こんにちは。人事本部の中村登です。
今回は、Sansanの社内制度である「コーチャ」の取り組みをご紹介します。「コーチャ」は、メンバーがコーチングのトレーニングを受けたコーチと対話し、個人の伸びしろや可能性から成長の為の課題を発見し、行動の後押しをする制度です。
その中でも、弊社カスタマーサクセス部のマネジャーであり、1児のママでもある内藤は、自らの意思でコーチングを学び始め、主に結婚や出産などライフイベントに応じた社員の課題に一緒に向き合う社内コーチとして活動しています。
今回は、内藤がどんな思いでコーチングに向き合っているのか、今後実現していきたいことなどをインタビューしてみました。そこには「ライフイベントによる変化があっても、大切にしたいものを諦めず、自ら道を切り開いていくこと」を大事にし、社員を後押しする内藤の姿がありました。
今回は、Sansanの社内制度である「コーチャ」の取り組みをご紹介します。「コーチャ」は、メンバーがコーチングのトレーニングを受けたコーチと対話し、個人の伸びしろや可能性から成長の為の課題を発見し、行動の後押しをする制度です。
その中でも、弊社カスタマーサクセス部のマネジャーであり、1児のママでもある内藤は、自らの意思でコーチングを学び始め、主に結婚や出産などライフイベントに応じた社員の課題に一緒に向き合う社内コーチとして活動しています。
今回は、内藤がどんな思いでコーチングに向き合っているのか、今後実現していきたいことなどをインタビューしてみました。そこには「ライフイベントによる変化があっても、大切にしたいものを諦めず、自ら道を切り開いていくこと」を大事にし、社員を後押しする内藤の姿がありました。
プロフィール
内藤 雅美
ビジネス統括本部 事業企画部 HRBPグループ
2016年Sansan入社。カスタマーサクセス部(以下、CS部)にて、エンタープライズ企業の導入・運用支援、リーダー業務を経験後、出産のため一時休職。復帰後は、事業企画部にて人材戦略・採用戦略を推進し、事業の持続的成長を支えている。また、人事本部に所属し社内コーチとして活動中。
コーチングを始めたきっかけ
初めに、何がきっかけでコーチングを始めたのですか?
内藤:元々は、自分自身が変化のたびに社内コーチに助けられて来たのがきっかけです。入社当初、周りに優秀なメンバーも多く、人と比較してしまってた時の自分や、出産から復帰した時、マネジャーになった時など、節目節目にコーチングで前に進めた経験をしました。そこから、人が前に進む後押しをしたいと強く思うようになりました。
なるほど。自らもコーチングに助けられた原体験があるのですね。
内藤:はい。それまでは自分が利用する側だったのですが、去年より組織が変化する中でその価値を提供する側になりたいと思い始めました。昔の自分だったら、社内でコーチをやりたいなんて言えなかったと思いますが、その時の上長や社内コーチに自分の思いを打ち明けたら、応援してくれて。それもコーチングによって起きたご自身の変化だったのですね。
内藤:そうですね。最初は影でボランティア的にやったり、自らがマネジメントするチーム等に向けて行ったりするつもりで、平日夜と週末に資格を取るための学校に通い始めました。2021年3月より社内コーチとなり、結果的にコーチングの対象は、マネジメントや、産休・育休明けの社員、ママ社員などに広がっています。立場的に弱音をはけなかったり、孤独になってしまったりする時こそ、壁打ちの相手となることでその人が次に進む後押しをできればという思いでやっています。
コーチングで大切にしていること
内藤さんが、コーチングをする上で大切にしていることはありますか?
内藤:相手がどういう思いを持っているか、何を大切にしているかを見つけることを大事にしています。やらなければいけないのは分かってるのに、うまく行動できない時って何かあったりするんですよね。なので、最終的には複数のセッションの中で行動に結びつけてもらうんですが、その手前のところで、その人自身が大切にしていることや、やりたいこと・なりたい姿を本人自身に引き出してもらえるように心がけています。
なるほど。改めて考えると難しい場合もあるのではないかと思いますが、何か工夫されてることはありますか?
内藤:Sansanは論理立てて考えることが得意な人が多い印象ですが、逆に仕事だと論理性や「ちゃんとしなければ」という意識が先行して、頭で考えることの枠を超えないこともあります。なので、単語でも、ジェスチャーでも、自分の中に内在してるものを好きな形で表現してもらうようにしています。対話だけでなく、エンボディメントと言って身体を使って表現してもらったりもしますね。
具体的にはどんなことをするのでしょう?
内藤:物事を見ている視点を変える時に活用したりするのですが、例えば実際に立ってる場所を変えてもらったり、バスケをしている時、縄跳びをしている時など、その人の好きなことをしている瞬間のことを想像してもらって、その時のテンションで改めて向き合っていた課題を見てみるとどうか、ということを試してもらったりします。いくつかそうやって視点を変えた上で、自身がどの視点でありたいかというものを選んでもらい、物事の捉え方に新たな一面を見出してもらったりしますね。
なるほど、興味深いですね。
内藤:そうですね。そんな中で、相手が「あっ!」と自分の大切にしているものを見つけられた時はすごく嬉しいですし、私自身もやりがいを感じたりします。私は「答えはその人が持っている」ということを強く信じていて、それがコーチングの大前提にあります。その中で「良かった」とか「やる気が出てきた」と言ったマインドだけでは終わらず、行動に移してもらうところまで後押しすることは大切にしています。
セルフマネジメントと今後実現したいこと
CS部の業務に、ママに、更には社内コーチと多忙な内藤さんですが、どのようにセルフマネジメントされているのでしょうか?
内藤:不思議なもので、社外のイベントに出た際に登壇者の方が仰ってて共感した言葉でもあるんですけど、「40の行動をしようと思って40やるのと、目標の40の行動に加えて+αで何かやる必要が生まれた時を比較すると、後者の場合は、どうやって40の中でやるかを考え出す。考えるきっかけが生まれて、生産性が高まり、結果的に良い循環が生まれる」って仰ってて、本当にその通りだなと思いました。自分のやりたいと思うことを、諦めずにできている状態が、良い状態だなと思いますね。とはいえチームメンバーが優秀なので、私がマネジメントしなくても、勝手に動いてくれるというのもあるんですけどね。笑
なるほどですね。そんな内藤さんがこの先実現したいと思っていることはありますか?
内藤:そうですね。一番は働き方が多様化してくる中で、自分が母親だからというのもあり、それを見据えた人たちがその変化に適応できるような何かをしたいですね。育休に入る人、ライフイベントを迎える人、いつか結婚するかもとか、漠然と不安を抱えている人など。ふとした瞬間に「自分は何をやりたいんだっけ」「このままの働き方をずっと続けるんだっけ」と言った人に話にくいことを、安心・安全に受け止め、その人が大切にしているもの、実現したいことを後押しできる存在でありたいと思ってます。
素晴らしいですね。
内藤:はい、というのも私自身、産休から復帰した時に、すごくモヤモヤした思いがあったんです。当時は子供がいるから皆配慮してくれてたのですが、何か楽しくない感じもして。自分はやりがいを求めてるのだなと。自己実現や自己成長が自分の人生においてすごく重要な位置付けになってると気づきました。そうなった時に後押ししてくれたのが、コーチングでもあったので、私自身もそういう存在でありたいと思います。
ありがとうございました!
編集後記
今回は、社内コーチとして活動する内藤へのインタビューを通じて、日々の業務や、コーチングへの向き合いについて掘り下げて来ました。内藤自身が過去に経験したことが原体験となってコーチングを始めたこと、自身と同じような悩みを持つ社員の助けとなりたい気持ちなど、内藤の人柄や信念を感じる場面が多く、また「仕事に向き合い、情熱を注ぐ」というSansanが大切にしているValuesを体現している様子に私も活力をもらいました。
ライフイベントによる変化があっても、自身の大切にしているものや、どういう人生を歩んでいきたいか、そんなことに向き合う環境がSansanにはあると思います。
Sansanで働くことに興味があるかたは、ぜひ募集職種一覧をご覧ください。
text&photo: mimi