こんにちは。DSOC R&Dグループの真鍋です。
この度、Sansanの「Scan for Trees」 というプロジェクトの一環として行っている植樹活動に参加し、岩手県の宮古市に行ってきました。
Scan for Trees は、認定 NPO 法人環境リレーションズ研究所のプロジェクト「Present Tree」を通して植樹活動を行っています。
このプロジェクトの植栽地のひとつである岩手県宮古市は、本州最東端(!)に当たり、三陸の海と山に囲まれた自然が豊かなきれいなところです。水も食べ物もおいしそうなところでもあります。そんな場所へ行ってきました。
日程は、6月24日・25日の1泊2日。植樹を行ったのは 2日目で、1日目は飲んだり食べたりしながら、参加者同士が交流を深めました。社内で有志が募られ、参加者が決定されましたが、社員の家族も同行可能で、今回は1組の家族が参加しました。二人兄弟のお子さんが参加してくれたおかげで、賑やかで楽しい二日間となりました。
朝から乗り込んだ新幹線「こまち」では、大人たちはさっそく缶ビールを開け、4人席にして雑談をしながら移動です。到着するまでに、車内販売の方を三度も呼び止めてしまいました。ビールのつまみは、車内販売で売られていたホヤの燻製です。
盛岡駅に到着すると、天気は快晴。高く澄んだ空でした。駅前の盛楼閣で冷麺を食べましたが、ここの冷麺はすっきりとした辛さで、感動的なおいしさでした。
盛岡駅からは、早池峰(はやちね)山荘まで貸し切りバスで移動します。移動時間は約2時間。途中、道の駅でアイスを食べたりスイカを買ったりしました。
山荘に到着した後は、ご飯の準備。みんなで協力しながらのカレーをつくりました。まるで林間学校のときみたいでした。こういうときにつくるカレーは最強です。
カレーを食べた後は、お酒を飲みながら、日が暮れていく山間の景色を楽しみます。岩手県宮古市、本当に綺麗なところでした。
山荘では、Wi-Fi も入らず(故障中でした!)、携帯電話の電波も入らない(NTTドコモを除く)、久しぶりにSNSなどから解放されて、ボードゲームや人狼ゲーム、恋愛相談など、のどかな時間を過ごしました。
また、夜は星空を見に行きましたが、目が慣れてくると天の川も見えましたよ。
さて! 2 日目は、植樹を行う日です! が、その前に腹ごしらえのBBQ です!
ここで、現地のNPO 法人の方やスタッフの方々と合流しました。スタッフの方々が用意してくれた、三陸産のホタテや牡蠣を堪能しました。
おいしい。これは、幸せすぎました。ちなみに、デザートは現地で採れた甘いスイカ。
BBQは川井地区という場所で行いましたが、ここは山も川もきれいなところで、食べ終わった後は付近の川を散策し、貸していただいた虫取り網で川の虫を取ったりもしました。
妙に器用なメンバーのひとりが、サンショウウオの赤ちゃんを捕まえていました。みんなでルーペで観察したり、好きな女の子の名前を付けて愛でたりしていましたが、最後はリリースして、川に戻しました。
食事を済ませて、今度こそ植樹です。
まずは、標高1,035mの牧草地へ移動します。この辺りは森林限界が近いため、安定して生育できる種として、ブナとミズナラを植えるとのことでした。
今回は、200本の木を植樹します。
どんなところに植樹するかというと、下の写真のような牧草地に植樹します。
すでに植えられた苗木を見ながら、どんどこ上に登っていきます。
育ちかけている苗木もありましたが、先端部が失われているものもありました。これは、鹿に食べられてしまったものだそうです。
いま鹿の数が増えていて、このような食害も結構あるそうです。なお、鹿だけでなく熊も、この辺りには出没するそうです。現地スタッフの方が、先日目撃したとのことでした(動画で撮影もされています)。
植樹の説明を受けていたときに、茂みがごそごそっと動いたので、現地スタッフの方を含め一同が凍りつき、悲鳴まで上がりましたが、熊ではなくて・・・鹿でした。
さあ、いよいよ植樹開始です。
下の写真のように、クワで穴を掘り、苗木を埋めていきます。
同行した社員のお子さんも夢中で植樹に取り組んでいました。
最初はぎこちなかった作業も、数をこなすごとにだんだんうまくなっていきます。
みんなが夢中になって植樹したおかげか、あっという間に本日のノルマである200本を植え終わりました。
現地スタッフの方からは、「あなたたち、IT企業の方とは思えません!」とお褒めの言葉をいただきました。
そんな達成感が消え去らないうちに撮影した集合写真が、こちらです。
みんなクワが似合ってますね〜。普段はキーボードを叩いている人たちばかりでしたが、この日はキーボードをクワに持ちかえて、植樹をしていました。
適度な肉体疲労とともに、植樹を行った山を後にしました。大変楽しい体験でした。
植えた苗木、鹿に食べられないように(まあ、少しくらいなら食べられてもいいけど)! そして、なるべく丈夫に育ちますように! そして、樹々が土壌を豊かにし、その土地から水が注ぎこむ三陸の海がますます良い漁場となり、おいしい牡蠣やホタテとなって帰ってきてくれたらと思います。
岩手県の宮古市、美しい場所でした。ぜひ、また行きたいです。
DSOC R&Dグループ 真鍋友則