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ビジネスデータに可能性を感じている人と「データ戦略部」で一緒に働きたい

こんにちは、mimi編集部です。今回は、技術本部データ戦略部、マスターデータグループエンジニアの松本清紀にインタビューを行いました。2年前の入社時からやりたいと思っていたことに今ようやく集中して取り組める環境が整ったとのこと。「データ戦略部」のエンジニアならではの面白さとは。

プロフィール

松本 清紀
技術本部 データ戦略部 マスターデータグループ テクニカルリード

大手メーカーにて半導体集積回路の設計実装、クラウドサービスの開発に従事し、2020年にSansan株式会社へ入社。人事異動をデータ化するシステムJESの開発に携わり、2022年よりデータ戦略部にてマスターデータを作り上げるサービスの開発をリード。


「データ戦略部」ならではの
エンジニアリングがある

まずは自己紹介と入社の経緯を教えてください。

前職は大手企業だったのですが、もっと裁量を持って働ける環境に行きたいという気持ちがあり、その軸で転職活動をしていました。そんな中でエージェントを通して紹介してもらったのですが、技術力もしっかりとしていて、なおかつ幅広い仕事に裁量をもって取り組めそうだったので、入社を決めました。2020年に入社して現在3年目です。

入社後はどんなことを?

入社後すぐに、営業DXサービス「Sansan」キャリアプロフィール「Eight」で配信する、人事異動情報をデータ化するシステムに携わっていました。人事異動の情報は構造化されたデータではないため、これまで人の手で入力していたのですが、精度が高い一方、データ化のコストがかかってしまうため、自動化への取り組みを行っていました。直近半年は、マスターデータを管理するシステムのリプレイスをしています。

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松本さんが感じる「データ戦略部」の面白さとは?

最近、プロダクト「Sansan」のキャッチコピーが、「法人向け名刺管理サービス」から「営業DXサービス」へと変わりました。これがデータ戦略部の面白さと深く関わっていると私は考えています。
Sansanを利用する企業ならではのデータベースを作るため、国内にある140万以上の企業の多種多様なあらゆる情報をどう集めて、どう組み合わせながら巨大なデータに成長させていくかは、とてもチャレンジングで面白いことだと感じます。
そのためには、Sansanがこれまでに培ってきたさまざまな技術が役立ちます。例えば、複数のデータベースの中から個人名や住所といった条件を指定し、同一人物や同一企業を特定する「名寄せ」もデータ戦略ならではのエンジニアリングです。膨大にあるデータから精度を出していくのは、とても困難なことですがそれだけに面白さがあるのだと思います。

SansanのValues「最速を目指す」に
強く共感

いわゆるウェブアプリケーション技術とは違う面白さですね。

はい。アプリケーションエンジニアの技術とはまた違って、データを使ってQCD(Quality、Cost、Deliveryの頭文字をとった用語)を追求し、価値あるデータに仕上げるという意味では、データエンジニアに近い立ち位置で仕事ができることも僕にとっては面白さですね。
そしてこれはSansanの全部署の仕事にも当てはまることかもしれませんが、データ戦略部においても、正解が決まっていないものを模索しながら作っているという実感があります。2年半前、僕の面接を担当してくれた人が、いつかSansan 独自の企業データベースをつくりたいと話していて、その言葉は大きなインパクトがあり、入社への大きな決め手になりました。
2年経った今、組織体制のアップデートも重なって、データ戦略部が組織として独立してでき上がり、集中して向き合っていける体制が整ったことは、入社の頃からいつかはと思っていた大きなことにようやく今挑戦しているんだという思いがあります。

今松本さんが感じている課題とは?

今、こうして新しくチャレンジングなことに取り組むにあたって、どれだけ採用を急ピッチで進めたとしてもエンジニアの数には限りがあるので、効率をあげることに課題を感じています。
これは企業データーベースを作ることに限った話ではなく、Sansanのプロダクトについても言えることだと思っています。Sansanでは名刺や請求書、契約書などさまざまなものをデータ化していますが、それぞれにサービスを作っていくよりも、もう少し抽象度高く、あらゆる情報を入力しても適切にデータ化できるようにプラットフォーム化できないかという思いが私個人としてはあります。

松本さんが仕事をするうえで大事にしていることは?

僕はSansanのValuesの中でも特に「最速を目指す」に強く共感しています。それは速さだけを重視して品質を軽視していいという話ではもちろんありません。
プログラムというのは、一度書いたら10年くらい動いてしまうんですよね。最初に適当に書いてしまったら、その後長期に渡ってクオリティが下がることはかえって非効率です。そうではなく、最速でやり遂げる方法を考えながら行動して、それが長い時間品質を保てるような「持続的最速」を目指したい。このことはチームのValuesにもしていて、個人だけでなくチームでも共有しています。

顧客価値を考えられる人と
一緒に働きたい

松本さんが考えるデータ戦略部に向いている人とは?

「顧客価値を考えられる人」だと思います。僕らはSansanの基盤となるデータベースを作っていく部署なので、実はお客様からはいちばん遠いところに位置しています。仕事をしながらお客様の存在を感じたり、意向を直接聞けるわけではないからこそ、顧客にとっての価値を常に想像できることは、重要なスキルです。
常にお客さまにとっての価値を軸にした考え方ができる人はデータ戦略部で活躍できると思いますし、楽しく一緒に働けるのではないかと思います。ただ、お客様と直接触れ合わないと言ってもSansanには、Slack上に全社員が投稿可能なフィードバック専用のチャンネルが公開されているので、そこで声を拾ったり、意見を聞くことができるのはとても助かりますし、顧客価値を提供できているという励みにもなります。
あとは、ビジネスデータに興味がある人ですね。私たちは普段からさまざまなビジネスドキュメントに触れているので、そこに興味があり、かつ、ビジネスデータに可能性を感じている人と一緒に働けたら嬉しいです。

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text&photo: mimi