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業務環境を整えるための入社時支援制度「Geek Seek Plus」

こんにちは。mimi編集部です。Sansan株式会社では、採用ホームページや社員の紹介から直接弊社の採用に応募いただいたエンジニア・クリエイターを対象に費用補助を行う、「Geek Seek Plus」という制度を導入することとなりました。
元々SansanにはGeek Seekという制度があります。Geek Seekとはエンジニア・クリエイターを対象とした費用補助制度で、知識習得や業務効率向上に必要な書籍、ツールの購入やスキルアップのためのイベント、勉強会の参加にかかる費用が補助される制度です。
Sansanはオフィスという場所で一体感を持って働くことを大切にしている一方で、メンバー自身が働き方を選択する働き方を取り入れているため、メンバーはGeek Seekを利用して各々の業務環境を整えています。
そういった業務環境整備のために33万円の費用補助を入社時に行い、一括して整備ができるようサポートすることで、入社直後からよりよい環境で仕事に取り組めるようにすることを目的としたのが「Geek Seek Plus」です。
では、なぜGeek Seek Plusが導入されたのか。導入に至った背景について、中途採用担当に話を聞いてみました。

働く環境が技術力向上につなげる

峯木 晴香(人事部中途採用グループ)

Geek Seek Plusが生まれた背景を教えてください

エンジニアメンバーからの声がきっかけとなり、この制度が生まれました。それは、働く環境をよりよくする制度を作って欲しい、といった具体的な声ではありません。他社の事例を参照した社員より、エンジニアの仲間を増やすために、当社でも有効ではないか、ということでVPoEの西場に提案があり、すぐに人事へ共有され、そこから制度という形で取り入れることになりました。
しかもこのGeek Seek Plusはその発案から実施確定まで約2週間で行われ、今までにないスピード感で実現しました。
まさにSansanのカタチである”最速を目指す”、”意思と意図をもって判断する”を体現しているなと私自身が実感した体験でもありました。

エンジニア/クリエイター向けの制度に力を入れている理由を教えてください

当社の社内制度は単純な福利厚生ではなく、事業成長に資するものかどうかを重視しています。
社内制度の目的は、事業成長につなげるためのエンジニアやクリエイターの技術力向上や業務効率改善ですが、採用観点では採用力の強化につながるものの一つとなります。
このような社内制度はSansanだけが取り入れているものではありませんが、同様の制度を導入している企業は多くはないからです。
また、Sansanで働くことを志望される方は成長意欲の高い方が多く感じるのですが、いざ業務に向き合っていると、アウトプットをする機会により一定の成長は得られても、インプットの時間の確保が難しいという声も聞きます。当社はそのインプットをGeek Seek等の制度でサポートしていて、実際にそこに魅力を感じたという社員もいます。
そういった成長意欲の高い優秀なエンジニア、クリエイターたちが存分に能力を発揮できる環境を整えることが事業の成長に繋がり、そして整った環境に魅力を感じて優秀な方々が当社に入社されることで、更なる事業成長に繋がると考えています。 事業成長のために、社内だけでなく社外にも目を向けて、導入された制度なんですね。
次に、Geek Seek利用者である3名の社員にインタビューをし、この制度の対象となる新入社員におすすめの活用法を聞いてみました。

集中できる環境作り

プロフィール
松永 俊(写真左上)

Sansan名刺メーカーUnit プロダクトデリバリーグループ Webアプリケーションエンジニア(2022年入社)

板井 さくら(写真右上)

Sansan Unit Product Designグループ UI/UXデザイナー(2020年入社)

辻田 美咲(写真下)

技術本部 研究開発部 Architectグループ Webアプリケーションエンジニア(2021年入社)


おすすめのツールはありますか?

松永:私は高さの調整が可能なデスクが欲しいです。もし自分がGeek Seek Plusを利用できるとしたら真っ先に購入しますね。
板井:私も似た理由で、スタンディングができるデスクや体に優しいデスクチェアの必要性を感じます。オフィスだと会議や質問をするために立ち上がる機会が多いですが、在宅となると必然的に座りっぱなしになるので、立って作業ができるデスクや、身体への負担が軽減できる椅子などは、疲れにくさや健康面で良いですし、業務へ集中しやすいということにも繋がってきますよね。

他に重要視する点はありますか?

辻田:私は集中して業務に取り組める時間が欲しいため、ノイズキャンセリング機能が備わったヘッドホンは必須のツールです。外の雑音を消してくれるので、オフィスでも使用して自分の作業に集中しています。
松永:私も辻田さんと同じく、雑音を消してくれるイヤホンやヘッドホンを買いたいと思っています。
私の場合は家族と住んでいるため、在宅時は家の中の雑音も多いですし、反対にヘッドホンを使わないと、会議の音声が外に漏れるという、セキュリティ面のリスクが多いためです。

確かにエンジニアやデザイナーは、黙々と作業するため、集中できるような環境作りは特に重要そうですね

実務に特化したツールや講座

Happy Hacking Keyboard
板井:私がもし対象だったら、ずっと気になっている「Designship Do」という実戦型デザインスクールを受講したいですね!
Geek Seekはスキルアップのための勉強会や講座なども補助の対象になるので、こうした機会にも活用できますよね。これから入社される方が羨ましいです!(笑)

職種や開発/デザイン対象ならではのおすすめのツールなどもあるんでしょうか?

辻田:私のはエンジニア向けにはなるかと思うんですが、Happy Hacking Keyboard(HHKB Professional HYBRID Type-S)をおすすめします。私にとって身体の一部と言えるほど最高のキーボードだと思っていて、元々1台所有していたのですが、Geek Seekでオフィス用にもう1台購入しました。

どんなところが最高なんですか?

辻田:テンキーがなくコンパクトなのと、少しマニアックなのですが、CtrlキーとFnキーの位置が絶妙なおかげでホームポジションからあまり離れることなく、いろんなショートカットコマンドが叩けるところがお気に入りです。あとスコスコした打鍵感は本当に最高です。

編集後記

取材を通じ、一律で同じ業務環境を整備されるよりも、自分にあった物や方法を選択できる点が、Geek Seek Plusの魅力だと感じました。
入社時から環境が整った状態で業務を始められることで、生産性を向上させ、結果として事業成長にもつながることが期待できます。

Sansanのエンジニア情報サイト「Sansan Engineering」

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text&photo: mimi