見えて、実は活かせる部分が多いですよね。

青松:その通りです。一方で、コーポレートエンジニアはアプリケーションエンジニアとは異なる視点を持つことが求められます。そのため、最初はコーポレートエンジニアにはあまり興味が湧きませんでした。

三浦:それはすごくわかります。私も自分が情シスの業務を担うとは全く思っていなかったのですが、「今まで培ってきたプロダクトやUXや広告などの知識が全部応用できる」と考えたのがSansan入社のきっかけでした。

青松:今思えば、逆にコーポレートエンジニアの経験がないからこそ持てる新しい視点みたいなものもあると感じます。

三浦:そうですね。思い込みやバイアスがない状態だからこそ見えるものがあるんじゃないかな。


散らばったデータを一本化して
活用できる状態に

三浦:私たちCorpSの「EX(従業員体験)をシンプルにする」というミッションに対して、これまで手がけたことや現在向き合っていることを聞かせてください。

jp.corp-sansan.com

青松:勤怠申請システムまわりの改善です。当社がコミュニケーションツールとして利用している「Slack」で勤怠申請をしているのですが、元々、各部署やグループ単位でそれぞれの勤怠チャンネルを作っていて、各チャンネルで勤怠を申請していました。しかし、勤怠チャンネルは当時60前後あり、仮にフォームを削るとなったら、大量の勤怠チャンネル一つひとつに修正をかけなくてはならず、ものすごく手間がかかります。他にも自分の過去の勤怠申請をさかのぼるのが大変だったりと問題が山積みでした。

そこで私たちSRE(※3)チームでは、勤怠まわりを担う人事本部と連携しながら、仕組みの改善に取り組みました。具体的には、Slackをアプリ化して申請する入口を一本化しました。これにより、アプリを修正するだけで済み、各チャンネルで申請していたものが1本化したことでデータを蓄積して活用できるようになりました。

※3 サイト・リライアビリティ・エンジニアの略。Web系のシステムを最適に運用するエンジニアのこと

実際に行ったことについては、当社の技術ブログ「Sansan Tech Blog」にまとめています。

他にも、社員の所在地を簡単に検索できる「いまドコ」というアプリを作りました。また、さまざまなSaaSサービスを連携させて自動化する取り組みも行っています。

三浦:さまざまなSaaS製品を使うと、どうしても管理が煩雑になり、コストや業務などのデータが散らかってしまいます。そのため、データを一カ所に集めて有効活用できる状態にしたいという話を常にしていますね。

私たちは、モダンな環境で効率的に働けるようにし、社員に良い体験を提供することに向き合っています。そのために、さまざまなSaaSを活用して、インフラエンジニアともコラボしながら、一緒にコーポレートエンジニアの仕事を充実させたいですね。


あらゆる社内のペインやニーズに
攻めの姿勢で対応していく

三浦:Sansanのコーポレートエンジニアの特徴は何だと思いますか?

青松:一般的に、情シスはレガシーだと言われたり、守りのイメージが強いと思うのですが、Sansanではそれと同じくらい攻めの姿勢も大事にしていると感じます。私の所属するSREチームではGoとPythonの言語を使用しており、インフラにおいてもオンプレミスは一切使わず、AWSを活用して新しいサービスを必要に応じて取り入れることができる環境です。言葉を選ばず言うと、かなりイケイケなんじゃないかと感じます。

三浦:外から製品を買ってきて、そのまま使うのではなく、自分たちがエンジニアリングもプログラミングもするという方針が、CorpSが掲げるバリュー(行動指針)「いいものは活用し、ないものは作る」を体現していますね。

では最後の質問です。どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?

青松:今の私のポジションでは、部外のメンバーと調整しながら開発に取り組む機会が多いので、スムーズなコミュニケーションが取れて、開発プロジェクトにおけるシステム企画・要件定義・設計などの経験がある人は、仕事がしやすい環境だと感じます。

三浦:自分の領域と異なる人とうまくコミュニケーションが取れることも大事な要素ですよね。

青松:はい。部外の人とのコミュニケーションには、積極性も求められるので、バイタリティやチャレンジ精神を持っていることも大事だと感じます。

そして、幅広いスキルを求められるポジションですが、エンジニアとして成果を出すことが前提にあるので、特にプログラミングの技術を持っていること、クラウドの知見があることは必須です。

三浦:それは前提として、ネットワークやセキュリティなど、何かひとつでも深いエンジニアリングの知識を持っていると活躍できますね。

青松:はい。やりたいことに挑戦できて、楽しく仕事ができる環境です。

三浦:正社員としてジョインして間もない青松さんから見て、いまSansanのCorpSで働く面白さはどんなところにあると思いますか?

青松:私が業務委託として関わり始めたのは2021年で、当時の従業員数は約1000人でした。現在は1200人以上に増えました。会社の急速な成長に伴い、各部署で業務上の課題や理想に対する欲求も増加しています。Sansanならではの面白さは、自分たちで課題を見つけて解決するチャンスがあり、潜在的な課題も含めて挑戦できる環境があることですね。

三浦:私たちが取り組んでいることは、業界全体が現在進行形で直面している課題でもあります。もし情シス業界全体の課題をここで解決できれば他の企業でも役立てられます。最新の課題に向き合って、BtoBやSaaS分野の問題を解決する枠組みを作ることができれば、業界全体への貢献になるだけでなく、エンジニアのキャリア形成にとっても大きなメリットになりますね。

青松:私たちは、急拡大する組織の中で、これからのIT戦略を作りあげていくチームです。その初期メンバーとして一緒に構想を練ること自体も、エンジニアとしての成長につながっています。この大きなチャレンジに魅力を感じる人たちと一緒に働きたいです。