サステナビリティ(sustainability)は直訳で「持続可能性」という意味です。企業が使う場合は、自然環境や経済に与える影響にも目を向け、事業の価値と共に社会的な価値も生み出していこうという考え方や活動のことを指します。Sansanでは、“これからのために、今からできることを”というコンセプトのもと、これらの取り組みを総称して「NEXT」と呼んでいます。今回はそんなNEXTで行っている活動の内容をご紹介します。
NEXTの歩み
そんなNEXTには現在5つの活動があります。
- 当社のサービスを通じてNPO活動を支援する「Sansan for NPO」
- データ化された書類を森に還す植樹プロジェクト「Scan for Trees」
- 名刺を通して子どもたちの教育を支援する「こどもめいしプロジェクト」
- これからの未来を作る起業家の育成を支援する「神山まるごと高専設立」
- 社会貢献と社員同士の交流を両立する活動を行う「よいこ for CSR」 (※)
これらの活動の中からいくつか詳しくご紹介したいと思います。
※ よいこ:社員同士の交流や一体感の向上を目的とした会社公認の部活動。
「よりよいコミュニティー」が制度の由来。よいこの記事はこちら(前編 / 後編)。
Scan for Trees

活動の一環として、社員が現地に赴いて植樹をする植樹ツアーも行っております。現在はコロナの影響で開催しづらい状況ではありますが、コロナ感染拡大前までは年に1度ツアーを行っていました。さらに2022年6月からは、名刺だけでなく、Bill Oneの請求書やContract Oneの契約書も植樹対象として規模を拡大しています。データ化枚数とともに植樹数も伸び、これまでの植樹総数は2022年8月時点で11,579本になりました。
Scan for Treesは認定NPO法人環境リレーションズ研究所様が展開する「Present Tree」というプロジェクトを通じて植樹活動を行っています。植樹が必要な理由や環境へ与える効果など、詳細が気になる方はPresent Treeのサイトもぜひ見てみてください。
Sansan for NPO
そんなSansan for NPOがこの度リニューアルし、新プラン「Sansan for NPO 名刺管理プラン by Eight Team」が2022年6月より提供開始されました。こちらは、中小企業向け名刺管理サービス「Eight Team」を特別な内容で利用できる非営利団体向けのプランとなっています。

Sansan for NPO 名刺管理プラン by Eight Teamにてこれらの機能がご利用いただける他、イベントで交換した名刺をまとめてデータ化したい時に便利なスキャナーが無償で提供されます。
こどもめいし

最後にご紹介する「こどもめいしプロジェクト」は、NEXTへの名称・コンセプトの変更とともに、活動の幅を広げ開始された教育支援を目的とした活動の1つです。私たちが事業で扱っている名刺を通して、あらゆる出会いに価値があることや、人と共創する大切さを子どもたちに伝えていく取り組みです。
専用サイトよりお申し込みいただくと、オリジナルの名刺が作成されお手元に届きます。お子さまとの名刺交換を通して、ご家族のお仕事について会話してみたり、お友達同士や学校でのコミュニケーションツールとしてみたりなど、名刺交換という行為が学びのきっかけとなります。Sansanではご家族を招待するファミリーデー(※)を開催しており(現在はコロナで休止中というような注釈を入れる)、ゲームを通してたくさんの社員と名刺交換したり、出会いのストーリーを描いた絵本を読んだりなどしてこどもめいしを活用しています。参加した子どもたちも、楽しく進んで名刺を交換してくれました。
また、先日開催された「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント2022」では、特別協賛社ブースにて、お子さまの写真撮影とともにこどもめいしの受付を行いました。こちらも好評で、たくさんのお子さまに名刺を作成いただきました。
こどもめいしはどなたでもお申し込みいただけますので、ご興味がある方はぜひお申し込みいただき、お子さまと名刺交換してみてはいかがでしょうか。
※ ファミリーデーはコロナにより一時開催を見合わせています。
今回は3つの活動をご紹介させていただきましたが、その他の活動含め、今後も社会貢献に取り組んで参りますので、ぜひご注目ください。
編集後記
私たちにとってNEXTのような活動は、社会貢献活動の体験となることはもちろん、自分たちが行っている事業がどのように環境や経済と関わっているのかを知る機会でもあります。ミッションやビジョンの達成のために日々奮闘して業務を行っていますが、その外を取り巻く環境や経済にも日々目を向けられる視座を持っていたいなと改めて感じました。
interview & text: mimi編集部 photo: 人事部 高橋淳、森透