生産性を向上させるための在宅勤務制度「イエーイ」

Culture
2019/08/13
こんにちは、人事部の杉本裕樹です。
今回はSansan株式会社の社内制度「イエーイ」をご紹介します。これはいわゆる在宅勤務制度です。一般的にはこういった制度はワーク・ライフ・バランスの実現や、柔軟な働き方の推奨が目的となることが多いですが、Sansanの場合はパフォーマンスを向上させ、より良い成果を上げることを目的としています。
今回はこの在宅勤務制度「イエーイ」について、人事制度を企画するマネジャーに、導入の背景などを聞きました。さらに利用者の声も合わせてお届けします。

すべては生産性向上のために

DSC 1379 2880px - 生産性を向上させるための在宅勤務制度「イエーイ」

人事部のEmployee Success Groupに所属する我妻小夜子が、この制度について語ります。

この制度は、業務に集中して向き合う際、一人自宅で行うほうが生産性が高まるのでは、という仮説のもと、比較的そういったケースが多いエンジニアなどのメンバーに活用してもらう狙いで、ルールを設けて2012年7月からスタートしました。

私が入社したときからすでに「イエーイ」は存在していたのですが、「◯◯さん今日イエーイだったよね」という会話が社内で自然に飛び交っていたのが記憶に残っています。

制度運用スタート時から職種問わず活用できる制度ですが、入社後、利用開始までに一定の期間を設けています。加えて1ヶ月間の利用回数に制限があります。

というのも、当社はミッションの実現のため、全員で事業、プロダクトを作っている集団です。そのため、メンバー間のコミュニケーションの質とスピード感を重視しており、開始当初から無制限な活用を推奨するわけではなく、申請制での運用にしています。

当初は生産性を向上させるための「イエーイ」のみでしたが、自身の体調や育児・介護などのために在宅で働きたいという社員の希望もあり「イエーイケア」という制度を別に用意しました。

さらに、 妊娠中の女性社員には「イエーイBaby」という制度があります。

同じ在宅勤務でも目的別に制度を細分化したのは、制度の利用目的を明確にし、かつ多様な働き方を選択できる環境を用意して社員のパフォーマンス向上を後押しするためです。

このように制度の目的をはっきりさせ、全ての制度がどのようにミッションにつながるのかを意識しています。

もともとの導入時の狙いどおり、やはり技術職のメンバーに活用してもらっており、「集中してコードが書けた」「MTGなどもなるべく入れないようにすることで途中で遮断されずに没頭できた」という声は耳にします。私も企画系の業務に集中したい時にはイエーイを取得して自宅で取り組みますが、やはり阻害要因が少ないメリットは大きいと感じます。

次に、実際に「イエーイ」と「イエーイケア」を活用する2名のメンバーに話を聞きました。


アウトプットの質が向上

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中川泰夫 Sansan事業部プロダクト開発部 iOS アプリエンジニア

普段どんな業務をしていますか?

法人向けのクラウド名刺管理サービス「Sansan」のiOSアプリを開発するチームで、リードエンジニアとして、チームで取り組むプロジェクトの設計や実現性調査、リリースまでの計画を立てています。また、自分と同じような課題にぶつかった人の一助になったり、利用している技術が盛り上がって欲しいと考え、業務で得たノウハウをSansanのものづくりを発信するブログ「Sansan Builders Box」に寄稿しています。

イエーイを利用することになったきっかけを教えてください

オフィスの空調が集中管理のため、自分が適切だと感じる室温にできず、季節の変わり目で体調を崩してしまうことがありました。また、自席の位置がミーティングスペースの近くにあり、ここぞという場面で集中できない問題があり、家のほうが仕事を行う環境として自分に合っていたからです。

普段と違う環境での業務で、どのような「生産性向上」が実現できましたか?

まず、体調管理ができたことで、イエーイを利用していない日の生産性が上がりました。また、普段と違う環境に身を置くことで業務にメリハリが付き、アウトプットの質が向上した実感があります。出退勤の時間も業務に当てられるので、絶対量の時間も多くなります。

制度を利用したとき、周りの反応などありましたか?

自分が所属するチームは生産性が向上して、アウトプットが出るのであれば、会社の人事制度を積極的に利用する方針なので、反対するメンバーはいません。それどころか、リモートワークの質をよりよくするために、定点カメラを導入したりと、協力的です。


通常出勤日にも好影響

DSC 1697 2880px - 生産性を向上させるための在宅勤務制度「イエーイ」
中原翔子 Sansan事業部マーケティング部SIPグループ

普段どんな業務をしていますか?

Sansan株式会社が主催するビジネスカンファレンス「Sansan Innovation Project」ならびに他イベントのプロモーション、企画、運用などに携わっています。

イエーイを利用することになったきっかけを教えてください

子供が保育園で頻繁に風邪をもらってくるため、登園させられないことが多々あります。かといって代わりの預け先が容易に確保できるわけでもないため、私自身は支障なく業務ができる状態であっても休暇申請をせざるを得ない日が続いていました。

イエーイケアの制度を活用すれば、子供のケアをしながら、可能な範囲で、可能なタイミングで業務を遂行することが出来ることが分かり、今のところ復帰後毎月利用しています。

普段と違う環境での業務で、どのような「生産性向上」が実現できましたか?

業務時間帯を柔軟に調整しながら自宅という静かな環境で業務が行えるため、逆に集中タイムのオンオフがつけやすく、むしろ子供のケアがハンデとならないくらい一定量以上の業務がこなせていると思います。

そのおかげで、通常出勤の日も生産性があがったように思います。

制度を利用したとき、周りの反応などありましたか?

まず、一切ネガティブな反応はないです。そのためか、自身も制度を利用することにネガティブな気持ちにならずにすんでいます。MTG等もリモートや電話などで参加できますし、双方共に通常出勤時と同じようなコミュニケーションレベルが保てています。


編集後記

一般的に「福利厚生」と言われている在宅勤務制度。Sansanではこれら社内制度制度全てを意図を持って「社内制度」と呼んでいます。

それは、あくまで事業成長を加速するための人事施策として位置づけられているからです。

このような意図がメンバーにきちんと伝わっているため、「イエーイ」がポジティブに使われているのだと思います。

そんなSansanの社内制度はこちらでも紹介しているので、ぜひご覧ください。

text: 人事部 杉本裕樹 photo: ブランドコミュニケーション部 高橋淳

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