どんなメンバーもプロダクト作りの一員。だから良い緊張感がある

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2020/10/08

こんにちは! ブランドコミュニケーション部のPR担当、長倉です。今回は、クラウド名刺管理サービス「Sansan」のプロダクトデザイナーを務める姜に話を聞きました。プロダクト開発部とプロダクト戦略開発室を兼務する彼女は、どのように業務に向き合っているのでしょうか。

プロフィール

姜美善(カンミソン)
Sansan事業部プロダクト開発部デザイングループ 兼 プロダクト戦略開発室

韓国出身。2014年、Sansan株式会社に最初のプロダクトデザイナーとして入社し、一貫してクラウド名刺管理サービス「Sansan」のデザインを担当。プロダクト開発部に所属するほか、2019年12月からはプロダクト戦略開発室(旧・CPO室)を兼務。


マクロとミクロで
プロダクトに向き合う

簡単にこれまでの経歴をお聞きします。Sansanに入社する前から、姜さんはずっとデザイナーだったんですよね。

そうですね、韓国で美術系の大学に在籍していた頃は工業デザインを専攻していました。卒業してからもデザイナーとして、製品をデザインしたりブランドを立ち上げて商品展開をしたりといった仕事を2年ほどしていました。日本の大学院でまた工業デザインを研究して、Sansan株式会社に入社したのが2014年です。
Sansanのことは就職活動中に偶然知りました。韓国語には「想像する」を意味する상상という言葉があるのですが、発音が「サンサン」なんです。それで親近感を抱いたのがきっかけでした(笑)。

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プロダクトデザイナーとして、普段はどんな業務に当たっていますか?

私はプロダクト戦略開発室とSansan事業部のプロダクト開発部を兼務しているので、その2つの役割という視点でお話ししますね。どちらも「プロダクトをデザインする」という業務は同じですが、プロダクトのどの段階に向き合うかが違います。

そもそもプロダクト戦略開発室が何をしているかというと、マクロな視点で「何がビジネスとして成立するか、どうすればユーザーに良い体験をしてもらえるか」を考えること。機能や体験を作る理由、事業へのインパクトの試算などを踏まえ、プロダクトの方向性を定めます。

その検証の過程にはさまざまなステークホルダーがいます。自分たちデザイナーやエンジニアはもちろん、フロント職のメンバー(フィールドセールス、インサイドセールス、カスタマーサクセスなど)、さらには全ての責任者である事業部長も。こういった幅広いメンバーを巻き込みながら構想を組み立てていくのですが、言葉や概念図だけで物事を考えるのって難しいんですよね。

そこで、検証の材料として私がまず大まかにデザインして形にします。実際にプロダクト上で動くときはどのようになるのかがわかるように、UI・UXを作ります。より質の高いフィードバックを得るために、構想を形にしてみる。検証を深めるため、作っては壊し作っては壊しをクイックに繰り返す。それが今プロダクト戦略開発室で私が取り組んでいることですね。

一方でプロダクト開発部は、機能を具現化するところ。同じプロダクト開発部の鈴木がこちらの記事で話しているので私からは簡単にまとめますが、ユーザーが実際に触れるものを作り上げるところにフォーカスしています。プロダクト戦略開発室がマクロな視点を持つのに対して、プロダクト開発部はミクロな部分を詰める力が求められます。

今まではそのミクロの部分に集中して向き合ってきたので、これからはマクロな視点の検討もやってみたくて2つの部署を兼務することにしました。

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兼務してみてどうですか?

スタートアップなどでは必然的に初期段階から最終段階まで携わることになると思いますが、この規模のプロダクトでどちらも担当できるというのはデザイナーにとって大きなメリットだと感じています。

特定の画面や機能に限ったプロジェクトだと、全体の景色が見えにくくなります。また、ビジネスレベルの視点で物事を考えているだけだと、ユーザー目線から遠くなります。兼務することでマクロとミクロの両方をバランスよく突き詰める力が付きました。企画から実現まで全部経験できるというのはやりがいでもあります。

ただもちろん悩みもあって、新機能の場合は考えることが多いので大変です。既存機能であればすでにあるルールや経緯をベースに考えられますが、新サービスや新機能については体験デザインからボタンの大きさや文言まで、何もかも一から考える必要があります。自由に考えられる一方、何かを決めたら何かと矛盾していた、なんてことにならないように調整するのは大変ですね。

なるほど。ではSansanで活躍するのはどんな人だと思いますか?

何か一つだけを追求するのではなく、さまざまな要素を考慮してバランスをとれる人でしょうか。

BtoBサービスのデザイナーは作る側だけの目線になりやすくて、「自分にとって良いもの」を作ってしまいがちだと思っています。でも実際は買ってくれる人、使ってくれる人、作る人、たくさんの属性の人が関わるもの。そのいろんな観点を持つ人たちが納得できるものを作らないといけない。ビジネスとしてどうか、ユーザーが使うものとしてどうか、そしてもちろん見た目の美しさも。どれか一つではなく、全体を見てバランスを取ることが好きな人はきっと活躍できるんじゃないかなと思います。

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仕事以外でも
できることの幅を広げたい

業務以外で、デザイナーとして取り組んでいる活動はありますか?

実はSansan株式会社のプロダクトデザイナー第一号なので、後から入ったメンバーの役に立つことをしたいなと思っていました。業務や自身の成長には直結しないかもしれないけれど、意識を引き上げられること、自分が引っ張れることはないかなという観点でいろいろな企画をやりましたね。国内外のUI・UX業界のニュースとか記事を読み合わせしたり、一つのアプリについて「このUXはいいね」「ここはこうしたほうがいいんじゃないか」と議論したり。あとはエンジニアとデザイナーから希望者を募ってランダムランチを設定したり。

現在は他のメンバーもいろいろな企画をしてくれています。一番多いのはランチ勉強会ですかね。毎日誰かしらが開いていますし、エンジニアを交えた読書会などもあって、文化として定着している感じがします。あとは不定期のデザイナーLT大会(※)。一人1トピックを数分で共有する小規模なものですが、自分では気付かなかった視点を得ることができて学びがあります。

(※)LTとは「Lightening Talk」の略で、3分や5分などの短い時間で行うプレゼンテーションのことを指す。

姜さんはイベントへの登壇も積極的ですよね。

デザイン業界でのSansanの認知を広げて採用に貢献したいっていう思いはありますね。また、プロダクトに向き合うだけじゃなくて、外に向けて発信することでデザイナーとしての仕事の幅も広げたいなと。外部の人との交流で得るものは多いですし、そういう意味でも一緒に働くメンバーに役に立てたらいいなと思っています。

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さて6年以上もSansanのプロダクトデザインを牽引してきた姜さんですが、生活で気を付けていることってありますか?

そうですね……やっぱり体調管理ですね。食べ物に気を付けること、体を動かすこと、よく眠ることはちゃんとするようにしてます。特にランチで食べるものには気を遣っています。仕事をしている間は業務だけに集中したいですし、自分自身をコントロールできないっていうのが嫌なんですよね。だから午後眠くならないようには腹八分目にする、炭水化物を避ける、なるべくヘルシーなものを食べる。生野菜はたくさん取りますね。

最近は野菜が高いので、フリマアプリでダンボール買いしてます。産地から新鮮な野菜を安く送ってくれるのでおすすめです!

また、以前はジムに通うこともありましたが、今は歩いて通勤するようにしています。歩くことで自分にエンジンをかけられるし、タスク整理や優先度設定を考える時間です。会社に着いたときにすぐ仕事に取り掛かれる状態でありたいんです。

業務に全力を注いでいますね。

ストイックなタイプって言われます(笑)。でも逆にオンとオフの差は激しくて、休みの日はだらーんとすることもよくあります。睡眠はたっぷり取るようにしていますし、疲れをなるべく業務に持ち越さないようにしています。


Sansanの一番の魅力、
それはやっぱり「人」

ベンチャーだった頃からずっとSansanのデザイナーを続けているのは楽ではないと思いますが、それはSansanの何が魅力だからでしょう?

変化の多い成長フェーズの中で6年続けてこられたのは、やっぱり「人」に尽きます。周りで一緒にものづくりしている人、一緒に働いている人たちを本当に信頼できるし、尊敬できる。出会いの力で世界を変えるという、同じミッションを共有できる、プロフェッショナルな同僚が集まっていると思うんです。

さっきもお話ししたとおり、プロダクト戦略開発室では営業などのフロント職のメンバーにもフィードバックを求めることが多くあります。必要だと思ったときにはいつでも、さっと声を掛けて話を聞きに行っています。

忙しい中でも時間を割いてこちらの質問に答えてくれるのは、プロフェッショナルとしては当然かもしれません。でもそれだけでなくて、複数の提案が返ってきたり「もう少し詰めた状態で改めて確認したいです」といった、次のフィードバックを申し出てくれることもしばしば。その人のチームに持ち帰って検討してもらえることもあります。フィードバックの時間が一度で終わることのほうが珍しいかもしれません。

これがプロジェクトの大きさにかかわらず、いつもそうなんです。開発部門に所属していなくてもプロダクトを作る一員なんだっていう認識が、社内に深く根付いているからかなと思います。多くのエネルギーを傾けて必ず向き合ってくれることがわかるので、こちらもやりがいがあります。同時に良い緊張感にもなります。

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なるほど。部門が違っても向かうミッションは同じですもんね。

そうですそうです。また、勤続年数が長くても短くても「この人には意見を言いにくいな」という雰囲気がないのも働きやすさの一つですね。私よりも前に入社した人はたくさんいますが、どんな意見をぶつけても絶対に向き合ってもらえる安心感があります。といっても、全てをただ肯定されるわけではありません。例えばデザイナーにとってはベストな選択肢でも、営業から見ると必ずしもそうとは限らない。意見が衝突しても、お互いが納得するまで建設的にコミュニケーションをとれる人が集まっていますね。

SansanはBtoBのサービスなので、自分の会社に導入されていなければなじみの薄いプロダクトだと思います。デザインの現場も想像しづらいかもしれませんが、入社すると実感できる強みがたくさんあります。プロダクトの規模や年収に魅力を感じてくれる人もいますが、本当の魅力はもっと中にある。プロフェッショナルな同僚と、遠慮なく意見を交わしてプロダクトを作っていけて、だからこそ何年も働く人がたくさんいるんですよね。業務に最大限向き合いたい人にとって、働きやすい環境があります。


インタビュー後記

Sansanのプロダクトデザイナー第一号である姜さん。日頃からその華やかかつスマートな立ち振る舞いに同じ女性としてひそかに憧れていたので(笑)、インタビューをずっと楽しみにしていました。業務に全力投球する姿勢は想像以上にストイックで、見習うべきところがたくさん。そして「Sansanの一番の魅力は『人』」という話には心の底から共感しました。職種を問わず、Sansanには本当に優秀で人柄も魅力的なメンバーが集まっているんです。

現在、Sansanのプロダクトデザイナーを募集中です。気になった方はぜひこちらの採用情報をご覧ください。

interview: ブランドコミュニケーション部 長倉紀子 text: ブランドコミュニケーション部 五味春香 photo: 山平敦史

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